こんにちは。もう一度、こんにちは。
と、あけましておめでとうございます。ちょっと遅くなりましたね。
新年一発目だからと景気よくオールドボトルを開けたレビューをしようと思っていたんですが…えぇ…ちょっとね……後述します。
というわけで今回はこちら。
カバラン クラシック
KAVALAN CLASSIC
蒸留所名:カバラン蒸留所(台湾)
内容量:50ml
アルコール度数:40%
購入時価格:1,200円くらい
- ・公式評(カバラン日本公式サイトより)
- ・ストレートで飲んでみる
- ・ロックで飲んでみる
- ・ハイボールで飲んでみる
- ・総評
- ・所感
- ・【おまけ】ローヤルのオールドボトルを開栓してみた結果
- ・次回
- ・前回
カバラン蒸留所のはじまりは2006年、初出荷は2008年です。
台湾北東部、宜蘭(ぎらん)県で製造されています。
「宜蘭」は発音的にはギーランだったりイーランだったりするらしいです。
何かと華々しい経歴を持っていて、世界的な品評会で数々の賞を受賞しており新興ながらもたいへん実力のあるブランドです。
その特徴は台湾の亜熱帯気候。通常スコットランドのような冷涼な気候がウイスキーの熟成には望ましいと言われているのに対し、亜熱帯気候では熟成が早く進むため少ない年月で大きな熟成感を持ったウイスキーを生み出すことができる、らしいです。
というわけでなんかテンションが高かった時に勢いで買ったミニボトルです。
フルボトルで買うと9,000円くらいするので自分の感覚からするとまぁ~~ハイレンジのウイスキーですね。
ミニボトルといいつつもきちんと独特のボトルの形状をしています。
適当な形のボトルでいいからもうちょっと安くなんないかな?
カバランは上の値段を見るとキリがないのも特徴です。
エントリーグレードとしてディスティラリーセレクトという4,000円台のボトルが出ているのでとりあえずそこから入門するのが望ましい、と言われています。
スクリューキャップです。
フルボトルではコルクだそうですよ…
カバラン蒸留所を所有する金車グループのロゴ?が印刷されていてかわいいです。
・公式評(カバラン日本公式サイトより)
チーフブレンダーがバーボン樽、シェリー樽、プレーンオーク樽などの樽を厳選し、絶妙な比率で調合を行います。台湾特有の亜熱帯気候により短時間で熟成が完成し、バランスのとれたコクのある風味ができ上がります。雪山山脈のピュアな水源を使用することで、口当たりの良い深みのある酒質が生まれます。 カバラン・シングルモルトウイスキーの一作目であり、スタンダードな入門編のカバランウイスキーです。
色合い:躍動的で情熱
風味:スッキリとした優雅な味わいで、爽やかなコチョウランの香りと魅惑的なフルーツの香りが豊かに香ります。また、ほのかにハチミツ、マンゴー、洋ナシ、バニラ、ココナッツの風味が広がります。
口当たり:マンゴーの甘みと、オーク樽での熟成により生成した複雑な香辛料の風味が特徴です。やわらかく、綿密で、滑らかな口当たり。後味にはオレンジの香りが漂います。
https://www.kavalan.jp/products/
クラシックの時点で数々の賞を受賞しているようです。
・ストレートで飲んでみる
色 :鮮やかなゴールド
香り:かすかな甘い香り。基本的にはアルコール感。
味 :ほのかなモルトの甘み、フルーティな酸味も感じる。
パッションフルーツのよう。
ほどなくして優しい樽感が訪れ、余韻に長く残る。
・ロックで飲んでみる
香り:ロックにしてもそんなに香りは開かない。とくにいうことが無い。
味 :樽感が強くなる。
甘みを押しのけてどっしりと座っているような感じで豹変を感じる。
・ハイボールで飲んでみる
味:さっぱりと甘酸っぱい。
樽感が下支えしてくれているおかげで薄っぺらくなく厚みがある。
これは美味しい!
南国フルーツ的なニュアンスがこれでもかと感じられる。
さらっとしたシロップのような甘さ。
・総評
ストレート、ロックで正直期待外れ感が漂っており新年早々頭を抱えていたものの、ハイボールはイメージを払拭してくれて絶品。
よく形容される南国フルーツのような甘酸っぱさが全面に広がり美味しい。
・・・ただ10,000円近くするシングルモルトがハイボール向きって…どうなの…?美味しいけど…
おすすめは上述の通りハイボール。
ロックはちょっときついかも。
ストレートはライトでふんわりとした飲み口。好みがわかれる。
・所感
ぶっちゃけると価格に納得できる出来ではありませんでしたわね。
もしフルボトルを買っていれば、9,000円近く出した手前ネガティブな事はあまり言いたくないとバイアスがかかりそうなものですが今回は50mlなので正直に書きましたのよ。
ネットでは好意的な意見が多いように見えますし、山崎12年に似ているなどというレビューも目にしていたのでありえんくらい期待値が高くなっていた面は否めませんわね。というか私はいつもそんな感じですわね。
ただ、上位クラスにもなると当然段違いになると思われますので「カバランがダメ」という訳では決してございませんのよ。コンサートマスターのポートフィニッシュのほうも購入しているので近いうちに飲んでみようと思いますわ。たぶんそちらのほうが好みに合うと思いますし…
・【おまけ】ローヤルのオールドボトルを開栓してみた結果
ローヤルのSR金枠響マークの1000ml、コルクの状態がいいから期待してたんだけど香りも味も全部飛んでてニューポットみたいになってた
— 朝倉あさげ (@asgsn_) 2021年12月30日
特級のSRは明らかに甘い香りがしてたからイってないとは思うけど他の開けるのが怖くなってきた…
— 朝倉あさげ (@asgsn_) 2021年12月30日
なんかむかついてきたからスリムボトルの方も開けてみたらものすごい金属臭がする
— 朝倉あさげ (@asgsn_) 2021年12月30日
…うん?
ちなみに特級のSRも開けてみたらとくに香りは…あれ??
なんで?????ねぇなんで????????????
年末だからって新年1発目の記事のために開栓したのになんだこの仕打ちは???????とムキになって6本くらい開栓してしまう。
全部香りが無い。
アルコール感だけ残っている。
ハズレなのだろうか。
直射日光には晒していないし、高温の部屋にも置いていない。
なぜだ。
オールドボトルを飲み慣れた方がいたら教えてください。
開栓後は香りが立たないとか、ひと月ほど放置していたら開くとか、そういう系の回答がほしいです。
できれば。
はずれじゃないよね?
頼むから。
とりあえずこの件単体での記事をアップする予定です。
・次回