こんにちは。もう一度、こんにちは。
過去3回に渡って続けたセルフ罰ゲームみたいな企画を終えて今回から通常運転に戻ります。
もう最近はSkebか風花無双のことしか話す近況がないです。
今回は当ブログで取り上げてから1年3か月経ってようやく紹介するこちら。
岩井 トラディション
ワインカスクフィニッシュ
IWAI TRADITION Wine Cask Finish
製造元:本坊酒造株式会社
内容量:750ml
アルコール度数:40%
ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー
(ジャパンメイドウイスキー)
購入時価格:2,750円(税込み)
「岩井」のもうひとつの限定品。
「岩井トラディション」についてはこちらで。
初出は2013年6月ごろ…らしいです。
IWSC2013にて銀賞を受賞しているので少なくともその年にはすでに発売されています。
それに付け加えて、IWSC2013での受賞品名が「IWAI Tradition Wine Cask Finish 5 YO」だったので当時は5年ものだったのかもしれません。
※余計な補足かもしれませんが5 Years Oldの略です。
現在では、年2回のペースで販売店限定・数量限定という形式で販売されています。
シェリーカスクのほうは越百と同じ規格のボトルですが、ワインカスクはノーマルの岩井と同じ規格のボトルなので容量が750mlです。
ノーマルの「岩井トラディション」を本坊酒造が所有するワイナリーの「赤ワイン」に使用した空き樽で1年以上追加熟成(フィニッシュ)したものです。
つまり、自給自足です。こういうのが大好きです。
シェリーカスクのほうは熟成期間についての詳しい言及はないのですが、ワインカスクは最低でも1年は追熟してるってコトですね。
スクリューキャップです。
開け閉めが気軽だからいいんです。
・公式評(本坊酒造株式会社 公式サイトより)
「岩井トラディション」を、マルス山梨ワイナリーおよびマルス穂坂ワイナリーの「赤ワイン」に使用した樽に入れて一年以上追加熟成(フィニシュ)したブレンデッドウイスキー。
上品な口当たりの柔らかさに、シェリー樽の古木香とワイン樽由来の甘いバニラ香が調和し、赤ワインのタンニンとうまみが味わいのトーンにほどよく厚みをもたらす逸品に仕上がりました。
※この商品は、一部輸入原酒を使用しています。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/iwai_tradition_winecask/
ラベル裏にも同様の文言が記載されています。
・ストレートで飲んでみる
色 :かなり赤みの強いアンバー
香り:岩井特有のしっかりとした樽香。
たしかに赤ワイン然とした香りが確かにプラスされている、ような。
シェリーっぽさも感じられる優しくて甘い果実香。
味 :甘口であり、余韻に樽感、タンニン感が出る。
舌の両端の奥をきゅっと引き締めるような。
メリハリがあって美味しい!
・ロックで飲んでみる
香り:黒糖のような濃い甘い香りが目立ってくる。
味 :予想通りだけど、渋みが増す。
ただ、果実感は失われておらずダラダラ飲むにはちょうど良く感じる。
・ハイボールで飲んでみる
味:ドライ、かつ上品さを感じるハイボール。
強めの樽感も飲みごたえにプラス要素を与えている。
で、やはりノスタルジックな気持ちにさせる。古木香ってこのこと…?
・総評
ノーマルの時点ですでに完成度は高いものの、ワイン樽での後熟でさらに深みが増している。
美味しさがわかりやすいのはシェリーカスクのほうだと思うけれど、ノーマル版にも通じる「しみじみと感じる美味しさ」という点ではワインカスクを経てさらに伸びているパラメータだと思う。
こういうのを当ブログでは「正統進化」などと称すことが多い。
ゆっくりと飲みたい。
おすすめはストレート。
ワイン感やらシェリー感やらを存分に楽しめる。
…いつもの文言だけどぶっちゃけどう飲んでも美味しいのでお好きな飲み方で。。。
・所感
マルスのワインカスクは岩井だけでなく、2020年に発売された越百の限定品でも使われていましたわね。
2019:マンサニージャ
2020:ワイン
2021:マンサニージャ
…ときてたので2022年はワインカスクかと思っていましたがマンサニージャが続投だったのでちょっと驚きでした。
あちらも真紅の箱に深紅のラベルで滅茶苦茶カッコいいので来年こそはワインカスクが出てくれれば…嬉しいですわね…!
悪い意味ではなく、マルスウイスキーの古臭い香り、アレが好き。
まだ昔を語るような年齢ではないけれど、20年前…くらいを思い出させるような、記憶を刺激する古い香りがする。
大好きだったおじいちゃんを思い出す。
そういうウイスキーが好き。
おじいちゃんはサントリーレッドを飲んでいたらしい。
・シェリーカスクフィニッシュ
・次回
・前回