こんにちは。もう一度、こんにちは。
自分でもドン引きするくらい更新を空けていました。
ネタが無いとなんにも書けないので変なこだわりは捨ててレビューを再開していこうと思います。ほんとに…
第48回はようやく届いたこちら。
ジョニーウォーカーブラックラベル12年 アイラオリジン
JOHNNIE WALKER BLACK LABEL AGED 12 YEARS ”ISLAY ORIGIN”
製造元:ディアジオ社
内容量:700ml
アルコール度数:42%
購入時価格:3,300円(税込)
「ジョニ黒」構成原酒シリーズ第二弾。
11月上旬に正規品が販売開始されました。
「アイラオリジン」販売の煽りを受けてか第一弾である「スペイサイドオリジン」が買い占めに遭い市場から姿を消しています。
毎回毎回こういうのやめてってホントに…
残りは「ハイランドオリジン」と「ローランドオリジン」ですね。
前者はクライヌリッシュとティーニニックのブレンデッドモルト。
後者はグレンキンチーとグレーンウイスキーであるキャメロンブリッジのブレンデッドウイスキーらしいです。
今回もパッケージに思いっきり「カリラ」と「ラガヴーリン」とネタばらししてくれています。
…にしてもオフィシャルのものだとカリラ12年は5,000円弱、ラガヴーリン16年は8,000円弱するようなウイスキーであるのに蒸留所を明かしたうえでこの値段って一体どういう大盤振る舞いなの!?と思ってしまいます。
例の如くスクリューキャップです。
スペイサイドオリジンの記事でも言及しましたがオリジンシリーズ全てで共通のデザインっぽいです。
・公式評(ラベルから)
Prominent notes of sweet peat and bonfire
embers with a slight spice and
a lingering smoky finish.
甘いピートと焚き火の炎の香りが際立ち、
わずかなスパイスとスモーキーな余韻が残る。(DeepL)
相変わらず日本の公式サイトは「LIMITED EDITION」の項にシェリーエディションとワインカスクブレンドしか載っていないのでロクな公式資料なし。
・ストレートで飲んでみる
色 :ゴールドとアンバーの中間点くらい。
香り:潮っぽいピート香。
ほんとうに奥の奥に爽やかななフルーティさも感じる。
アルコールアタックは全くない。
味 :口に含んだ瞬間、刹那の、甘さ。
それから、焚き火。アルコール刺激がピリピリと。
それが過ぎた後はビター感が残る。
・ロックで飲んでみる
香り:モルト感が顔を出してくる。甘い香り。
が、依然ピーティ。
味 :全体的な印象はストレートと然程変わらない。
けれど、アルコールの刺激が弱まる分丸みを感じる。
甘さ→スモーク→ビターの流れは同じ。
・ハイボールで飲んでみる
味:パワーがある。スモーク感は一番出るかもしれない。
ネガティブなヨード感が薄まって飲みやすい。
引き際がスパッとしている潔さがクドくなくて良い。
・総評
ラガヴーリンを一回しか飲んだことが無く記憶に残っていないので、カリラとこれの差分がラガヴーリンなんだろうなと勝手に考えていたが正直なところ肝心の差分がよくわからなかった。やっぱ実物飲んでみたい。
ボディ感はカリラ12年と比べるとこちらのほうがどっしりとしているのでラガヴーリン的要素はそこらへん…?
だとするならば割りかしライトでフルーティなカリラにどっしりボディと焚き火のラガヴーリンの両者のニュアンスは確かに出ていると言える。かな?
ハイボールの項でも書いたがかなり引き際がアッサリなのでハイボールが一番合ってるかもしれない。
・所感
アイラモルトは愛好家の中では人気が高く、これほど安価でカリラ&ラガヴーリンを飲めるとなるとかなりコスパに優れたボトルだと言えますわね。
アイラモルト独特のピート感はあるもののしつこくなくすっきりキレがいいのでアイラモルト入門としてもおすすめできる一品ではなくて??
当たり前な話ですがカリラなのかラガヴーリンなのかどっちつかずな感じを受けるのでアイラモルトに慣れた人からしたら物足りなさは否めないかも入れませんわね。
個人的にはジョニーウォーカーを形成する大黒柱は間違いなくこのアイラモルトの要素だと思っているのでそのしっかりとした背骨を体験できるこのシリーズは大いに歓迎したいと思っていますわよ。
・次回
・前回
冒頭でも話したとおり、レビューの出し惜しみはもうやめます。
来年とか言ってたオールドボトルの紹介も年内に前倒しになるかもしれません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!