なもなきアクアリウム

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すきなこととかたのしいことを…

【レビュー】#119『サントリーウイスキー白角(2022年復活版)』はしっかりとした土台から生み出される木と風のシャープ感。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

今日はサントリーが制定したハイボールの日」らしいです。
8(ハ)1(イ)0(ボール…?????)

 

ちなみに10月8日は角ハイボールの日らしいです。

こちらは世に初めて角瓶が出た日なので納得です。


・・・という話題をしたところで今回はこちら。

 

サントリーウイスキー 白角 

Suntory Whisky ”SHIROKAKU”

製造元:サントリー

内容量:700ml

アルコール度数:40%

ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー

購入時価格:1,400円(税込み)くらい

 

 

 

 

帰ってきた「白」の角瓶。


初出は1992年。

白州モルトをキーモルトとした「淡麗辛口」をコンセプトとして生まれました。

 

2016年には「CLEAR&SMOOTH」を新コンセプトとしてリニューアルしましたが、2019年3月を最後に終売していました。

ほか、山崎モルトをキーとした「黒角」角瓶の上級モデルの「プレミアム」もかつては存在していました。

 

そんな白角が2022年8月9日に帰ってきました。

同時に白角ハイボール缶も発売されています。先んじて飲みました。

ハイボール缶は味の調整でウイスキーソーダ以外のものが入っているので個人的にはちょっと苦手ですが、白角ハイボール缶はそこんとこドライで飲みやすかったです。

 

新コンセプトである「CLEAR&SMOOTH」も肩ラベルにきっちり記載されています。

なんちゃら&スムースと聞くとオールドの「Mild&Smooth」を思い出してしまう…

 

例の如く現行の角瓶同様国内製造のモルト、グレーン原酒の使用を謳っています。

これは単純にすごいことですね。いやほんとに。

 

スクリューキャップです。

忍者の素質があるのか、背景と同化しています。

 


・公式評(サントリー公式サイトより)

1992年誕生の白角が、2022年数量限定で復活。

白州蒸留所のすっきりとした原酒を主に使用し、

穏やかな香りとクリアでスムースな味に仕上げた

キレの良いウイスキーです。

和食と合わせてお楽しみください。

https://www.suntory.co.jp/whisky/kakubin/product/shirokaku.html

 

公式サイトに角瓶との香味の比較図が載っていますが、満遍なく要素のある角瓶に比べて白角はドライさが突っ切っています

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :やや薄いゴールド

香り:雑に言えば知多。

   ただ通常の角瓶と比べるとバニラっぽい香りは控えめ。

   キレの良さを感じさせる。

   香りが弱々しいわけではなく、知多。

味 :たしかに淡麗。ザッと来てザッと引いていく。

   こちらも角瓶よりかは味を感じるような気がする。ただシャープ。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:香る。

   言い方がおかしいかもしれないけれど、やや、ほんのり木が香る。

   それと風の香り。

味 :…? 香りで期待したもののそうでもない。開いてない。

   余韻に若干のビターさが残る。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:おぉ~!! 青りんご感だの、バニラ感だの、恩着せがましくない。

  ハイボールとはこうあるべきなんだヨ、と無言で示している。

  木の香り、風の香り。それらがほんのりと香る。

 

 

・総評

夏は断然こっち。

 

キャッチコピーにケンカを売る気はないけれど…

すっきりではあるけれど、かろやかではないと思う。

通常の角瓶よりしっかりとした骨組みを感じた。

 

人当たりの良さ含めて評価される黄角に対して、チカラは仕事で示すスタンスの白角

個人的には白角のほうにシンパシーを感じずにはいられない。(??????)

 

同じく白州モルトをキーとするリザーブと比較すると、知多の甘くケミカルな主張が控えめでこちらの方が好きかも。

グッドです!返ってきてくれてありがとう。

 

おすすめはやはりハイボール

華やかささえないものの、知多、白州のハイボールの良いとこ取りな感じがする。

反面ロックは微妙。ストレートでも意外と飲める。

 

 

・所感

淡麗辛口を掲げていた頃の白角もちょっと気になりますわね。

白角休売中においても白角の水割り缶という商品は継続して販売されていて、それでしか飲んだことが無かったので今回の復活はありがたい限りです。

 

白角の水割缶と言えば

 

      水

    淡 割

    麗 上

    辛 手

    口 見

    名 事

    水 腕

    仕 前

    立

 

・・・というオタクが中国語を模して書いたような文章が左端に書いてあってお店で見かけるたびに「オタクですわねえ」なんて思ってしまいましてよ。

インターネットに毒されすぎですのよ!!!!!

 

2022年限定…と書かれているのでもしかしたら一年限りの復活かもしれません。

気に入ったら数本ストックしておきたいですわね。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

・前回

asgsn.hatenablog.com

 

 

 

 

【レビュー】#118『イチローズモルト&グレーン リミテッドエディション』は凝縮された「うまみ」が増幅していく別次元のワールドブレンデッド。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

巷では復活した白角が出回っているらしいです。

こちらでも無事入手することができたので気が向いたら記事にしようと思っています。

 

今回は久々のこちら。

 

イチローモルト&グレーン リミテッドエディション

Ichiro’s  Malt & Grain  World Blended Whisky

Limited Edition

製造元:株式会社ベンチャーウイスキー秩父蒸留所)

内容量:700ml

アルコール度数:48%

ワールドブレンデッド・ウイスキー

定価:11,000円(税込み)

※画像はこちらから拝借しました

https://www.korosue.com/?pid=164173713

 

 

 

 

通常ラインナップの中では最上級に位置するイチローモルト

 

いわゆる「ホワイトラベル」の記事はこちら。

asgsn.hatenablog.com

 

もはや説明不要なレベルのクラフトディスティラリーである秩父蒸溜所が生み出すボトル。

構成はホワイトと同じくワールドブレンデッドなのですが、ウイスキーづくりを開始した2008年当時から熟成させてきた秩父原酒も入っているとかいないとか…

 

エントリーグレードがホワイト、その次がレッド(WWR)グリーン(DD)ゴールド(MWR)、その上にブラック(クラシカル)、最上位にブルー(リミテッド)という立ち位置が例のジョニーなんたらを彷彿とさせていいですよね。

 

 

いろいろ調べたいのもやまやまなのですが、秩父蒸溜所ないし株式会社ベンチャーウイスキーには公式サイトが存在しない秩父蒸溜所のFacebookならある)のであまりに情報が掴めません。

で、あまり深入りすると詐欺サイトの多いこと多いこと…

皆さんもご注意しましょう!!

 

 

というわけで今回も頃末商店さんで購入した量り売りボトルでテイスティングしていきます。

価格は100mlで1,991円(税込、ボトル代110円込)

 

写真では濃く撮ろうとしていますが色は思ったよりも薄めな印象です。

イチローモルトはロットによって味が微妙に違いますヨ」とよく聞きますが量り売りな関係上ロットNo.は不明です。

 

あとホワイト同様コルク栓らしいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

・公式評(ラベル裏より)

2008年に製造を開始した秩父蒸溜所では、伝統的なダンネージスタイルの貯蔵庫でウイスキーの熟成を行なっています。それらの中からブレンドで力を発揮する原酒をキーモルトとして、秩父で熟成された個性豊かなモルトやグレーン原酒をバランスよくブレンドしました。
熟したプラムのまろやかな酸味、それを包む甘みは軽やかな綿菓子のようで、熟成を重ねたグレーン原酒の心地よい樽香にのって、口の中でいつまでも続きます。
本品は、原酒そのままの個性を楽しんでいただくために、ノンチルフィルター、ナチュラルカラーでボトリングしました。
原酒との対話で生まれた複雑なフレーバを、是非お楽しみください。

 

…ということが書いてあるらしいです。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :明るめのゴールド

香り:スーッと柑橘系の香り。モルトの香ばしい香りも感じる。

   落ち着くような樽香も感じ取れる。

   アルコールアタックも落ち着いている。

味 :強い酸味。唾液と絡むとモルトの濃い「うまみ」が出てくる。

   で、ミズナラっぽいウッディな余韻に浸される。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:香りはやや引っ込むけれど樽感は依然として強く感じる。

味 :デフォルトで「うまみ」が表に出てきている。

   余韻のウッディ感も健在。これは美味しい!!!!!!!!!

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:度数が高いおかげか割り負けずにしっかりと味を残している。

  流石に全体的に薄まりはするけれど「うまみ」と樽感もはっきりと感じられる。

 

 

・総評

当たり前だけど、ホワイトラベルとは次元が違いすぎる。

 

濃厚な穀物「うまみ」が印象的。

それと同時にミズナラ由来?の樽香が中盤から終盤にかけ強く出て余韻を固めている。

 

少量加水でガッチリとハマりだすような気がする。

増幅されていく「うまみ」は大きく記憶に残る。

このどこにもあるようでどこにもないような個性、まさしくワールドブレンデッドのひとつの完成形。

 

おすすめはロック。

時間が経つと冷えすぎ薄まりすぎになるので2、30秒くらいで氷は引き上げるのがいいかも。

凝縮された穀物「うまみ」を存分に体感できる。

 

 

・所感

つよい。勉強になりましたわね。

 

でも売ってるところを見たことがありませんのよ。

しらべても詐欺サイトばっかりですのよ。

 

・・・というのが切実なところですが、そちらに関してはまぁ…それだけ評価されていることの裏返しだと思っております。

 

味に関しては本当によくできていて、ノンエイジながら値段にキッチリと見合った最上級クラスのブレンデッドだと思いましたのよ。

そのへんもジョニーウォーカーブルーラベルに似ている…

 

 

それにしても1本くらい手に取ってみたいですわねぇ~~~(本音)

 

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

・前回

asgsn.hatenablog.com

 

 

 

 

 

【レビュー】#117 『アーリータイムズ イエローラベル』はクドさを排した洗練されたバーボン。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

ここ10日ちょっとの間ずっと多忙で途中からブログの更新すらままならずにいました。

ようやく区切りがついたので止まっていた作業もろもろも再開できそうです。。。

SkebとかSkebとか…

 

今回はこちら。

 

アーリータイムズエローラベル

EARLYTIMES YELLOW LABEL

製造元:ブラウン・フォーマン社

内容量:700ml

アルコール度数:40%

バーボンウイスキー

購入時価格:1,760円(税込み)くらい

 

 

 

 

「開拓時代」を冠したウイスキー

 

はじまりは1860年

アメリカ・ケンタッキー州アーリータイムズ・ステーションという村で製造が開始されました。

 

創業者はジャック・ビーム氏

なんとあのジム・ビーム氏の叔父という間柄らしいです。

 

また、1920年から始まる禁酒法時代において政府公認の「医療用ウイスキー」として扱われることで合法的に販売を継続していたことでも知られています。

 

昭和のスーパースターである松田優作氏が愛したウイスキーでもあり、今でも下北沢のバーに飲みかけのボトルが残されているそうです。

…と、言いつつ平成生まれなもので氏にはあまり馴染みはないのですが、名前はもちろん、「なんじゃこりゃあ!」くらいは流石に知っています。それくらい有名ってことですよね…

 

 

そんなアーリータイムズですが、アメリカ国内用輸出用で仕様が違うそうで、アメリカ国内用はリチャーオークの樽を使用した原酒が20%ほど使われているため「バーボンウイスキー」を名乗れず「ケンタッキーウイスキーとして販売されています。

輸出用は全量新樽で熟成した原酒なので「バーボンウイスキーと名乗っています。

 

https://www.asahibeer.co.jp/info/20211208.html

 

で、知らなかったんですがエローラベルも結局終売するそうですね。

休売中だったからそのうち復活するだろうと思っていたんですが…

 

 

スクリューキャップです。

ちなみにいわゆる「優作ボトル」は封蝋されているそうです。

 

 

・公式評(アサヒビールアーリータイムズ」ブランドサイトより)

伝統を守り続けるクラシックな
バーボンウイスキー。ライトな口当たり、
甘い香り、キレのいい後味を持つ
ロングセラーバーボン。
活性炭で濾過することで、
熟成中にできた不純物を除去し、
より磨かれたスムースな
味わいを楽しめる。

https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/liquorworld/brand/earlytimes/

 

「長く愛されてきた」だけに終売が残念でならないです。

原酒の供給が追い付いていないという背景もあるそうですが…新しい輸入業者がはやく決まってほしいところです。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :やや濃いアンバー

香り:バーボン特有の溶剤系の香り…はそこまで感じない。

   甘いバニラ香が強く感じられる。

味 :アルコール刺激がほとんど無く優しい飲み口。

   若干味自体のインパクトは弱いもののバーボン感はきちんと伝わる。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:すっごく甘い香り。

   それとほのかに樽の香り。美味しそう。

味 :美味しい。ちょっとだけ甘さが増す。

   樽感も感じられるようになり飲みごたえが増す。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:バーボンソーダでも美味しい。

  癖があまり無いのかな?とても飲みやすい。

 

 

・総評

「なんじゃこりゃあ!!」を言う機会を逸するやさしさ。

 

バーボンってこんなに優しいものなのか。

これだけ優しいとロックでかーっ!っと引っかけるのもいいかな…

 

くどくない、キレの良さが好印象。

 

おすすめは上述の通りロック。

あじわい」が強くなり、甘口でかつ飲みやすい。

もしくはハイボール。これもまろやか優しく美味しい。

 

 

・所感

詳しく知った時にはもう終売。ウイスキーあるあるですわね。

 

日本での正規品が無くなったら並行輸入アメリカ国内版が入ってくるのでしょうか??

そちらもちょっと興味があったりしますわね。

 

なんにせよ、バーボンの入口としては最適解かもしれません。

(もう終売なんですが…)

こういうのを飲むとジャックダニエルは結構尖ってる方なんだなという気付きが得られてそれはそれで面白みを感じますのよ。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

・前回

asgsn.hatenablog.com

 

 

 

 

【レビュー】#116 『グレンフィディック12年』は爽やか滑らかフルーティの三本柱。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

いよいよ値上げの波が実感として掴めるところまで迫ってきましたね。

半年前と比べてどの銘柄も値上がりを感じずにはいられません。

 

今回はそんな波が顕著に表れているような気がするこちら。

 

グレンフィディック 12年

Glenfiddich AGED 12 YEARS SPECIAL RESERVE

蒸留所名:グレンフィディック蒸溜所(スペイサイド)

内容量:700ml

アルコール度数:40%

シングルモルト・スコッチウイスキー

購入時価格:3,200円(税込み)

 

 

 

 

シングルモルト販売のパイオニア

 

はじまりは1886年

創業者のウィリアム・グラント氏はモートラック蒸溜所に勤めていたそうです。

 

まだまだブレンデッドウイスキー用の原酒提供が主流だった1964年にシングルモルトとしても販売を開始したことがよく知られています。

今では世界でのシングルモルト販売数量ナンバーワンを誇っているそうです。

 

またバルヴェニー、キニンヴィ、ガーヴァン、アイルサ・ベイ蒸溜所はグラント社が所有している姉妹蒸溜所です。

グレンフィディックとはゲール語「鹿の谷」という意味です。

 

こちらはいわゆる新ラベルです。

 

2020年頃から切り替わったそうですが、ハーフボトルサイズに関しては旧ラベルのものが流通しているのをよく見かけます。

中身はどうなんでしょう…??

 

ちょっと前までは下手したら実売3,000円を切る値段で購入できたグレンフィディック12年ですが、正規輸入業者であるサントリーが2022年4月から実施した価格改定で15%の値上げ、さらに円安事情などが加わり今ではだいたい希望小売価格である4,600円ほどで流通しています。

 

コルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エムブレムでもある鹿の刻印が目を惹きます。

 

 

 

・公式評(グレンフィディック日本公式サイトより)

1887年の創業から受け継がれる伝統の香りと味わい。 グラント家に代々伝わる“グレンフィディック”のシンボルであり 世界中の多くの栄誉あるアワードを獲得しています。

当時から変わらず清らかで軟らかいハイランドの湧水を使用し、特徴的なフルーティーさは創業時からの強いこだわり。

上質なアメリカンオーク樽とヨーロピアシェリー樽で最低12年間、丁寧に熟成。 さらに後熟することで甘く、複雑なオークの風味を作り上げます。

滑らか且つ芳醇で長い余韻の12年スペシャリザーブグレンフィディック独特の スペイサイドスタイルの完璧な一品と言われ、最高の味わいだと広く称賛されています。

 

色     :淡い金色

香り    :洋梨・レモン・フルーティーな熟成香

味わい   :甘くフルーティー・クリーム

フィニッシュ:やわらかな甘み・繊細で軽やか

https://www.glenfiddich.com/jp/collection/core-range/12-year-old/

 

サントリーが用意したサイトではなく、きちんと日本にローカライズされたグランツ社?の公式サイトです。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :中庸なゴールド

香り:爽やかな青りんごの香り。次いで樽感。

   スーッと清涼感のある香りが印象的。

   ややアルコールアタックは気になる。

味 :まろやかめで甘い。それとフレッシュ・フルーティさ

   樽感は中盤から余韻に掛けて全体を補強するかのように出てくる。

   はちみつ感もある。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:やはり爽やか。それとちょっと甘めな香りになる。

味 :ビター感が強まる関係でボディが強く感じられる。しっかりと。

   それ以外は爽やかでフルーティな感じは変わらない。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:結構はちみつ感が強まる。甘口。

  フレッシュさは余韻に表れ、次のひとくちを促す。

 

 

・総評

さすが世界ナンバーワン!!

 

終始青りんご的なフレッシュ・フルーティさを纏っていて、まさに緑をイメージさせてくれるような香りと味わい。

お上品な感じはあるものの、決して弱めの個性というわけではなく樽感、はちみつ感といった要素で脇を固めていて加水でも崩れない。

 

同じくよくおススメに挙がりがちなグレンリベット12年と比較してみると、たしかに要素要素は似ているけれどもフィディックはより爽やかまろやかリベットはより甘くてシャープ…といった差別点を感じる、と、思う…

 

おすすめはやはりハイボール

想像以上に甘口になって驚き、かつバランスがいい。

やっぱりハイボールを意識したブレンドになっているのだろうか?

 

 

・所感

リベット現行が#23で登場しているのに対しフィディックが#116になってようやく登場というところに当ブログの歪んだ適当さが垣間見えますわね。

 

…まぁわたくしにとって思い出深い銘柄というものあってリベット贔屓なところがあるような気がしないでもないですけれど、フィディックに関しても初心者でも美味しく飲めることには間違いないですわね。

ただ、セールスポイントであった価格のリーズナブルさが現状ではほぼなくなっているという点は…この状態がいつまで続くんでしょうね…

 

 

前述のハーフボトルの件、実際中身はどうなんでしょうね??

新ラベルのハーフボトルというものを見たことが無いのでハーフボトルに関してはラベルチェンジせずに中身だけ変わってる…ってことは…さすがにないかな…?

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

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asgsn.hatenablog.com

 

 

 

 

【レビュー】#115 『アマハガン ファーザーズデイエディション2022』は一本筋の通ったオレンジチョコレート感。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

最近、露骨に週初めのみの更新が増えています。

Skebの納品に追われている感が伝わってきますね(他人事)

 

基本的に週に一回、土曜にアップと決めているのでそれに向けて週初めは余裕しゃくしゃく、中盤からは焦りが見え始め最後には無言になります。

 

 

今回は勿体ぶった挙句時期を外しに外してる気がするこちら。

 

アマハガン ファーザーズデイエディション2022

AMAHAGAN Father's Day Edition 2022

製造元:長浜浪漫ビール株式会社(長濱蒸溜所)

内容量:700ml

アルコール度数:47%

ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー

(ジャパンメイドウイスキー

購入時価格:7,700円(税込み)

 

 

 

 

父の日限定のアマハガン。

 

長濱蒸溜所の設立は2016年。

日本最小規模の蒸溜所として知られています。

 

AMAHAGANの初出は2018年。

長濱モルト+海外原酒のブレンデッドモルトが基本形です。

 

そんなアマハガン、実はシリーズ初飲です。

 

ファーザーズデイエディション自体は2021年から?のリリースなのですが、見ての通り1年前は大してアンテナも張っておらず購入していません。

ただ、2021年版の評判が良かったので今年は買うぞ!!!と購入した次第です。

 

2021年版はブレンデッドモルトだったらしいのですが、2022年版はブレンデッドに変わっています。生産本数800本限定!

他、特徴としてシェリーブランデーカスク原酒の使用が謳われています。

ただ、リカマンの商品ページ以外ではボトル、外箱に至ってもそのような記載が一切ありません。

 

 

シェリーブランデーという聞き慣れない単語が出てきたので調べてみると、シェリーの産地のスペイン・へレス地方とその周辺で作られるブランデーのことらしいです。

その製造過程でやはり熟成樽にシェリー樽の空き樽を使用しているようで、シェリシェリーブランデーウイスキーと樽の中身が変遷していくワケですね。

 

・・・と、モルト(イギリス製造)」とわざわざ明記してあるのは何故なのかふと気になって他のアマハガンの裏ラベルを画像検索してみたら他はモルトのみの表記でした。

もしかして長濱モルト原酒が入っていない…とか?

この辺は情報があまりないので不明です。

 

ラミネートコルクです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

この仕様は国内ではマルスと長濱だけでしょうか?

ラミネートコルク、私の好きな言葉です。

 

 

・公式評(リカーマウンテン販売ページより)

Tasting Notes

カラー:煌びやかな琥珀

アロマ:トップノートではモルト由来の香ばしく温かみのある香り立ち。落ち着きのある穏やかなアロマの中に瑞々しい蜜柑を想わせるフルーティーな柑橘様の香り。

テイスト:口当たりでは長期熟成グレーンウイスキー由来のドライかつビターチョコ様のドライな口当たりと落ち着きのあるウッディーなテイスト。シェリブランディーカスク原酒由来の程よいタンニンが全体を優しく包み込みます。

https://likaman.net/shopdetail/000000014399/176/page1/order/

 

ちなみに、まだ買えます。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :やや濃い目のゴールド

香り:強めの香り立ち。モルトっぽさ。

   ビター目なチョコレートの香りオレンジのような柑橘系の香り

   全体的に甘い香りでまとまっている。

味 :やはり柑橘系のニュアンスが強い。

   それとビターチョコの甘さ。香り通り。

   余韻もビターさが続く。アルコール刺激はほどほどに。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:ちょっと湿った香りになる。

   奥にはチョコレート感。

味 :ビター感が強く出てくる。

   チョコレートっぽさも強く出るものの甘味はやや薄くなる。

   そして意外にもアルコール感が依然として残っている。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:チョコレート感が依然として残ったほろ甘ほろ苦ハイボール

  飲み進めると奥にオレンジ感も見えてくる。

 

 

・総評

芯の通った、一貫した主張が印象的。

 

キャラクターが不変というか、どう飲んでもチョコレートオレンジ感が見えてくる。

加水でビターさがどんどん増していくので甘いままで飲みたいならストレート、ビターさも楽しみつつ軽やかに飲むならハイボール…と言った感じでは飲み分けができる。

 

チョコレートケーキにオレンジが入っていることはままあるので特に違和感も感じさせない組み合わせだと思った…

そういう面ではバランスが取れている気がする。

 

おすすめは上述の通りストレート若しくはハイボール

キャラクター自体はそこまで変わらないのでそのまま飲むか薄めて飲むかの違い。

 

 

・所感

グラスが2脚ついての値段なので長濱浪漫ビール公式サイトで同グラスが770円税込みで売っているのを鑑みると…

ボトル単体では 7,700-770×2=6,160円ですわね。

 

そう考えると、通常ラインナップのアマハガンとそう違いは無いので割高…とは感じない気がしますわね。

まぁブレンデッドかブレンデッドモルトかの違いはあるんですけれど…

 

 

アマハガン特有の味として、「ビターチョコやカスタードクリーム、オレンジやグレープフルーツの柑橘類」などが挙げられています。

・・・今回のテイスティングコメントのまんまですわね!?

 

「いつかウイスキー福袋で当たりそう」という理由でアマハガン自体は自ら買うことは無かったのですが、よくよく考えてみると限定品なら福袋に入らないはずなので今後は注視していきますわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

・・・あ、あときちんとお父様と一緒に飲みましたので…

独占はしていませんのよ…

 

 

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【レビュー】#114 『ジムビーム デビルズカット』はスコッチライクな悪魔の取り分。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

なんか、気だるいですね。

雨ばっかりで湿度が高い日が続くせいかもしれませんがモヤモヤっとしています。

 

気分を変える一杯、普段とは違うものを飲んでみます。こちら。

 

ジムビーム デビルズカット

JIM BEAM  DEVIL'S CUT

製造元:ビームサントリー

内容量:700ml

アルコール度数:45%

バーボンウイスキー

購入時価格:2,200円(税込み)くらい

 

 

 

 

「悪魔の取り分」を横取りしたバーボン。

 

言わずと知れた世界ナンバーワンの販売数量を誇るバーボン「ジムビーム」のラインナップの一つです。

いつやるかわかりませんが「ジムビーム」ブランドについては後日語ることにします。

 

ウイスキーの熟成過程でアルコールの蒸発、樽の呼吸により空気中に霧散して目減りする現象を天使の分け前(エンジェルズシェア)」と呼称するのは広く知られていることだと思います。

それと同じくして、樽材に染み込んでしまい目減りする現象を「悪魔の取り分(デビルズカット)」と呼称するらしいです。

 

その悪魔の取り分を無理やり抽出し、6年ほど熟成した原酒などとブレンドしたのがこの「ジムビーム デビルズカット」です。

悪魔に厳しすぎるのはまさにアメリカっぽいと言える…

 

おっとと...内容を語りきってしまいました。

当ブログを見ての通り、アメリカンウイスキーの類をあまり飲む機会がないので買ってみた次第です。(あとAmazonでロックグラス付が売っていたから)

 

スクリューキャップです。

 

ちなみに、正規品と並行品ではボトルの形が違います。

並行品のほうは縦長のボトルらしいです。

 

 

・公式評(ジムビーム日本公式サイトより)

デビルズカットとは

バーボンは熟成工程において、蒸発することにより、樽内部から多くの原酒が消えてなくなる。それは天使が分け前を取っていったからだと信じられており、その減った分を「天使の分け前」と呼ばれ、それは決して返ってくることはない。

熟成後、樽からバーボンが出された後も、樽材にしみ込んで微量に残る原酒を「デビルズカット」(悪魔の取り分)と呼ぶ。これを抽出することによって新たな歴史が生まれた。

樽材の内部にしみこんだ風味豊かなバーボンを抽出するため、独自の工程を行う。抽出が済むと、長期間熟成を施したバーボンとブレンドし、アルコール分45%でボトリングする。すると深い色、深い香り、特徴の際だつ重厚なバーボンが出来あがる。

ソーダジンジャーエールなど、爽快なハイボールスタイルがおススメ。

特徴

香り:バニラ・ナッツ・オーク
フレーバー:まろやかな甘み・ほどよいコクと厚みのある奥深い味わい

https://global.jimbeam.com/ja-jp/bourbons/devils-cut

 

どうやって抽出してるんでしょうね??

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :ほんのりゴールド寄りのアンバー

香り:石鹸寄りな溶剤感。それと樽感。

   ソーピィ、溶剤チックではあるけれど不快な香りではない。

味 :甘くて、樽。

   まさしく樽から引っ張り出してきましたと言わんばかりの樽感。

   これはこれでとてもいいものである。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:溶剤オンリーな香りになる。

   そしてやはり樽っぽさもある。

味 :甘くて、樽。

   アルコール刺激が抑えられて飲みやすい。

   余韻にフワ~っとバニラ感は抜けていくのが心地いい。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:バーボンに不慣れでもとっても飲みやすい。

  樽感が強いからかな?スコッチライク。

  バーボンの良さだけを持ってきた感じ。

 

 

・総評

癖がマイルドにバーボンらしくないバーボン。

 

バーボン特有の強烈な溶剤感の余韻にまだ慣れなくて、ジャックダニエルとかでもウッ…となるけれどコレでは全くそれを感じなかった。

強めの樽感がいろいろと気にならなくしてくれている…??

 

もちろん、余韻以外ではバーボンっぽさ全開で美味しい。

 

おすすめはロック。

飲みやすさに加えて余韻に抜けていく香りがバーボン感を補強してくれる。

ハイボールもおすすめ。

こちらはむしろスコッチに因るのでより飲みやすくなる、と、思う。

 

 

・所感

ウッド感が強烈で、樽熟成するウイスキー「らしさ」を存分に感じられるバーボンですわね。

それでいてビターに振れすぎていないのはバーボンらしい甘さが中和しているのかしら…?

 

いいですわね。わかりやすく美味しいですのよ。

スコッチを嗜んでいたら割とすんなりと飲めるバーボンだと思いますわね。

 

悪魔とは気が合いそうな気がしますわね。

いい、センスですわよ。

 

 

酒屋を見て回っていたらアーリータイムズと目が合って、「そういえばこれも休売するんでしたっけ…?」などと考えているうちに買っていました。

それからというものちょっとバーボンには興味が湧いていまして、ちょっとずつそちらのほうも開拓していけたらなぁと思っています。

円安ドル高という現状でおそらくバーボンが一番値上げの振れ幅がデカいと思われますのでバーボン好きの方は今のうちに買っておいた方がいいかもしれませんね…

 

 

・次回

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【レビュー】#113 『ブラックニッカ クリア』からは”まだ”ウイスキーとしての自覚を感じる。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

人生で初めて飲んだウイスキーって覚えていますか?

大体の人は安ウイスキーから入ってウイスキーって、こんなモンか…」という印象を抱くと思います(偏見)

で、最悪そのまま去る…

 

今回はおそらく自分が人生で初めて飲んだウイスキーであろうこちら。

 

ブラックニッカ クリア

BLACK NIKKA Clear

製造元:ニッカウヰスキー株式会社

内容量:700ml

アルコール度数:37%

ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー

(ジャパンメイドウイスキー

購入時価格:990円(税込み)

 

 

 

 

軽やか・スッキリなジャパニーズウイスキーの先駆け。

 

初出は1997年、「ブラックニッカ クリアブレンドとして発売されました。

2011年に今の名称である「ブラックニッカ クリア」に改称、今日に至ります。

 

最大の特長はノンピートモルトを使用した徹底したクセ抜き

スモーキー感をネガティブに感じる…主に初心者への配慮です。

 

ちなみに、冒頭の画像はルパン三世がたびたびタイアップする際に毎回ラベルに悪戯を仕掛けている限定ラベルです。

去年(2021年)は表ラベルの文字をバラバラに崩壊させたデザイン、一昨年(2020年)はキング・オブ・ブレンダーズ(ヒゲのおじさん)を消し去って白塗りにしたラベルが発売されていました。

 

紹介記事でネガティブなことを言うのはアレですが、ブラックニッカクリア「ブラックニッカ」ブランド最安・底辺酒というイメージに至らしめている原因でもあります。

ウイスキーをよく知らない人にとっては、「コンビニでもよく売ってる、超安い、ろくでもないウイスキー程度の認識なので「ブラックニッカ=ブラックニッカクリア」という構図ができているような気がします。

 

まぁブランド内を大きく見ても最高値がディープブレンドの1,650円なので安ウイスキーの範疇ではあるのですが、ろくでもないウイスキーというのは非常に誤った認識だと思います。

そう、その証明のためにわざわざ安ウイスキーの企画を立ち上げていたのです。

たぶん。

 

アルコール度数は37%、件の「トリスクラシック」と並ぶ低度数です。

 

度重なる安ウイスキーの連続で頭が死んでいたのかキャップの写真を撮り忘れていますがスクリューキャップです。

 

 

・公式評(ニッカウヰスキー公式サイトより)

ほんのり甘い香り、
かろやかですっきりした味わい。

ブラックニッカ クリアは、ノンピートモルトを使ったモルトウイスキーと、穀物を原料としたかろやかな香りと味わいのグレーンウイスキーブレンドして、つくられています。ほのかに甘い麦の香りとすっきりとした味わいで、どんな飲み方でもおいしく、飲み飽きない。気軽にお酒を楽しみたい時に、ぴったりのウイスキーです。

テイスティングノート
香 り    かろやかなモルト香。
味わい    やわらかな甘さと軽快な味わい。
余 韻    クセのないすっきりとした後味。

https://www.nikka.com/products/blended/blackclear/index.psp.html

 

ブランドサイトを見る限り、若者向け…というか初心者にターゲットを向けている感じでしょうか…?

それはそれとして、飲み方指南やハイボールの作り方までかなりしっかりと記載されたページなので力が入っています。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :薄めのゴールド

香り:意外と穀物穀物してる香りが立っている。

   ノンピートを謳っているだけあって嫌味がない。

味 :ほんとうに、ほんの少しだけ、溶剤っぽい。

   ただ悪目立ちするようなフレーバーもなく純粋に飲みやすい。

   名前に偽りなし。

 

 

・ロックで飲んでみる

※ロック…?

香り:少しだけ香りが開く。少しだけ。

   甘い香りをさらに感じる。

味 :若干ビターさが出る?くらい

   むしろ甘みも増していて厚みが出る。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:ほどよく酸味っぽさが出て軽快。

  甘さもほんの少し浮き上がってきてさっぱり目のハイボール

 

 

・総評

ウイスキーとしての最低限のラインをしっかり把握している。

 

値段からすればこの出来は満足できるのではないだろうか…?

ただウイスキー入門としての足掛かりとしてはちょっと物足りなさがある…個人的にはせめてディープブレンドくらいから入ってほしい…

 

さすがニッカというべきか、どう飲んでも違和感がない。

ただこの価格帯でいけばハイボール用かな、と…

 

 

・所感

ちゃんとウイスキーですわね。

さすがニッカというべきか、流石にラインを見極めている感じですわね。

 

ちなみに、毎年期間限定でブラックニッカのロゴ付きのジガーカップがついているときがあります。

 

画像

https://twitter.com/nikka_jp/status/1199825241603596288

 

わたくしもこちらを愛用しております。

背が低いので見失いやすいこと以外は広口ですし使いやすいですのよ。

 

 

ニッカと言えば、余市10年が復活するというニュースが出ましたわね。

年間出荷本数、9000本…というところを除けばグッドニュースなんですが。。。

 

やはりニッカのエイジものの復活はまだまだ時間が掛かりそうですわね~…

 

 

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