なもなきアクアリウム

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すきなこととかたのしいことを…

【書籍紹介】THE WHISKYー琥珀色のワールド・カタログ

紹介したい本が一冊。

 

1985年当時のウイスキーカタログ。

「ザ・ウイスキー琥珀色のワールド・カタログ (新潮文庫―名酒グラフィティ)」

 購入時価格:186円+送料で443円

 

 

よくある大判サイズのウイスキー本とは違い、文庫本サイズなのでかさばらない。

1ページに4本(見開きで8本)の説明と当時の価格。

それでいて

もちろん中古 

 

という感じで単純に、「見ていて楽しい」。

ウイスキーの等級表記が1989年で廃止されるので等級制度末期のラインナップが垣間見れるなかなか興味深い本。「あ、こんなのもあるんだ!」という学びを得ることもできるし、知ってるウイスキーを探し出すのも面白い。

 

当時の物価が表記されているので、国内ウイスキーはまぁ普通の値段

それでもサントリー・インペリアルは15,000円

サントリー創業一八九九は30,000円

サントリー・ザ・ウイスキー(当時の最高級特級ウイスキー)は50,000円とかするが…

 

下のふたつはそもそも知らなかったので興味のある方は調べてみてください

 

 

 

スコッチに至っては関税が凄くてジョニ黒が10,000円くらいだったとかいうのは有名な話だが、そのスケールで

ザ・グレンリベット12年が12,000円

アベラワー・グレンリベット12年(当時の名前)が12,000円

グレンモーレンジィ10年が15,000円

ザ・グレンドロナック12年が12,000円

ハイランドパーク12年が15,000円

 

カティサークが4,150円

クレイモアが3,800円

フェイマス・グラウスが4,500円

シーバス・リーガル12年が10,000円

ティーチャーズ・ハイランドクリームが4,150円

バランタイン12年が8,500円

 

などといった驚愕の値段の数々が目に入ってきて非常に面白い。

だいたい今の4倍くらいの値段なので3/4は関税を飲んでたことになる。

 

 

飲むだけでなく眺めるのも好きな方はぜひ購入してみてください。

ちょくちょく挟まれるウンチクコーナーもあるので読み物としても面白いです。