前回はこちら
簡潔に言うと
実際の洋樽に使われる材木の木片をウイスキーに漬けることによって疑似的な樽熟成(本物の樽のように木材の外気との呼吸がないのであくまでも疑似的)が可能になるアイテムが、タルフレーバー。
ジャパニーズオークと呼ばれるミズナラで作られた樽での熟成を経たウイスキーは白檀や伽羅のような香りがするとのことでシーバスリーガル12年ミズナラのように日本のみならず人気が高まっている。
今回は前回でも言及した
響 JAPANESE HARMONYを使っていきます・・・・・
じつは、一番初めに手を付けたのがこの響JHだったのです。
しかしミズナラスティックのチャーリングをしていなかったために微妙な出来になってしまったので今回はリベンジということになります。
今回はしっかりとチャーリング(焦がし処理)をしました。
左画像が表面(製品としてあらかじめレーザーによるチャーリングが施されている面)
右画像が側面です。
日本唯一の洋樽製造メーカーである有明産業株式会社さんのページにわかりやすい解説がありました。詳しくはリンク先を参照。。。
とどのつまり、焦がせば焦がすほど樽の効果が早く現れるということなので、ミズナラスティックによる疑似追熟においてはチャーは必須なのかもしれません。もちろん近道をすることがウイスキー熟成において最良であるわけではないことはウイスキーファンにとってはアタリマエなことなのですが・・・
前回の記事で紹介したNiimoさんで購入したセットのボトルを使います。
左で見切れてるボトルはSeriaで買った小瓶(100円)です。一度別の容器に移し替えないとミズナラスティックが取り出せなかったのでそれ用に使いました。
移植完了
ミズナラスティックを投入
前回に引き続き、つまみ飲みをしたのでちょっと少なくなっています。
これでは不格好なので
白州NAを入れ込みました。
白州蒸留所オンライン見学のときに使ったボトルです
はじめはスティックが液内で浮きますがそのうち沈んできます。
正直前回の山崎で、熟成しすぎもよくないということがわかったのでとりあえず2週間くらいをめどに第1回の試飲をしてみようと思います。
白州の比率が多くなったことで響JHの調和が崩れることを危惧していますが、個人的には白州独特の爽やかな香味が加わればいいなと思っています。ミズナラスティックによる疑似追熟でウイスキー同士を馴染ませることに期待しています。
響JH自体も開栓直後に飲んでからそれっきりなので単体で飲んでみたい。
そのときは(あれ・・?)と感じたのですがあれからどれほど落ち着いたのか、また自分自身も経験値がたまったので新しい発見があるかも。。。
あと響はボトルがたまらなく好き。
昔に比べてシンプルなデザインのボトルばかりになっている現代ジャパニーズウイスキーにおいてやはり奇抜、かつ美しい。ぜひとも一度は手に取って眺めてみてほしいボトル部門No.1だねこりゃあ。
響の話はいずれやるであろうテイスティングの記事でまた詳しくお話ししようと思う。
(いつになるかわからないが・・・)
二週間後の後半へ続く(キートン山田)
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