なもなきアクアリウム

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【レビュー】#49 「ザ・グレンタレット トリプルウッド(新ボトル)」は甘・酸・渋の要素をハッキリさっぱり感じ取れる新生ボトル。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

ポケモンばっかりやっています。

伝説の色違いを粘っているとやはりシンボルエンカウントはながら作業ができるので良いものだとしみじみ感じますね。

 

第49回はブリシャイ*1と同じく生まれ変わったこちら。

 

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ザ・グレンタレット トリプルウッド(新)

THE GLENTURRET TRIPLE WOOD

蒸留所名:グレンタレット蒸留所(ハイランド)

内容量:700ml

アルコール度数:43%

シングルモルト・スコッチウイスキー

購入時価格:5,390円(税込み)

 

 

 

 

当ブログではある意味おなじみで何度も話題に上がっているグレンタレット蒸留所の新生ラインナップのひとつ。

手の届く範囲ではこの「トリプルウッド」「10年ピートスモークド」のふたつでしょうか。

それより上のファーストロット分は現状では入手は困難だと思います。

 

最近になって上記2つの在庫が復活しつつあるので手に取ってみた人も少なくないと思うのですがどうでしょうか?

とりあえずエントリーモデルのトリプルウッドからレビューしていきます。

 

「グレンタレット」ブランドについてはこちらで。

asgsn.hatenablog.com

 

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なんともスタイリッシュな外見に様変わりしています。

旧ボトルのアットホーム感も好きでしたがこちらの現代的なボトルも眺めていて気持ちがいいですね。

 

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2020年9月14日ボトリングのものっぽいです。

余談ですが英国式年月日表記は「日→月→年」の順で表記します。

ちなみに、米国式年月日表記は「月→日→年」の順です。

 

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As Scotland's Oldest Working Distillery, The Glenturret has an extraordinary PROVENANCE. Visited by writers and poets, including Robert Burns, feted by Prime Ministers, Princes, and home to an honour roll of dedicated distillers, The Glenturret stands proudly at the hearts of Scotch Whisky country.

In tribute to this ling and distinguished histry, our distinctive spirit is fully crafted by hand for exceptional quality.
By protecting and preserving the traditional skills of whisky making, we respect the unrivalled PROWESS that has made us that we are ~ and enrich for future generations.

Todat, this unwavering PASSION for the world of whisky brings together our enduring and hard-won wisdom with the courage and imagination of contemporary masters. Working hand in hand with partners in artistry Lalique, we craft moments to treasure in spirit and glass.

スコットランドで最も古い現役蒸留所であるグレンタレットには、並外れた実績があります。ロバート・バーンズをはじめとする作家や詩人が訪れ、首相や王子にもてなされ、献身的な蒸留者たちの名誉を持つグレンタレットは、スコッチウィスキーの国の中心に堂々と立っています。

この長い歴史に敬意を表して、私たちの特徴的なスピリッツは、卓越した品質のために完全に手作業で作られています。

ウイスキーづくりの伝統的な技術を守り抜くことで、私たちは今の我々を形作った比類ない腕前に敬意を表し、また未来の世代を豊かにしていきます。

ウイスキーの世界への揺るぎない情熱は、私たちの永続的な知恵と、現代の巨匠たちの勇気と想像力を結びつけています。私たちは、芸術性の高いパートナーであるラリックと手を取り合って、スピリッツとガラスの中に宝物となる瞬間を作ります。

(DeepL+意訳)

 

 

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しっかりとした出来のコルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(いつもの発作)

 

 

・公式評(海外公式サイトより)

Triple Wood is a continuation of our history, part of the old range and reborn in the new. A thoughtful combination of European and American Sherry Oak casks alongside Bourbon barrels gives a light and subtle whisky showcasing the sweet, fruity style of our new make spirit – the starting point of the journey for all our single malts. The three cask types have carefully nurtured the spirit, adding a depth of character and a rich, golden colour.

Aged in AMERICAN and EUROPEAN SHERRY casks and BOURBON barrels, sweet FRUIT and CARAMEL flirt with sticky GINGER cake and VANILLA, maturing OAK and light SPICES look on with interest from the sidelines.

トリプルウッドは、私たちの歴史を継承し、旧シリーズの一部でありながら新シリーズとして生まれ変わりました。ヨーロピアンオークとアメリカンオークのシェリー樽とバーボン樽を慎重に組み合わせ、軽やかで繊細なウイスキーに仕上げました。この3種類の樽がウイスキーを丁寧に育て、深みのある個性と豊かな黄金色を生み出しています。

2種のシェリー樽とバーボン樽で熟成され、甘いフルーツとキャラメルが粘り気のあるジンジャーケーキとバニラと戯れ、熟成したオークと軽いスパイスが傍らで興味深く見守っています。

https://www.theglenturret.com/whisky/2020-maiden-release/core-range/triple-wood

(※海外サイト)

 

ラベルにもある通り、ファーストリリース分は「2020 MAIDEN RELEASE」の表記がされ、2021年以降のリリース分と表記で差別化がなされているようです。

MAIDENとは「初めての」という意味です。

 

 

・ストレートで飲んでみる

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色 :ほんのり赤みを帯びたような琥珀

香り:あ、グレンタレットだ。

   最大の特徴とも言える硫黄的で柑橘的で甘さ的で…な香りは相変わらず。

   嗅いでいるとシェリー樽のニュアンスも感じられる。

   アルコールアタックはややある。

味 :口に含んでみると案外ボディはあっさりめ。

   しかしながら味の要素は複雑め。

   甘酸っぱさの中に緩くスパイスがあり、樽感のビターさで〆る。

   みたいな感じ。

 

 

・ロックで飲んでみる

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香り:ストレートとほとんど変わらない。

   グレンタレット臭と言うべきか。

   しばらくして冷えてくるにつれ香りが抑えられてくる。

味 :やはり甘くもあれば酸っぱくもあるし渋くもある、そんな感じ。

   甘さがやや前面に出ることによって全体的にカドが取れた味になる。

   アルコールの刺激も抑えられ飲みやすくなる。良い。

 

 

ハイボールで飲んでみる

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味:思ったよりサッパリとしている。

  飲み進めてみるとやっぱりサッパリとしている。

  単純に薄いという意味でなく、とにかくキレが良い。

  ドッシリとしていないということもありキッパリというならサッパリとしている。

 

 

・総評

ほんとにグレンタレットか?????????

と、ハイボールを飲んだ時に思った。

個人的には旧ボトルから受けたベットリとどこまでも伸びるモルトという印象が根付いていたので、この高校生デビューでもしたかのような小ざっぱりとした新グレンタレットには違和感を覚えてしまった。

 

とはいえ香りの特徴は旧来のグレンタレットそのものであり、サッパリとしているところがデメリットというわけでもないと思う。

むしろ「トリプルウッド」として表したいコンセプトをハッキリと、きちんと、感じ取れたのでとても分かりやすい故によくできたボトルだと感じた。

 

新体制として歩み始めたグレンタレットの門出を見ているようでこちらとしてもすがすがしい気分になるボトルだと思った。

 

飲み方としては香りとアルコールのクセが抑えられ、トリプルウッドのコンセプトをゆっくり楽しめるロックがおすすめ。

 

 

・所感

香りは以前と同じ、なのに”あの”ぐにーーーーーーーーっと伸びていくモルトの感じが無くなり爽やかになったグレンタレット、というのは自分でも言い得て妙と思いましたがまさしく高校生デビューの如しですわね。

 

元来トリプルウッドはそういう構成なのか、それとも新生グレンタレットから大きく「なにか」が変わったのかは不明ですが、「面影は確かにあるのに別人のように変わってしまったケドいい感じだぜ」という後方腕組み彼氏ヅラオタクのような心を抱いてしまう、そんな1本でしてよ。

 

それにしても、スコッチですらハイボールに合ったブレンドにシフトチェンジしていく風潮の中でそれに逆行するかの如くブレンドを変えていくのはやはり挑戦的というか、伝統的というか、飲み続けて応援したいですわぁ~と感じざるを得ませんわね。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

・前回

asgsn.hatenablog.com

 

*1:ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパールのことです。