文章は読みやすさが一番と思っているのですが自分自身句読点をあまり打たずに延々文章を続けるのが好きなので読んでる側としてはたまったもんじゃないなと思いながら過去の記事をたまに見返しています。
昔はTwitterでもそういう文章の書き方をよくやっていたので最近は短文で済ませるように人知れず努力をしています。
どうでもいいことは置いといて今回は第24回。
シーグラムVO
Seagram's VO
製造元:シーグラム社→ペルノ・リカール社&ディアジオ社→サゼラック社(現在)
内容量:750ml
アルコール度数:40%
ブレンデッド・カナディアンウイスキー
購入時価格:1,850円(税込)くらい
当ブログ初のカナディアンウイスキーです。飲むのも自身初である…
これで世界5大ウイスキー(スコッチ、アメリカン、アイリッシュ、カナディアン、ジャパニーズ)のカテゴリが揃いました。
で、察しのいい読者の方ならお気づきでしょうが・・・
そう、#13にて紹介したアメリカンウイスキー、シーグラム・セブンクラウンのあの「シーグラム」です。
・・・といっても現在シーグラム社のワイン・スピリッツ部門はペルノ・リカール社(フランス)とディアジオ社(イギリス)に買収されていて「シーグラム」のブランド名のみを残す形となっています。
さらに2018年にディアジオ社はサゼラック社(アメリカ)にシーグラムVOのブランドを売却しているそうです。
サゼラック社といえばバーボンウイスキーであるところの「バッファロー・トレース」や「ブラントン」、「ジョージ・T・スタッグ」、「スタッグJr」などを展開している酒造メーカーです。
ちなみにシーグラム社はカナダの企業です。まさしく激動の所属・・・
カナディアンウイスキーは
②トウモロコシを主体とした癖のない「ベースウイスキー」
の2種をブレンドしたものです。
シーグラムVOもその例に漏れず、さらにベースウイスキーにもライ麦が使われていて風味豊かなものとなっている・・・らしい。
余談ですがカナディアンウイスキーには麦芽の糖化の際に麹を使っているところもあります。
さらに察しのいい読者の方ならお気づきでしょうが・・・「朝倉」で触れた高峰譲吉さんの製法です。
麹ウイスキーのスピリットが海を隔てたカナダの地で脈々と受け継がれているのはなんともロマンが溢れます。
さて、話を戻すとブランデーでいうところのV.O.は「Very Old」の略ですがシーグラムVOでは「Very Own」(自身専用)という意味らしいです。
海外サイトで調べてみると、シーグラム社の創業者ジョセフ・E・シーグラム氏が自身の家族のために作ったのが由来だそうです。
使用されている原酒は6年以上熟成されたものだとか。
セブンクラウンと同じくプラ製のスクリューキャップ。
・公式評
なんと、無し。
海外サゼラック公式を見てもテイスティングノートの類は一切載っていませんでした。
一応URLだけ載せておきます
https://www.sazerac.com/our-brands/sazerac-brands/seagrams.html
(海外サイト)
・ストレートで飲んでみる
色 :やや深みを帯びたゴールド
香り:バナナのような甘い香り、南国フルーツを連想させる。
柑橘系の香りもある?
味 :スパイシーさの中にうっすらと甘みと渋みが存在している、といった感じ。
あんまり印象に残らない?
・ロックで飲んでみる
香り:香りが薄まった?ほのかな甘い香りのみを感じる。
アルコールの刺激は全くなくなったが…
味 :余韻に渋みが残る。おわり
・ハイボールで飲んでみる
味:ここへきて本領を発揮か。
ふわっとした南国フルーツの香りが炭酸に乗り心地いい。
ロックの段階では見せなかったが意外にも加水で伸びる。
・総評
ハイボールで化ける。というかこれ一択。
ストレートでも飲めなくはないが芳醇な香りとの落差が凄い。
カナディアンウイスキーというのをこれ以外に飲んだことがないのでこういう味が主流なのかはわからないけれど、フレーバリングウイスキーなるもので香味付けがはっきりとしているのでハイボールにて真価を発揮するのだろうか。
ちなみに、同じくカナディアンウイスキーである「クラウン・ローヤル」もシーグラム社が生み出したもの。
こちらは現在ディアジオ社の所有になっている。
・所感
ハイボールという使い道があるとはいえこの価格帯ならスコッチブレンデッドにも無数の選択肢がありますので、よっぽどのシーグラム・マニアではない限りお呼びがかからないかもしれませんわね(辛辣)
ただ、香りから感じる南国フルーツ、柑橘系の香りは特筆すべき点かもしれませんわ。
肝心のお味もライト傾向ですので飲みやすいといえば飲みやすいですわね。
・・・とはいえ入手性は若干アレですわね!!!わたくしは酒のやまやさんで買いましたのよ!!
・次回
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