なもなきアクアリウム

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【レビュー】#13 『シーグラム セブンクラウン』はバーボンじゃないアメリカンウイスキー。

梅雨がぶり返してきたのか低気圧な日が続きキツいです。

乗り越える裏技がなんかあったら教えて下さい。

 

今回から記事タイトルに一言コメントを併記するようにしました。過去記事にも付け足していくので興味があれば見てやってください。

 

ここのところ結構メジャーどころばかり攻めていた気がするので趣向を変えて第13回はこちら。

 

 

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シーグラム セブンクラウン

Seagram's  SEVEN CROWN

製造元:ペルノ・リカール

内容量:750ml

アルコール度数:40%

ブレンデッド・アメリカンウイスキー

購入時価格:1,800円くらい

 

 

 

 

バーボンが大半のアメリカンウイスキーの中では異色のアメリカン・ブレンデッド・ウイスキー

 

とはいえ一般的なブレンデッドウイスキーとは定義が違い、アメリカでは

バーボン、ライ、コーンのストレートウイスキーを、アルコール度数50度に換算して20%以上使用し、残りを他のウイスキーやスピリットでブレンドしたウイスキー

が、ブレンデッドウイスキーを名乗るらしい。

 

かつては名前の通りシーグラム社が製造していましたが、2000年に酒造部門をペルノ・リカール社に売却し今に至ります。

ブランド名はそのまま使っているのでシーグラムの名前が今でも使用されています。

 

かつてのキリン・シーグラムの合併会社時代の縁で今でも輸入はキリンが行っているが・・・・・・・・

 

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https://kirinproducts.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=5924

 

どうやら辞めたっぽい・・・?

ちなみにキリン公式に750mlとして載っているボトルは1000ml版なハズ。

(「7」の文字がクソデカなのが1000ml版だったと思う…)

 

近所の酒屋にはまだふつうに売っていたので買ってきました。

 

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名前の通り「7」の文字が王冠を被っている。

しかもその下に王冠が7個並んでいる。

徹底的なセブンクラウンアピールがすごい。

 

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スクリューキャップ。

ペットボトルのキャップみたいな感じなのか初開栓のときに妙に空回りしたあとにプツプツ…と開き始めるからビビった。

 

 

・公式評(海外公式サイト翻訳)

Seagram's 7 Crownは、豊かな伝統を持つアメリカの象徴です。ブレンデッド・アメリカン・ウイスキーである「Seagram's 7 Crown」は、慎重にブレンドされ、オークで熟成されます。なめらかな甘みとクリーミーなバニラの後味が特徴の「Seagram's 7 Crown」は、今日の最大手のショットブランドや、シグネチャードリンクである「7&7」にも引けを取らない、親しみやすいスムーズな味わいです。


香り    :柑橘系の香りが漂う、魅力的ですっきりとした爽やかな香り

味わい   :なめらかな甘味

フィニッシュ:クリーミーなバニラ風味

 https://www.seagrams7.com/whiskeys/seagrams-blended-whiskey

 

ちなみに「7&7」(セブン・セブン)とはセブンクラウンとセブンアップを使用したカクテルです。要はセブンアップ割りです。

 

 

 

・ストレートで飲んでみる

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色 :琥珀

香り:バニラ、パイン、蜜の濃い香り。

   アルコール感は殆ど感じない。

味 :甘い。バーボン特有の深いコク、あとから来る南国フルーツ感。

   アルコール刺激はほのか。

 

 

・ロックで飲んでみる

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香り:甘い香りが強調される。

   バーボン特有のセメダイン感も出てくるが不快ではない。

味 :まったりとした甘さに加えやや樽感も出てくる。

   余韻にもすこし渋みが残るが終始甘さがフォローに入る。

 

 

ハイボールで飲んでみる

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味:まったりとした甘みは加水でもよく伸びハイボールでも愉しませてくれる。

  とくに雑味もなく、バーボンより格段に飲みやすい。

 

 

・総評

バーボンではない、アメリカンウイスキー

 

まさにバーボンのいいところだけを抜き出したかのようなブレンデッド。

ネガティブ要素を徹底的に排除した味わいはバーボンが苦手な人でもとっつきやすい。

 

おすすめはストレート。

加水の伸びは秀逸だがややくどい気がするのでストレートでの濃厚な味を楽しむのがよいと思った。

 

ちなみにテイスティングコメントでもよく用いられる「バニラ感」という言葉にいまいち疑問を持っていて、今までウイスキーを飲んでいてバニラに該当する感覚を感じたことがなかったのですが、これはハッキリとしたバニラを感じた。

バーボン由来のものなのかよくわからないがバニラ香は樽のヘビーチャー(内側をすげぇ焦がす)からくるものらしいのでおそらくそうなんでしょう。

 

 

・所感

もちろんスコッチとは毛色が違いますし、かなりバーボンに寄っていますので一般的なブレンデッド感覚で飲むと「クッソ甘いですわ~~!!??」ってなりますわよ。

ストレートバーボンが混入しているのでバーボンっちゃあバーボンな気がしますが…

 

キリンが出荷終了したとかいう不穏な言葉が頭にちらつきますが、あくまでそれは輸入品の話ですので大元のセブンクラウンの製造が終了したわけではありませんので値段がどう推移するかは分かりませんが存在自体は続いていきますわよ。

 

・・・とはいえ通販では意外と1,000円台で売っていませんわね。店頭で探してみるのがいいかもしれませんわよ!!

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

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