なもなきアクアリウム

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すきなこととかたのしいことを…

【朝倉】オリジナルロックグラスとロットナンバー消失の秘密。

出勤前にイラストを大まかに描き、仕事中にブログを更新し、寝る前にイラストを仕上げる生活をしています。

最近は絵を描くのが楽しくなってきました。

 

そんなことは置いておいて、先日言及した「朝倉ロックグラス」付セットが届いたので今回はそちらの紹介です。

前回の記事はこちら

asgsn.hatenablog.com

 

朝倉とはなんぞや?という方はこちら

asgsn.hatenablog.com

 

朝倉 ロックグラス付セットf:id:asgsn:20210509143913j:plain

ノーマルの「朝倉」1本とロックグラスが2つついてくるセット。

見ての通り贈答用でしょうね。価格はだいたい4000円とちょっと。

「朝倉」の価格が税込3300円でグラスがついた贈答用なのでこんなもんでしょう。

 

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余剰スペースに商品アピールを欠かさない、広告力を感じる。

 

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前回のローヤルに引き続いて調子に乗ってライティングをしてみたら何が何だかになってしまった。これはこれでヨシなのかもしれないが透明ボトルでなおかつラベル自体に透過性があるのでなんか逆光みたいになってしまった。

 

このノーマル「朝倉」自体は前回にも紹介したので詳しい話はそちらを参照していただきたいが、今回話したいことは別にある。

「ラベルのロットナンバー消失問題」である。

 

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左:旧ラベル

右:現行ラベル

 

細かい点は置いておいて、ロットナンバー欄がごっそりと消えている。

確か初期は「最低6年間の熟成の~」という謳い文句だったような気がします。もちろんそれは樽で熟成しすぎなのもエグみが出てきて問題なので香り、味を加味してのブレンダーさんの巧みな判断によるもので「短い!」ってことでは無いことを注釈しておく。

最近のは「最低8年間熟成の~」という謳い文句に変わっている。

 

 

次は裏のラベルを比較していく。

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これが旧版

ここに「6年以上熟成~」の文言がありましたね。

それと樽番号貯蔵開始年月の記載がありなにやら特別感が漂うのが好きでした。

 

表記上から見る限りでは、いわゆる単一樽からの瓶詰である「シングルカスク」というやつですね。

 

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こっちが新版
製造過程を詳しく載せています。

表面のロットナンバーと同じく、樽番号と貯蔵開始年月は記載されていません。

これはただの憶測にすぎませんが熟成原酒同士のヴァッティングという手法に変え、シングルカスクではなくなったのかもしれませんね。まさにブレンダーさんの本領ですね。
 

憶測から話を広げるのもどうかと思いますが、もしそうならロットナンバーや樽の情報がゴッソリなくなっていてもまあ納得できますね。

品質の一定の水準が保たれるわけで、いつ飲んでもいつもの「朝倉」というわけです。

 

もちろんロットナンバーによって細かに味が違っていた(だろう)旧版も面白みがあっていいですが・・・

 

 

朝倉ロックグラス

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これがほしかったやつ。

公式的にはハイボールをおすすめしているのか、ロゴの下にハイボールの文字が。

 

個人的にはモルトの香り、甘みを最大限に感じられるストレートが好きなのですが、時代が時代だし…そういうことなんでしょう。

しかしロックグラスでハイボールを作るのか…?といったらギモンなところである。

 

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先の記事で触れたとおり、表裏一体で裏側には同社製品の「千年の眠り」のロゴが印字されている。

「朝倉」の先駆けといえるまさに先輩焼酎である。

 

ここで言うのもなんだけど撮影場所が汚いので拭き掃除しないといけない。

 

持ってみると重量感があり、まさに昔ながらのロックグラスといった感じ。

ワイングラスでいう「リム」(口が当たるフチの部分)は厚め。

 

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写真撮るのが下手すぎて死にたくなるが、印字してあるロゴは金色。

琥珀色の「朝倉」を注ぐとさぞ映えるでしょう。

 

 

 

なんどもくどいが下に商品リンクを貼っておくので興味のある方は購入を検討してみてください。

こないだはホワイト&マッカイのグラス付きを買ったしそういうグッズにほんと弱いんですわよねぇ~~~~

 

 


 

【古酒】サントリーローヤルSR後期版とホワイトホースエクストラファインを買った。

謝罪します。

5月5日、ブログを書く予定だったのにサボってすみませんでした。

謝罪は以上です。

 

さて、今回先日オークションで落札したウイスキーの紹介をします。

 

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左:ホワイトホース エクストラファイン

右:サントリーローヤルSR 響マーク

 

 

フン…なんでぇ今更…みたいな感じかもしれん

参考までに落札価格はホワイトホースが3,023円ローヤルSRが5,170円(箱付き)でした。ちょっと高めな気がしますが状態がいいので良しとします。

 

 

 

サントリーローヤルSR(後期モデル) 響マーク

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Suntory Whisky "ROYAL" 

流通時期:1991年~1995年(その後はプレミアム12年へバトンタッチ)

内容量:720ml

アルコール度数:43%

ブレンデッド・ジャパニーズ・ウイスキー

 

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コルクはふつうのものになっている。

後期SRになってからの変更なのかな?

追記:調べてみたら中期の金枠向獅子SRでもプラスチック部分があったのでコルクについてはこの後期ボトルからの変更と思われる。

 

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目を引く「山崎15年モルトの文言。

何気に「20数種の熟成モルトというのも力の入りようを感じられて凄みがある。

 

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自分の中で、ローヤルと言えばこれ!というイメージがあるせいかこのラベルに妙に惹かれる。15年ゴールドラベルのようにギラギラしているわけではないけれど、要所要所で金があしらわれていて確かな存在感を感じる秀逸なラベルデザインだと思う。

 

ところで、モノ撮りのライティングってふつう何を使うのだろうか?我は一人暮らしをしていた時に電気代を滞納して電気を止められたときに部屋が真っ暗で泣きそうになったのでセブンイレブンで買った小型のLED懐中電灯を使っている。今回はボトルの裏に仕込んで琥珀色が映えるように撮影してみた。どうだろうか・・・?

 

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ちなみに箱はこんな感じ

なんかこういう箱で色がエメラルドグリーンだったりレッドだったりするのを見るのだがクイーンサイズ(1000ml)とか向獅子マークの時とかの差別化なんだろうか?(未検証)

 

向獅子マークだの響マークだのペラペラとよく喋るがなんちゃらマークというのはラベル上部にあるアレである。

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左の紋章みたいなやつが向獅子、右のドット絵みたいなやつが響マーク

並べてみるとよくわかるが初期SRと後期SRではボトルの形が違う。

おそらく特級向獅子SR(初期)→金枠向獅子SR(中期)のタイミングで変わったのだろうが新しいデザインのボトルは現行まで同じ形が使われ続けている(と思う)。

追記:調べてみたら初期、中期は同型のボトルで後期になって変更されている。コルク栓の仕様変更も中期→後期だしそこでの変更が妥当だと思う。

 

6、7年あとに生産されたボトルなのと、きちんとシュリンクで栓周りがきちんと覆われている(特級のSRはモロ出し)ので前回みたいに香りが漏れ出していた…などということもなく割かし安心して取り扱えそうなのがうれしかった。

 

 

 

ホワイトホース エクストラファイン

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WHITE HORSE  Extra Fine 

流通時期:1989年~1990年代中期?

内容量:750ml

アルコール度数:43%

ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー

 

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日本で一番売れているスコッチウイスキーといえば!でおなじみのホワイトホース。(売れているのはファインオールドのほうだが・・・)

 

このエクストラファインは日本酒税法での等級制度廃止後のモデル。

特級時代のエクストラファインも存在し、違いとしては分かりやすく

・馬がデカい

・ラベルに金枠がある

パッと見でこの2点が大きな違いである。

終売時期はいまいちよくわからないが手元にあった1998年刊行の「世界と日本のウイスキー・カタログ」では既に「ホワイトホース12年エクストラファイン」に置き換わっているので終売はそれ以前であることが推測できる。

 

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キーモルトを明示してあるラベルも今の感覚では珍しいような気がするがスペイサイド・スコッチの「グレンエルギン」がキーモルトと記載されている。

特級時代だが「エクストラファイン」の同期に

「ホワイトホース12年デラックス」

「ホワイトホース マイルド」

が存在し、それぞれラガヴーリン「クライゲラヒ」の比率を高めている。

いわばこの「エクストラファイン」は「ホワイトホース グレンエルギン強い版」とでもいう感じだろうか。

 

12年デラックス、マイルドはのちに終売(等級制度廃止のタイミング?)し、残ったエクストラファインが先の「12年エクストラファイン」に生まれ変わる・・・というのが流れであるらしい。

 

ちなみに、ホワイトホースは1920年に先んじて金属製スクリューキャップを採用したウイスキーといわれているがこの「エクストラファイン」はコルク栓である。なんで?

 

Q.そもそも何で買ったの?

A.ソダシ…

 

 

奇しくも特級時代を超えた直後のウイスキーを2本買ったということになったがそれぞれに特級時代に残してきた歴史があって面白いウイスキーでした。

というわけで順調に散財していってるのですが、これほど楽しいコレクションは無いと思う。飲めるし、歴史を調べられるし、飾って楽しいし。もう少し前の時代に生まれていれば今のように高騰したウイスキーを相手に四苦八苦することもなくウイスキー黄金期を楽しめたのかなと思うと少し悲しいところではある。酒は20歳を超えてからじゃないと飲めないから…

【チーズ】悪夢が見られるらしいので「スティルトン」を寝る前に食べた。

報告ですが、Twitterアカウントをまた使うことにしました。

 

報告は以上です。

 

 

皆さんは世界三大青カビチーズをご存じですか?

ゴルゴンゾーラ」と名前を出せばあぁ~なるほどねと感じる方も多いと思います。

 

イタリアゴルゴンゾーラ

ギリスティルトン

フランスロックフォール

 

これらが世界三大青カビチーズ(ブルーチーズ)です。

 

中でも「スティルトン」はイワクつきのチーズで、wikipediaには

  • 2005年、英国チーズ委員会(British Cheese Board)は「就寝前に食べたチーズと夢の関係」についての調査報告を行った。この中でスティルトンチーズはほかのチーズよりも「奇妙な夢」を見る確率が高いとしている。就寝30分前にスティルトン・チーズの小片20gを食べた被験者200人のうち、男性の75%は「奇妙で鮮明な夢」を、女性の85%が「奇怪な夢」を見たという

 ・・・という記載がある。

 

「奇妙な夢」「奇怪な夢」とは一体なんなのか?

その謎を解明するため、我々調査隊はスーパーの奥地へと向かった――

 

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はげしい波が かさなって 世界三大ブルーに なるんです

 

写真が下手すぎるのでどうにかしてほしいところだがスティルトンを手に入れることができた。

ちなみに先ほどイワクつきなどと言ったが英国のエリザベス女王陛下も御用達の由緒正しいチーズらしい。ロイヤルなチーズなんです。

 

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買値は90グラムで900円ほど。

就寝前に20グラムほど食べて寝るとのことで

 

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目分量で申し訳ないが適当にカットしてベッドサイドに置いておいた。

ちなみにいつも撮影しているところがこのベッドサイドである。

左は180mlサイズの山崎のボトル。

 

ふだん眠りにつくのが午前2時くらいなのでそれまでふつうの生活をしつつ、ホワイト&マッカイのロックやハイボールを嗜んだりした。この完成度のブレンデッド・スコッチ・ウイスキーが1080円くらいで買えるのはおかしい。(いい意味で)

 

今日は明日が休みなんで結局なんやかんやで午前3時くらいに横になりスティルトンをかじった。

 

 

テイスティングコメント~

 

香り:くせぇけどチーズ慣れしているので言うほど不快じゃない。不快な香りのときに自分はよく「公衆便所の香り」と例えるのだが公衆便所でチーズを嗅いだときみたいな感じの香り。

 

味:パッケージにねっとりとした食感などと書いていたけれどホロホロとした食感。青カビのところが塩味が強くてしょっぱい。ちなみに塩味のことを「エンミ」と読む世の中の風潮が気に食わないのでエンミと読んでいる人を見ると壁を作るようにしている。口に入れてしまえば臭いは気にならなくなるし、口臭がチーズ臭いなどということもない(気がする。すでに鼻がおかしくなっていたのなら知らない)。

 

総評は「悪くない」です。

ただ最近ベビーチーズワサビ味とか、マルゲリータピザ味とか、焦がしにんにく&ネギ油味とかへんなフレーバーをいろいろ買いあさって食べているのでなんか物足りなく感じた。

それに関連して「いまベビーチーズ界隈がアツい!」などという記事を書こうと思っている。

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

悪夢を見るのを懇願するなんて最初で最後だと思う。

ちなみにマジでなぜか眠れなくなって最後に時間を確認したのが4時30分頃だったのを記憶しているので少なくともその時間くらいまで起きていたということになる。。。。

 

そんなことはどうでもいいが、夢は見た。しかも、無料でだ3つもだ!

 

 

・1つ目の夢

会社で話しかけられなければ勝ち、みたいなルールでコソコソ隠れまわってスーパーの試食コーナーの食べ物を食す、グルメレースの夢

 

・2つ目の夢

深夜帯の音楽番組にウルトラ6兄弟(ウルトラマン)が出てて「この絵面でおかしいのはどこ?」みたいなクイズが出題されて(そもそも全部おかしいだろ・・・)みたいなツッコミは無くウルトラの父が混ざっているのを言い当てる夢

 

・3つ目の夢

ブログにコメントが3つも来てたと思ったら全部荒らしだった夢

 

 

 

奇妙なのは奇妙だし、奇怪といえば奇怪だけど、正直こういう夢はよく見るので単純にチーズのおかげとは言いづらい結果だと思った。

ある大学が発表した研究結果によると、スティルトンに含まれるビタミンB6が夢の想起に影響しているのでは?ということらしい。要はビタミンB6をさらに多く含むものを摂取して寝ればさらに鮮明に夢を思い出せることができるかもしれないということである。

調べてみると唐辛子とかにんにくとかのヤベェやつに限って含有量がずば抜けているらしい。手を付けやすいところで行くと乾燥バナナがいいらしい。

 

冷蔵ものなのでクール便の送料がかかる通販で買うよりちょっと世界のものを揃えてそうな近所のスーパーで探しまわったほうが明らかに安くつくのでそちらをおすすめしたい。

それはそれとしてホワイト&マッカイは買ったほうがいい。

最近の最推し安ウイスキーである。

 

 

 

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スティルトンPDO 90g【青カビ/ブルーチーズ/イギリス】
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【絵】過去絵を晒す。

アイコンのFXで有り金溶かした顔(2021年5月時点)の人って誰?

というコメントは特にないのですがオリキャラです。

 

いまはあんまり手を付けていませんがかつてはイラストをよく描いていました。

そういえば一番イラストを描いていた時期のTwitterアカウントを消したのでマジでこのピンク髪のキャラ誰?状態だと思う。なのでここを保管庫とする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

当ブログは硬派なブログなので見たい方だけ「続きを見る」から見てください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(シャクティ・カリン)

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【疑似追熟】響 ミズナラカスクフィニッシュを作る。

ルフレーバー(ミズナラスティック)による疑似追熟第二弾。

 

前回はこちら

asgsn.hatenablog.com

 

簡潔に言うと

実際の洋樽に使われる材木の木片をウイスキーに漬けることによって疑似的な樽熟成(本物の樽のように木材の外気との呼吸がないのであくまでも疑似的)が可能になるアイテムが、タルフレーバー。

ジャパニーズオークと呼ばれるミズナラで作られた樽での熟成を経たウイスキーは白檀や伽羅のような香りがするとのことでシーバスリーガル12年ミズナラのように日本のみならず人気が高まっている。

 

 

今回は前回でも言及した

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響 JAPANESE HARMONYを使っていきます・・・・・

 

じつは、一番初めに手を付けたのがこの響JHだったのです。

しかしミズナラスティックのチャーリングをしていなかったために微妙な出来になってしまったので今回はリベンジということになります。

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今回はしっかりとチャーリング(焦がし処理)をしました。
左画像が表面(製品としてあらかじめレーザーによるチャーリングが施されている面)

右画像が側面です。

 

ariakesangyo.co.jp

 

日本唯一の洋樽製造メーカーである有明産業株式会社さんのページにわかりやすい解説がありました。詳しくはリンク先を参照。。。

とどのつまり、焦がせば焦がすほど樽の効果が早く現れるということなので、ミズナラスティックによる疑似追熟においてはチャーは必須なのかもしれません。もちろん近道をすることがウイスキー熟成において最良であるわけではないことはウイスキーファンにとってはアタリマエなことなのですが・・・

 

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前回の記事で紹介したNiimoさんで購入したセットのボトルを使います。

左で見切れてるボトルはSeriaで買った小瓶(100円)です。一度別の容器に移し替えないとミズナラスティックが取り出せなかったのでそれ用に使いました。

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移植完了

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ミズナラスティックを投入

前回に引き続き、つまみ飲みをしたのでちょっと少なくなっています。

これでは不格好なので

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白州NAを入れ込みました。

白州蒸留所オンライン見学のときに使ったボトルです

はじめはスティックが液内で浮きますがそのうち沈んできます。

 

正直前回の山崎で、熟成しすぎもよくないということがわかったのでとりあえず2週間くらいをめどに第1回の試飲をしてみようと思います。

 

白州の比率が多くなったことで響JHの調和が崩れることを危惧していますが、個人的には白州独特の爽やかな香味が加わればいいなと思っています。ミズナラスティックによる疑似追熟でウイスキー同士を馴染ませることに期待しています。

 

 

響JH自体も開栓直後に飲んでからそれっきりなので単体で飲んでみたい。

そのときは(あれ・・?)と感じたのですがあれからどれほど落ち着いたのか、また自分自身も経験値がたまったので新しい発見があるかも。。。

 

あと響はボトルがたまらなく好き。

昔に比べてシンプルなデザインのボトルばかりになっている現代ジャパニーズウイスキーにおいてやはり奇抜、かつ美しい。ぜひとも一度は手に取って眺めてみてほしいボトル部門No.1だねこりゃあ。

 

響の話はいずれやるであろうテイスティングの記事でまた詳しくお話ししようと思う。

(いつになるかわからないが・・・)

 

 

二週間後の後半へ続く(キートン山田

 

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【サントリーローヤル】ローヤルの特級とシルバーラベルから見るブレンドの変遷

サントリーローヤルとは、ジャパニーズブレンデッドウイスキーである。

 

ローヤルのことばかり書いてるブログです。

先日、オークションで落札したローヤル12年とローヤルSRが届いたので紹介しようと思います。

 

考察については出まかせを言ってるかもしれないので話半分で見てください。

 

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左:ローヤル12年SR(シルバーラベル)

右:ローヤルSR初期版

 

参考までに落札価格は12年が4500円(箱あり)SRが2400円(箱なし)ほどです。

それとプラス送料なのでそれぞれ500円増しくらいです

 

 

サントリーローヤルSR(SR初期 向獅子マーク)

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Suntory Whisky "ROYAL" 

流通時期:1980年代中期~1989年?(等級制度廃止の年)

内容量:720ml

アルコール度数:43%

ウイスキー”特級”

 

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特級時代最後のローヤル。

 

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裏面にはラベルはなくでっかい向獅子マークが彫られている。

 

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なんの効果があるのかよくわかりませんが初代ローヤル(’60)からSR金枠響マークまでこういうプラスチックの先端が付いた栓になっています。

 

SRについては上の初期向獅子SR、金枠向獅子SR、金枠響マークSRとあるのだけれどいまいち転換時期がはっきりとしていない。中期である金枠向獅子SRの特級表記のものを見たことがないので1989年の等級制度廃止に合わせてラベルが変わったと考えるのが妥当と思うけど・・・

(そうしたら中期ラベルの流通時期が1989年~1991年ということになりSR期の中ではまぁまぁレアなことになる)

 

梱包を解くなりなんか甘い香りが部屋に充満して・・・

SRのコルク痩せのせいで中身が微妙に漏れ出してる・・・

 

液面低下はほとんどないんだけど、漏れ出た中身がネットリと水アメ状になってキャップ周りに凝固している

ローヤルは形状、箱入りという点で横置きされやすく、長期間横置きされたウイスキーはコルク臭が移ったり、コルクをボロボロにしたりするといわれています。

 

とはいっても、ボトルの四角い部分の最上部まで液面が保たれているのでこのボトルはさほど空気に触れていない?のだろうか

酷いものはラベルのちょっと上くらいまで液面低下しているものまであるのでそれに比べたら状態は良いほうだと思います。

 

上の画像は処置済みなのですが、さすがにそのままパラフィルムを巻くのもどうかと思ったのでコルク栓をいったん抜いて(無事折れずに抜けました)、ラップで覆って、コルク栓をして、その上にパラフィルムを巻きました。

一番まともな手段は別のボトルに詰め替えることだと聞きますが、コルクが無事だったのでまぁいいでしょう。

それにしてもとんでもなく甘い香りでビビる。香りだけで酔ってしまいそうなくらいに。

 

 

サントリーローヤル12年(シルバーラベル)

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Suntory Whisky "ROYAL" Aged 12 years

流通時期:2002年~2007年

内容量:700ml

アルコール度数:43%

 

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メタリックなラベルが眩しい通称シルバーラベル。

SR→プレミアム12年→12年黒ラベルを挟み「SR」がラベルに復活したローヤル。

 

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背面ラベルを見てみると…

「竹炭濾過原酒」の文字が出てきましたねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

このあたりから現行ローヤルの路線に舵を切り始めたという感じでしょうか。

 

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1世代前の12年黒ラベル(1997年~2002年)の背面ラベル説明はこう。

特に原酒の構成については言及されていないけれど「華やかで鮮やかな芳香、円やかで豊かなコク」とあるので「すっきり」感はなさそう。

 

サントリーウイスキーの「すっきり」路線がいつからなのかはわかりませんが、前にも触れた竹炭濾過原酒使用を謳った和イスキー「膳」の発売が1998年とあるので「膳」の成功を機にローヤルもそちらに方向転換した・・・?

 

 

 

 

ということで比較的近代の12年シルバーラベルはまだヨシとして、初期SRに至っては35年くらい前のお酒ということで早めに飲んでしまったほうがいいのかもしれない。

自分が生まれるより前に作られたと明確にわかっているウイスキーが今でも手に入る。

古酒というのは面白いです。皆さんも沼に入らないよう気を付けてください。

 

気を付けてくださいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

【サントリーローヤル】プレミアムじゃない15年のほうがプレミアムな件。

サントリーローヤルとは、ジャパニーズブレンデッドウイスキーである。

 

ローヤル大好きブログです。

 

今回はサントリーローヤル15年の種類について解説します。

 

以前にローヤルのラベルの変遷をまとめた記事を書いているので大きな流れを知りたい方はそちらをご参照ください。 

asgsn.hatenablog.com

 

さて、上の記事にもある通りにサントリーローヤル15年というものは1997年~2008年まで存在していたボトルです。

 

いまオークションなどで流通しているボトルのほとんどが

サントリーウイスキー ローヤル プレミアム15年(ブルーラベル)」

でしょう。その次に贈答用の

サントリーウイスキー ローヤル15年 <ゴールドラベル>」

この二者の違いは簡単で、中身は一緒で贈答用のゴールドラベルのほうが50ml多いだけです。

 

 

問題なのが2007年~2008年の間に販売されていたという

サントリーウイスキー ローヤル15年」。

プレミアム15年と中身が一緒かどうかは情報がないのでわかりませんでした。

 

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オークションでたまにこのローヤル15年をプレミアム15年として出品してあることがあるので見た目上の見分け方を説明します。

(ちなみに流通量の関係でただの15年のほうが明らかに高値で取引されています。)

 

 

 

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左:プレミアム15年

右:15年

 

両者とも未所持なので画像は拾い物です。

 

こうやって並べてみると

・響マークの有無

・ラベル枠線の太さ

・ROYAL15の文字が白抜きされているか

 

などなど大きな点で意外と違いが見受けられます。

ちなみにトレードマークの金メダルは両者ともに同じです。

 

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裏面は見れば一目瞭然です。

 

15年の発売一年後には現行のローヤルが発売されるわけなのですが、15年の裏ラベル説明はどことなく現行ローヤルに寄っています。

 

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ただ15年の「重厚で滑らかなコク」「シェルー樽原酒がキーモルト」というところは現行で現代ジャパニーズウイスキーのニーズに合わせてか軽やかでスッキリ感を重視した構成に変えられています。

「現行のローヤルは昔と比べて美味しくない!」というのは構成がそもそも違うのであたりまえなことなんでしょうね。

 

なんだかんだ言って現行ローヤルももう13年選手なのでかなりの歴史があるということになりローヤル史で言うと60期、SR期に並ぶベテラン感が漂ってきます。

 

余談ですが、「山崎15年モルト使用」という文言はローヤルSRの裏ラベルです。

SRにも初期のラベル端がギザギザな向獅子SR、中期の向獅子SR、後期の響マークSRと種類がある(中身が違うかどうかはわからない)からひとくちにSRといっても初期と末期で10年違ってたりする。すこしでも状態がいいSRがよければ響マークのSRを狙ってみるのがいいかもしれない。

 

先日、1980年代中期流通のギザギザ向獅子SRと2002年~2007年流通の12年SR(シルバーラベルと呼ばれているのをよく見る)をオークションで落札した。

 

オークションを見てるとやはり響SRが人気…な気がする

現行の一個前の12年はただの15年と同じく流通時期、流通量の関係でほとんど見ないのが現状である。。。