こんにちは。もう一度、こんにちは。
年末になると今年いっぱいで閉店とかそういうお店がちらほらと目についてきて「冬」という季節を嫌な面で実感しますね。するよね?
行く頻度少ないお店でも、あの店どうなってるかな?って顔を出してみるのもいいかもしれません。閉まってからじゃ後悔しかないので。。。
前回の予告でオールドボトルとか言っていましたがよく考えてみたら現行のローヤルすらまだ記事にしていないのでもうちょっと遠のきそうです。
今回はこちら。
スコティッシュリーダー スプリーム
SCOTTISH LEADER SUPREME
製造元:ディステル社
内容量:700ml
アルコール度数:40%
ブレンデッド・スコッチウイスキー
購入時価格:1,650円(税込み)
1976年に誕生し、今では世界約30か国で販売されているらしい。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーを30種類近く使用したブレンドらしい。
・・・伝聞チックなのはさらえる情報があまりにも少ないからです!!!
ぶっちゃけてしまえば日本では相当マイナーなブランドだと思います。
やまや以外で扱っているところを見たことがありません。
逆に言うと、やまやに行けばほぼ売ってるし、なんならやまやの通販でも普通に売っています。
※ちょっと長くなるので割愛しますが、生みの親はバーン・スチュアート社という会社で、2013年に南アフリカのディステル社にもろもろ買収されています
。ブナハーブン蒸留所について調べてみると会社の遷移関係がわかりやすいかもしれません。
キーモルトは親会社の所有する蒸留所からして「ディーンストン」(ハイランド)、「トバモリー」(アイランズ)、「ブナハーブン」(アイラ)なんじゃないかなぁとインターネットでは推測されているっぽいです。
角ばったデザインがスタイリッシュ。
箱付きなのも地味にポイントが高い。
ちなみに、この「スプリーム」はアジア市場限定商品らしく海外公式サイトにはラインナップとしてカウントされていません。
やまやにはこの「スプリーム」(シェリータイプ?)とベーシックタイプの「オリジナル」が売ってあります。海外公式によればそのほかにも「シグネチャー」(スモーキータイプ?)、「12年」がラインナップされています。
BRINGING TOGETHER THE FLAVOURAS OF THE HIGHLANDS AND SPEYSIDE, SCOTTISH LEADER SUPREME IS A BLEND OF OLDER, RARET MALT AND GRAIN WHISKIES,
USING SKILLS LEARNED THROUGH CENTURIES OF SCOTTISH TRADITION, MY TEAM OF CRAFTSMEN AND I EXPERTLY MARRY THE FLAVOURS TOGETHER.
THE FRAGRANT COMBINATION OF HONEY AND SWEET SMOKE CREATES A MELLOW, COMPLEX SCOTCH WHISKY SAVOURED BY CONNOISSEURS. A DISTINCTIVE PERSONALITY MADE FOR SHARING.GOOD LEADERS BRING PEOPLE TOGETHER.
AS DO OUR AWARD-WINNING WHISKIES.
PROUDLY SCOTTISH, EXPERTLY CRAFTED AND ENJOYED THE WORLD OVER.
ハイランド地方とスペイサイド地方の風味を融合させた「SCOTTISH LEADER SUPREME」は、古いレア・モルトウイスキーとグレーンウイスキーのブレンドです。
何世紀にもわたるスコットランドの伝統に培われた技術を駆使して、私たち職人チームがその風味を巧みに融合させています。
ハチミツと甘いスモークの香りの組み合わせは、愛好家が味わうことのできるまろやかで複雑なスコッチ・ウイスキーを生み出します。独特の個性を持つこのウイスキーを、ぜひお楽しみください。優れたリーダーは人をまとめます。
数々の賞に輝くウイスキーのように。
スコットランドの誇りであり、熟練した技術で作られたウイスキーは、世界中で愛されています。(DeepL+意訳)
スクリューキャップです。
何の鳥かはわからないですがかっこいいですね。(雑)
・公式評
なし
公式サイトはここ!
(※海外サイト)
・ストレートで飲んでみる
色 :やや薄い琥珀色
香り:あっさり目のシェリー香。
甘い香り主体で全体的に乾いた印象を受ける。
アルコール刺激はほとんどない。
味 :味わいはいたってライト。
フルーティでありながらも樽由来の渋みも感じられる。
果物の渋皮を食べているような感覚になる。
・ロックで飲んでみる
香り:はちみつのような甘い香りが開く。
それでもやはり全体的に控えめな香り立ち。
味 :甘みが強くなるがそれに比例して渋みも強化される。
ただパンチはこちらのほうが上なので飲みごたえとしては上がる、ような。
・ハイボールで飲んでみる
味:ここにきてシェリー感が戻ってくる。
他の要素が鳴りを潜め控えめになるのでシェリー感の独壇場と化す。
ほかになにも邪魔しない。Just Sherry. いいよこれぇー!
・総評
ストレート、ロックではとにかく渋、しぶ…と言った感じで飲んでいたけれど、ハイボールで一気に印象が変わった。
シェリーの風味は七難隠す。
フェイマスグラウスのようにグレンタレット然とした特有の癖もないので単純にスッキリとしたハイボール用としてのポテンシャルが高い。
スコッチのサントリーオールド的な。
(オールドも個人的にはグレーンが若干目立つような気がするので適した言葉ではないかもしれん…)
価格もそこまで高くないのでハイボール用としての完成度は文句が出ないラインだと思う。
上述の通りおすすめはハイボール。渋みパンチを食らいたいならロックも可。
・所感
よく聞く話ですが「やまやの2本で2,000円コーナー」で買えるらしいですわね。
近所のやまやはそういったコーナーが存在しないシケた店舗なのでふつうに定価で買いましたがこれが1,000円で買えるのならば本当に文句の出ないデイリーウイスキーだと思いますわよ。
シェリー系の安ブレンデッドとしてはホワイト&マッカイが立ちはだかりますが…
まぁ見なかったことにしましょう。
相手が悪すぎますわよ。
ちなみにスプリーム(supreme)とは「最高(品質)の、最上位の」みたいな意味を持ちますわよ。
それにしてもアジア市場というのはシェリーカスクが重く見られているのかしら?
グレンリベットも台湾市場限定でシェリーカスクが売られていたりしますし…
・次回
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