なもなきアクアリウム

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すきなこととかたのしいこと

【レビュー】#01 『アラン10年』は「梅酒」を感じる優等生。

重い腰を上げて!ついに!!レビューを!!!始めます!!!!

※アタリマエですがほかのレビューとかを見ずにファーストインプレッションを書きます。語彙が貧しいが正直にいきます。

 

第1回はコレ

 

 

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アラン10年 

Arran 10 Years Old

蒸留所名:ロックランザ蒸留所(アイランズ*1

内容量:700ml

アルコール度数:46%

シングルモルト・スコッチウイスキー

購入時価格:4,150円

 

 

近年人気の蒸留所のスタンダードモデル。

1995年にアイル・オブ・アラン蒸留所として創業した新進気鋭の蒸留所で、アラン島に蒸留所が復活したのはじつに約160年ぶりとのこと。

2020年にボトルデザインを一新しスタイリッシュなボトルになったのも記憶に新しい。

 

旧ボトルはこれ

 

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商品名も「ジ・アランモルトだった。

酒屋を探してみればまだ旧ボトルもあるかも。旧デザインの根強いファンも多い。

 

 

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コルク栓。(重要)

トップも木製でなんだか温かみがあってオシャレ。

 

・公式評

色:暖かみのあるゴールド
香り:蜂蜜、砂糖漬けのシトラスリコリス、バタースコッチ
味:シトラス、リンゴ、オーク、ヘーゼルナッツ、シナモン

ファーストフィルのバーボンバレルで熟成させた原酒をメインに、シェリーホグスヘッドで熟成させた原酒をバランス良くヴァッティングした10年熟成。
アランの特徴である清らかさとフルーティさ、モルトの味わいを感じられる、フラグシップアイテムです。ストレートやオンザロックはもちろん、ハイボールもおすすめです。

https://whisk-e.co.jp/products/arran10yo/

 

 

・ストレートで飲む

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香り:アルコールのアタックの直後に梅酒っぽい香り。若い樽香。瑞々しさ。ほのかに甘いレーズン香。

味 :穏やかで爽やかな甘み。若さを感じる。46%なのもありアルコール感はある。余韻で突き抜けていく果実感。

 

 

・ロックで飲む

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香り:結構激しく吸ってもアルコールでウッってならない。甘い香りが残り樽香は引っ込む。

味 :アルコール感がほとんどなくなって飲みやすい。が、余韻もそれなりにパっと消えていく。飲み終わりにアルコール感が来る。

 

 

ハイボールで飲む

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味:おいしいけどなんかものたりない。ロックと違いウッディネス。弾ける炭酸の中にかすかな甘み。

 

 

 

・総評

にじみでるスペイサイド、ハイランド感。フレッシュでフルーティな香り。

梅酒とか表現して大丈夫なのかと心配になるがそれほど果実感がある。

ただ主体は樽からくるオーキー?ウッディ?な香りが強く、後から果実感が追ってくる感じで個人的にはロック含め加水は微妙かなぁと感じた。

46%と普通のウイスキーより度数が少し高めだけどハイボールの際は割と濃い目に作らないと”良さ”が死ぬ気がする。・・・ネットで見るとハイボールがおすすめされがちだけど。

ただ「なるほどなぁ」と感じる部分はたくさんあり、樽感、果実感の絶妙なバランスがはっきりと分かる良いウイスキーだと思った。ガツンと来る強烈な個性はないものの「バランス感」を楽しめるエレガントな一本。

 

 

・所感

一時期ネットでもなかなか流通してなかったものの最近どういうわけかよく見るようになり、値段も4,000円とちょっとくらいで手を出しやすいですわね。(アルコール度数が46%なので40%に置き換えると3,500円)

ウイスキー特有の嫌なところが全くといっていいほどなく、こちらを嫌いになれる方がいますの?ってレベルで癖がありませんのでウイスキー初心者にもオススメされる理由もなかなかどうしてなるほどですわねぇという感じでしてよ。

 

 

 

は?

 

おわり


 

*1:旧名:アイル・オブ・アラン蒸留所

【初心者必見!!!!!!】amazonで安くなってるウイスキー5選。

Amazonウイスキーを見ていたら値段が安くなってたものがちらほらあったので情報共有ということで紹介します。いつまた高くなるかわからないけど

価格的にも比較的安めのものを紹介しているのでウイスキー初心者にもおすすめできる内容です。

どうでもいいけどyoutubeを開けば「△△ななんちゃら〇〇選!」って動画だらけになってて笑う。この記事も〇〇選ってタイトルにしたかったからした。

 

・モンキーショルダー

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グレンフィディック蒸留所

バルヴェニー蒸留所

・キニンヴィ蒸留所

の3か所で作られるモルト原酒を掛け合わせた「ブレンデッド・モルト・スコッチウイスキー

去年10月のタイムセールで2,300円という驚愕の価格で売られていたのが記憶に新しい。

公式評

繊細な味わいと優しい余韻。スムース&リッチなウイスキー

香り:爽やかなオレンジと甘いバニラ、オークのスパイシーさの融合。

味:甘くとろけるようなバニラとかすかなスパイスのヒント。

 

2,991円(2021年5月20日現在)

 

 

 

サントリーウイスキー スペシャリザーブ

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言わずと知れた「ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー

日本洋酒酒造組合のジャパニーズウイスキーの定義に当てはまるということで再注目されているアツいウイスキー

「白州」がキーモルトで、奥に森林の香りを感じる。白州同様ハイボールにすると価格以上の満足感がある。

公式評

厳選されたモルト・グレーンを使用した「サントリースペシャリザーブ」。バニラを想わせる円熟した甘く華やかな香り、まろやかで深みのある口当たりのウイスキーです。

モルト・・・キーモルト:ホワイトオーク樽で熟成させた白州モルト。円熟した華やかな香りとクリーミーな味わいが特徴。

グレーン・・・甘い香りとやわらかな味わいが特徴

 

2,200円(2021年5月20日現在)

 

 

 

・ジェムソン スタウトエディション

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世界で最も売れているアイルランドウイスキーである「ジェムソン」のバリエーション。「ブレンデッド・アイリッシュウイスキー

・「ジェムソン」を熟成

・その樽で「スタウトビール」を熟成

・その樽で「ジェムソン」を後熟

という手順で生まれた蒸留所×醸造所のコラボレーションウイスキー

 旧版は「カスクメイツ」という名前だった。

公式評

香り:刈り取られたばかりの干し草のような香りが最初にたち、ライムゼスト、新鮮な果実の香り、青りんごや梨などに続きます。マイルドなポットスチル由来のスパイスが現れ、緑茶からヘーゼルナッツやミルクチョコレートへと深まっていきます。それを微かなホップのフレーバー、トーストされたオークや大麦の香りが支えます。

味わい:ポットスチルウイスキーの特徴である甘みと、スタウト樽フィニッシュに由来する微かなホップとカカオの風味が重なり合います。さらにマジパンや焦がされたオーク樽のフレーバーが加わった複雑な味わい。

フィニッシュ:ミルクチョコレートやバタースコッチの甘味が感じられる長い余韻。

 

 2,200円(2021年5月20日現在)

 

 

 

 

 

 

・おまけ

 

べつに安くなってるわけじゃないけど個人的におすすめしたい!!!!失敗しない安ウイスキー2選!!!!(よくある過剰な煽り文句)

 

・ホワイト&マッカイ トリプルマチュアード

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しつこいようだけどおすすめしたい「ブレンデッド・スコッチウイスキー」。

びっくりするほどアルコール感がなく甘いシェリー感がある。

・複数のモルト原酒と複数のグレーン原酒を各々熟成

・掛け合わせたモルト原酒をシェリー樽で6~8か月熟成

モルト原酒とグレーン原酒をブレンドしさらにシェリー樽で2~3か月熟成 

という三段階の熟成を経て生まれるウイスキー

グラス付かないのもあるけどamazonで出回っている中ではグラス付きと大して変わらない値段なのでこっちを紹介。

ストレート、ロックでもスイスイ飲める。グラスに残った香りがたまらない。

1,650円(2021年5月20日現在) 

 

 

 

ティーチャーズ ハイランドクリーム

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最近CMでもよく見る「ブレンデッド・スコッチウイスキー」。

「ハイランドクリーム」の「クリーム」はホイップクリームみたいに甘い~とか滑らか~とかいうことじゃなく「物事の本質」とかいう意味らしいです。

CMでの「こっちのスコッチ、スモーキー」というキャッチコピーに違わず、燻製のようなスモーキーさを感じられる。消毒液のにおいに形容されるヨード感はなく、初心者にもおすすめしたい一本。

意外とストレートでもいける。スモーキーさが心地いい。

濃い目に作ったハイボールがおいしい。

959円(2021年5月20日現在) 

 

 

 

 

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個人的な感情も含みますが、リザーブとホワイト&マッカイはマジでおすすめです。

初心者が初めに手に取ったウイスキーがたまたま自分に合わなくて、ウイスキーが嫌いになるってことが一番悲しいので無難だろうが「良いもの」を薦めたいと思っている。

【サントリーローヤル】歴代サントリーローヤル ラベルの変遷 完全版

 

世界最大のサントリーローヤルファンサイトになりたい。 

 

歴代ローヤルが大分揃ってきて紹介記事を書くたびに掘り下げていたら知識が付いてきたので以前書いた記事の続編ということで情報をまとめてみることにしました。

 

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 ・前回

asgsn.hatenablog.com

 

前回の画像がちょっと見づらかったので微調整をしつつ新たに’60とSR金枠向獅子を追加しました。

これで割と鮮明な歴代ローヤルのマップが完成したんじゃないかぁ!?

 

 

・歴代サントリーローヤル ラベルの変遷

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’60(初期)    :1960年~数年

’60        :1960年代~1970年代

60      :1970年代~1980年代中期

SR向獅子   :1980年代中期~1989年

―――――ここまで特級――――――

SR金枠向獅子 :1989年~1991年

SR金枠響   :1991年~1995年

プレミアム12年:1995年~1997年

12年黒    :1997年~2002年

12年シルバー :2002年~2007年

12年     :2007年~2008年

現行     :2008年~現在

 

 

・曖昧なところ

SR向獅子→SR金枠向獅子の切り替え時期についてはあくまで推測です。ただSR金枠向獅子の特級を見たことがないので1989年の等級制度廃止に合わせてラベルチェンジしたんじゃないかな~と勝手に思っています。

 

'60→60の切り替え時期についてもよくわかりませんが、手持ちの’60のサントリー本社住所を見る限り少なくとも1973年までは’60を販売していたようです。

 

プレミアム15年と15年ゴールドラベルについてはいつまでなのか?というのがハッキリしていませんがサントリー公式には「2007年に15年リニューアル」との記載があるのでその時に交代したんじゃないかなぁと考えています。

 

 

 

・おまけ

呼び名は裏ラベルに名称が記載してある一部のものを除いて便宜上のものですが、特にややこしいものの見分け方について

’60(初期) :向獅子マークが「’60」の下部にある。「Rare Old Whisky」表記。

’60→60   :アポストロフィの有る無し。

SR向獅子  :60時代と同じくラベルのフチがギザギザしている。特級

SR金枠向獅子:シュリンクがある。ROYAL表記(”ROYAL”から変更)。

 

’60はともかく、SRは流通量も多いので特級かそうでないかくらいは見分けポイントとして覚えておくといいかも。

 

何度も話題に出していますが、プレミアム15年と15年ゴールドラベルの中身は量以外同じらしいです。(15年ゴールドのほうが50mlだけ多い)

 

ついでに15年ゴールドラベルのデザインにも変遷があり、

響マーク無し黒キャップ(初期)

響マーク有り黒キャップ(中期)

響マーク有りクリアキャップ(後期)

と変遷していったそうです。

 

ウイスキーを詳しく知るまではサントリーの飲料に関して「淡麗」という印象を持っていました。悪く言えば、「薄い」。ローヤルもその方向性に舵を切りだす時期があるのですが、おそらく2002年からの12年シルバーラベル。

asgsn.hatenablog.com

この記事で言及していますが裏ラベルの記載がここから明らかに変わっています。今のサントリーらしい「淡麗旨口」ってやつです。それまではどっしり濃厚みたいな感じの表記だったのでここが一つの転換点だったんじゃないかなぁと勝手に思っています。

手元にあるなら飲み比べろよ

 

 

やたらと長いおまけですがだいたいこんなもんです。

ほか思いつけばここに追記していきます。

 

あと昨日記事書くのサボりました。低気圧が来ると体調が死ぬので身体が動きませんでした。ごめんなさい。アラン10年を飲んでいます。おいしいです。

【サントリーローヤル】高騰との闘い、その果てに。

お酒に罪はない

 

罪はないんだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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・この海は…地獄だ…

ジャパニーズウイスキーの現行品が品薄になり高騰しているという”負”の波がついにオールドブレンデッドにも押し寄せてしまっている。

 

タイミング的には2021年に入ってからだろうか

2020年の12月に確認した相場では

SRが2,000円前後

12年が(だいたいどれでも)3,500円前後

プレミアム12年が5,000円前後

プレミアム15年が7,000円前後

みたいな認識だったのに今ではだいたい2,000円~3,000円くらい上乗せされている。

 

 

・なんで?

どこかで紹介されたりして拡散されたの・・・?

 

・・・ともかく、この釣りあげられた価格では売れなくなれば自然と値段も下がるものなのだが、どうも引く手あまたなのでおそらく当分上がることはあっても下がることはないと思う。

 

まぁ12年とか15年とかわかりやすく年数表記されている奴に関してはそりゃあ目につくよなぁ…と思いつつ、年数表記のないSRとかも値段が上がっているので「ローヤル」自体が目をつけられている状態でしょうね。(一応SRにも「山崎15年モルト」表記があるのでそれが少なからず影響しているのかもしれない)

 

 

・では、いまローヤルに興味を持った人はどうしたら?

 

そんな人がいるのかどうかわかりませんが前回記事にも書いたように、リサイクルショップに行ってみるのがいいかもしれません。もちろん、オークションで狙う場合は過去記事で言及したように「〇〇県限定発送」とかの出品は相場より安いことが多いです。

 

・リサイクルショップに行った時の話

asgsn.hatenablog.com 

ヤフオクについて熱弁した時の話

asgsn.hatenablog.com

 

 

今の高騰した相場観で買ってしまうともしかしたら高値掴みしてしまうかもしれないのでしっかりとヤフオクなりで予習していくのがいいと思います。

まぁ当時の定価で入手できれば高値も安値も関係なく妥当と思いますが…

 

フリマサイトについては、まともな値段を見たことがないので極力手を出さないほうが無難かとおもいます。オークションの高騰価格のなかでも高値圏のものを反映してる気がするので…

 

 

 

・現行でもよくない?

たぶんよくないので高騰してるんだと思いますが、現行のローヤルも捨てたもんじゃないと思っています。ただ値段が割といい値段なので手を出しにくいのも事実だと思います。3000円ちょい出すくらいならスコッチのシングルモルトが買えてしまうので年数表記のない、しかもブレンデッドのローヤルが敬遠されるのも無理はない。

ただローヤルにしかないジャパニーズブレンデッド「らしさ」というのも確かにあるので、無いものを嘆くより、在るものに感謝する心が大切でしてよ!

 

スタイリッシュなスリムボトルもあり、酉ボトルよりかはちょっと安めなのでそちらから試してみるのもいいかもしれません。

なにより、歴史のある日本のウイスキーってなんか良くないですか?

日本洋酒酒造組合が定める「ジャパニーズウイスキー」に合致するブレンデッドウイスキー*1ということでオールド、リザーブとともに再注目されてほしいところです。

 

こんなこと気にしてるの自分だけかもしれませんが、酉ボトルはコルク栓、スリムボトルはスクリューキャップです。ロックで飲むのがおすすめです。

 

*1:ざっくり言うと日本国内で蒸留された原酒のみを使用し、日本国内で3年以上樽熟成したウイスキー

【サントリーローヤル】ついに来た、最古の「’60」。

ご覧いただきありがとうございます。

 

わかっていながらわかっていなかったことがひとつ。

「古酒が欲しいならリサイクルショップへ行け!!!!!」

・・・まぁそもそも置いてなかったり、戦場に置かれてたのか?って具合のボロボロボトルも往々にしてあるのでバクチであることは確かですがオークションでバトルするよりかは精神的にだいぶマシです。

 

というわけでちょっと前から気になっていたリサイクルショップに行く機会を作り実際に訪問してみました。その結果がこちら。

 

 

サントリーウイスキー ローヤル(’60表記)

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Suntory Whisky "ROYAL" '60

流通時期:1960年〜1970年代

内容量:720ml

アルコール度数:43%

ウイスキー 特級

 

そもそも「ローヤル」とはサントリー創業者の鳥井信治郎氏が手掛けた最後のボトル。

で、その中でも’60表記のものは歴代最初期にあたり、鳥井信治郎氏が目指した「ローヤル」そのものなのです。

インターネットの情報によると、1960年の発売当初は「’60」の表記だったものが数年後アポストロフィが取れた「60」になり、「SR」へと変遷していくらしいです。

さらに調べてみると、どうもこのラベルは'60の中でも後期型っぽくてガチのマジの最初期ローヤルは向獅子が下側にあったらしくボトルも角ばっていたらしい。

 

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画像元:ジャパニーズウイスキーデータベースwiki

https://w.atwiki.jp/jwhisky/pages/207.html

 

つまり、初代'60(上の画像)'60(今回手に入れたやつ)60SR初期向獅子・・・

という感じに変遷していったと考えられる。

正直’60時代については古すぎるのであまり興味がなかったのですが、妙に状態もいいのでついつい喜び勇んで買ってしまいました。

発売後数年は'60表記だったということを見ると、まぁ長く見積もっても1965年前後くらいまでの流通ボトルだったということになる。

今年が2021年なのでじつに55年くらい前のボトルということになるので恐ろしい。

 

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それにしてもほんと妙に状態がいいのが面白いというか・・・

SR期のボトルを割とオークションで見てきたけれど結構ぞんざいな保管をされていたものが多く、ラベルにスレがあったり日焼けしてたりボトルネックの特級とか書いてあるラベルがグチャグチャのメタクソだったり…というのを見てきました。

それよりも前の時代の'60は相当きたねぇんだろうな状態がよろしくないんだろうなと勝手な想像をしていたので個人的にはそこが一番衝撃的でした。

ちなみに参考までに購入時価格は3,300円(税込み)

 

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・・・ん?

大阪市北区堂島浜2丁目1-40・・・?????

 

・・・サントリーウイスキーのオールドボトルにて年代の判別に使われるのがこの住所表記なのですが、1958年に「中之島1971年に「堂島浜通」と変わっていきます…

そして「堂島浜」に表記が変わったのが1973年なのでこのボトルは少なくとも1973年以降のボトルということになります。偉そうに上で語ってた55年がうんぬんというのは訂正して、「今年が2021年なのでじつに48年くらい前のボトルということになるので恐ろしい。」

 

 

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裏には向獅子のレリーフが。これはSR初期と同じですね。

 

 

 

・・・いろいろ買い漁ってきてついに大多数の歴代ローヤルが集まりつつあります。

asgsn.hatenablog.com

 

上の記事で述べたざっくり大きな流れの中で

’60(1960年~1970年代)      ←もってる

60(1970年代~1980年代中期)

SR(1980年代中期~1995年)    ←もってる

プレミアム12年(1995年~1997年) ←もってる

12年黒(1997年~2002年)     ←もってる

12年SR(白)(2002年~2007年)   ←もってる

12年(2007年~2008年)

現行(2008年~現在)       ←もってる

 

ここまでやってきました。

もちろん持ってるとしているSRも中期の金枠向獅子は持ってないし、本筋から外れたブルーのプレミアム15年もプレミアムなし15年も持っていないのでコンプリートとは言えないのですが・・・

プレミアム15年とかただの15年に関しては異常なくらいに値段が高騰しているので手に入れるのは半ばあきらめています。

 

個人的に残りの目標は2007年~2008年流通のローヤル12年ただひとつだけと思っています。これさえそろえばローヤルへの異常な執着も消えることでしょう…

ただこいつも流通時期が極狭なのでそもそも存在を見ないことが多いです。

幸運なことに割かし近代に発売されたものなので地道に個人経営の酒屋さんをめぐってみたり、リサイクルショップをめぐってみるのが一番の近道かもしれません…

 

あとさすがに記事の量が多いのでサントリーローヤル単独のカテゴリを作りました。

世界で一番ローヤルの記事数が多いブログになりたいです。

【古酒】ホワイトホースローガンデラックス12年とは一体???

飲むより買うスピードのほうがはるかに早いのでウイスキーのストックがどんどん溜まっていくブログです。

 

先日、ホワイトホースエクストラファインの紹介をしました。

asgsn.hatenablog.com

 

ホワイトホースつながりで今回は「ローガンデラックス」を紹介しようと思います。

例のごとくヤフオクで落札しました。価格は3,500円くらい。高いと思う。

記事タイトルが「ウルトラスーパーフルアーマーヘビーデラックスガンダムZZ」みたいになってしまったが名前の秘密も紐解いていこうと思う。

 

ローガン デラックス(12年表記)

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LOGAN DeLuxe AGED 12 YEARS

流通時期:1980年代~1990年代?

内容量:1000ml

アルコール度数:43%

ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー

 

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名前こそ違うけれど立派な「ホワイトホース」の仲間。

「エクストラファイン」の記事で言及した「12年デラックス」とはまた別物で、「ローガン」はホワイトホースの上位ブランドだそうです。

ただキーモルトとして「ラガヴーリン」を使用しているところは共通しているので意外と似たもの同士なのかもしれません。

ジャパニーズでも「ローヤル」やら「クレスト」やら「響」やら同社で価格帯の違うブレンデッドは存在したのでまぁそう珍しい話ではないでしょう。

 

このウイスキーがいつ終売になったのかは情報がなかったのでよくわかりませんが、スクリューキャップにて大きく分けて4つの年代の判別ができるらしいです。

この「ローガン」は最後期のものらしく、それまではヘビータイプだったブレンドがすこしマイルドめになっているらしいです。

12年表記に関しては、同時期であってもあったりなかったりするらしいです。12年表記のラベルがボトルの肩にあるので貼ってたり貼ってなかったりとかそういうことなんでしょう。

 

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「LOGAN is a blend of whiskies from the oldest and most famous

 Distilleries in Scotland and is vouched to be of the finest quality.

ローガンは、スコットランドで最も古く、最も有名な蒸留所のウイスキーブレンドしたもので、最高の品質を保証しています。(DeepL翻訳)

 

あんまりウンチクを並べるブログにしようとは思っていないのですが、言及しているインターネット記事が少ないものについては見飽きたウンチクじゃないだろうと判断し、並べていきたいと思っています。

 

 

「ローガン」の由来

「ローガン」というのはホワイトホース社創業者のピーター・ジェフリー・マッキー氏の唯一の息子であるジェームズ・ローガン・マッキー氏から取ったものとされています。

ちなみに、ジェームズ・ローガン・マッキーという名前はこの家系に複数存在しており、ピーター氏の叔父の名前がそうであったらしいです。叔父と同姓同名の名前を息子に付けたということですね。

息子のほうのローガン氏は第一次世界大戦中の1917年に24歳という若さで亡くなったことでピーター氏は大層悲しみ、それから子供をつくることはなかったといいます。

それから8年後の1925年に「LOGAN’S」(ローガンのもの)、「ホワイトホース」をも凌ぐものとして発売されました。発売の1年前にピーター氏は亡くなってしまいましたがその遺志は継がれからへの思いを結実させた、そんなウイスキーなのです。

 

 

販売当初は上記の通り「ローガンズ」だったのですが、年代を経て「レアードローガン」→「ローガン」へと変遷していったという歴史があります。

つまり今回の記事タイトルはちゃんちゃらおかしくて、「ローガン(デラックス表記)(12年表記)」が正しいことになるのかもしれません。???????(腑に落ちない)

 

 

おまけ

 

I.W.ハーパーの12年も買った。

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ハーパーについてもウンチクはあるのですが、それについては言及してあるブログがたくさんあるだろうという個人的な判断で割愛します。

 

ウンチクというよりこのハーパー12年、キャップがクセもので現行品はツヤ消し的な質感なのに対してこの旧ボトル(であろうもの)は異様にピカピカ光沢があり部屋のいろんなものを反射します。

特級時代のものもキャップが同様の鏡面光沢仕様なのですが、表ラベルの表記が微妙に異なり度数のところが86proofとなっています。

それより前のものはわかりませんが、手元の1998年刊行の「世界と日本のウイスキー・カタログ」にはこの写真のものと同じものが掲載されているので少なくとも特級時代のものよりは後のものとは推測が付きます。

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「Distilled by I.W.Harper Distilling Company Louisville Kentucky,U.S.A.」

(製造元が書いてあるだけ)

 

この特徴的なデキャンタがクソかっこいいと思ってたので買っただけです。

参考までに価格は3,500円くらい。中身がイカれてなければ安いと思います。

【ブラックニッカ】ジャーハイを作る。解決編

まさかの後編です。

携帯のデータ整理をしていたら2月くらいに撮った「ジャーハイ」の成果物の写真が残されていたのでちょうどネタ切れなのもあり今回に回すことになりました。

 

 前回はこれ

asgsn.hatenablog.com

 

ちなみに今回画像が異様に小さいのは勘弁してください。後日差し替えるかもしれません。

最近の写真はいっちょまえに一眼レフで撮っている写真なのですが、この時期のはスマホで撮っていたものでいまいち写りが良くないかもしれません。

あと記憶を手繰りながら書いているので曖昧な表現かもしれません。

 

 

ブラックニッカ リッチブレンド レーズン仕立て

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なんじゃそりゃ

レシピではブルーベリーとあったのですが近所に売ってなかったのでレーズンにしたという経緯があります。ドライフルーツといっても色々あり天日干しで作られるものや砂糖で水抜き処理をするものまであります。まあ純粋に天日干しで余計なものが混入していないドライフルーツを使うのがベターでしょう。

ちなみに今回使ったレーズンがそういった天日干しかどうかは知りません。(超適当)

 

 

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色はさながらシェリー樽熟成のように濃い琥珀色に変容しています。

 

 

 

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注いでみると甘ったるいレーズン香が広がる…

レーズンそのものを漬けているのであたりまえですが甘ったるさが酔いを加速させそうになる。先日購入したローヤルの特級SRもあまぁ~い芳香だったんだけどなんて言えばいいのかな、この違いは…

ただ明らかにリッチブレンドとは違う色味になりぱっと見では美味しそうに見える。

リッチブレンドが美味しそうに見えないという意味ではありません。

 

 

香りは・・・わざとらしいレーズン香。わざとらしいというのは露骨という意味。(レーズンそのものだから露骨もくそもないのだが…)

しかし1日しか漬けていないのにこの香りの移りようはすごいと思った。ちなみに引き上げたレーズンは味が吸い取られ、ウイスキーのエグみだのアルコール臭だの悪いところが添加されありえんくらいまずかったです。

 

ストレートで飲んでみる。

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甘い。

アルコールの刺激。

余韻は持続しない。

鼻腔に重苦しい甘さだけが残る。

 

・・・まぁそんなもんでしょうね。

そもそも「ジャーハイ」という名前からストレートで飲むことを想定していなさそうなので当然の結果かもしれない。

 

 

 

ハイボールで飲んでみる。

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グラスはKIRINの「陸」についていたやつです。

ハイボールにすると見栄えが良くなって個人的に好きなグラスです。

付属のジャーハイグラスは使いませんでした。なんで?

 

味は・・・ここまでくると甘さの裏にあるレーズン独特の渋み?まで出現しだしますが意外と調和がとれているイメージ。甘さが突出していたストレートとは打って変わってなかなか面白い変貌を遂げてくれました。

ただやっぱり甘いのでウイスキーというよりかはブランデーみたいな印象を受けます。ブランデーを悪く言うつもりはありませんが、ブランデー特有のホコリっぽい香りがどうも苦手なのでそういう面のないこの「ジャーハイ」はなかなかよいかんじ。

 

 

総括すると、たぶんドライレーズンはダメなんだろうなって感じです。

ニッカさんの商品開発の人が試行錯誤して生み出したドライブルーベリー漬けとかドライマンゴー漬けのレシピなので素人考えで適当にやるのはよくないことを痛感しました。

ただ個人的にはハイボールにした時の果実味が弾け、良い面と悪い面が調和している様は飲んでて正直楽しかった(と思います。3か月前くらいの記憶なので)。

 

いろんなウイスキーを買うのもいいけど、こうやっていつものウイスキーにひと足しして別の顔を見てみるのもいいかな、と思わせてくれる「ジャーハイ」でした。

イロモノと思っていたが公式が提案しているディープブレンドバジルor和山椒のジャーハイも面白いかもしれない。今度機会があれば試してみようと思います。