なもなきアクアリウム

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すきなこととかたのしいことを…

【レビュー】#76 『ザ・ネイキッドグラウス』は王道シェリーの集合体。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

更新が鈍化していますね!!!!!

ちょっと私事にて歯痛が酷かったものでお酒を控えていました。

ここ数日調子が良いのでまた飲み始めました。虫歯ではないです。

 

あ、あと記事の最後にちょっとしたお知らせがあります。

今回はこちら。

 

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ザ・ネイキッドグラウス

The Naked Grouse

製造元:マシュー・グローグ&サン社(エドリントングループ傘下)

内容量:700ml

アルコール度数:40%

ブレンデッドモルト・スコッチウイスキー

購入時価格:3,950円くらい

 

 

 

 

終売品です。

「ザ・フェイマスグラウス」のラインナップの一つでした。

2021年5月より名称とボトルを変え「ネイキッドモルトとして生まれ変わっています。

asgsn.hatenablog.com

 


ザ・ネイキッドグラウスとしての誕生は2013年。

当初はフェイマスグラウスと同じくモルト+グレーンのブレンデッドウイスキーだったのですが、2017年11月頃からモルトのみのブレンデッドモルトウイスキーとしてマイナーチェンジされています。

 

ブレンデッド時代は「ファイネスト」の上級モデルのような立ち位置で、

マッカラン

「ハイランドパーク」

「タムデュー」

それとおなじみ「グレンタレット」

などをキーモルトとし、グレーン原酒とブレンドしたものをファーストフィルのシェリー樽にて4年以上の追熟を行ったものでした。

 

ブレンデッドモルトになると、構成原酒が

マッカラン

「ハイランドパーク」

グレンロセス

そしてお馴染み「グレンタレット」

をバッティングしたものをファーストフィルのシェリー樽にて最低6か月熟成したもの…とレミーコアントロージャパンのニュースリリースにて説明されていました。

 

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このブログでもう何度説明したかわかりませんが「裸の雷鳥」を示すべくボトルの胴体にはラベルがなく、雷鳥レリーフが彫られています。

 

ちなみに後継の「ネイキッドモルトでは雷鳥→樽に置き換えられています。

 

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Naked Grouse is matured in first-fill Oloroso Sherry oak casks.  We call them 'naked' casks because it's the first time they have ever held whisky so we're a little picky when it comes to choosing what goes in them.  Only a specially selected blend of single malts make the cut.  The result is a rich and fruity whisky with a soft spice finish.  Loosen your tie or kick off your heels and enjoy!

ネイキッドグラウスは、ファーストフィルのオロロソシェリーオーク樽で熟成されています。 私たちはこの樽を「ネイキッド」と呼んでいますが、それはこの樽に初めてウイスキーを入れるからで、何を入れるかについては少し慎重になっています。 シングルモルトの特別なブレンドだけが、この樽に入れられます。 その結果、ソフトなスパイスのフィニッシュを持つ、リッチでフルーティなウイスキーが生まれました。 ネクタイを緩め、ヒールを脱いでお楽しみください。

 

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当ブログで扱ったフェイマスグラウスシリーズで初のコルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(発作)

…最近ウイスキーの香味抜けが起こるボトルが頻発していてコルク栓の意義を疑いつつあります…

 

 

・公式評(後継・ネイキッドモルト公式サイトより)

Convention says we need tasting notes. There's certainly layers of rich and fruity flavour, but we’d rather let you decide. Naked Malt is simply made to be enjoyed, however and wherever that may be.

テイスティング・ノートが必要なのは常識です。確かにリッチでフルーティーなフレーバーが幾重にも重なっていますが、私たちはむしろお客様に判断していただきたいと思っています。ネイキッドモルトは、どんな場所でも楽しめるように作られています。

https://www.nakedmalt.com/en/our-whisky

(※海外サイト)

 

つまり…「自分の目で確かめよう!!」というファミ通的な投げ方。

かつてのネイキッドグラウスのサイトも同じ記述だったかはわかりませんが…

 

 

・ストレートで飲んでみる

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色 :やや赤褐色

香り:どかっとくるシェリー香。

   フレッシュさとドライレーズンさの狭間のような。

   ちょっとゴムっぽい。そしてやはりグレンタレット感がある。

味 :まず控えめな甘さ。…ん? …んん??

   口の中で濃いレーズンの甘さが増幅されていく

   樽感もやや強しと言った感じで、余韻が結構長め。

 

 

・ロックで飲んでみる

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香り:シェリーの甘い香りが大きくなる。

   やはりゴムっぽさもある。

味 :飲みやすくはある。

   甘ビターさが強調されダークチョコレートのような印象を受ける。

   シェリー系の真骨頂と言った感じ。よき。

 

 

ハイボールで飲んでみる

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味:うんめェわ。

  レーズンっぽさ、チョコレートのような余韻。

  ゴールドケンのチョコレートはこれと食べればよかった。

  というか残ってるし今からでも食べようかな…

 

 

・総評

まず初めに注意点。

開栓直後はかなりガチガチで閉じ切っていたので開栓からすこし間を置いてから飲むとわかりやすいかも。

 

ザ・シェリーな構成が心地いい。

雷鳥特有の加水で伸びていくところもきっちりと継承している。

 

ダークチョコレートのような甘さのロックもいいし、

軽快なチョコレート感のあるハイボールもいい。

 

 

・所感

購入時価格(3,950円)については高値掴みってヤツですわね。

といっても常時品薄が続いていた銘柄ですので、そんなモンどうだっていいんですのよ。一応3,000円くらいでかつては買えていたそうですわね。

 

後継の「ネイキッドモルト」のサイトでは「中身は同じです」などいつもの決まり文句説明されていますが、ネットで調べている限り案の定何かが変わっているそうです。

まぁこればっかりは自分で確かめないとわからないので近々飲み比べをしてみたいと思っておりますのよ。

 

エドリントンからグレンタレットが抜けたぶん、もしかしなくてもグレンタレットが構成原酒から外れているという線は大いにあると予想していますが…

(前にも説明したような気がしますが、引き続きフェイマスグラウスへの原酒提供をお願いされたもののシングルモルトに専念したいということで蹴ったという話をウイスキーガロアで読みましたので…)

 

 

・おしらせ

さて、お知らせなのですがはてなブログ公式」さんから前回の記事を紹介して頂きました…!!

 

正直こういう形式で自分勝手にやっているブログなのでそういった機会に縁なきものとばかり思っていたのでうれしかったです。

一応中身にも目を通して頂いているようなのでそんなことはありえないのですが、下手な雑談記事とかがピックアップされなくてよかった…なんて思っています。

 

 

今後もなんというか、少しはタメになるような記事を生み出せるよう精進して参りますのでみなさん時々で良いので覗きに来ていただけると嬉しいです。。。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

・前回

asgsn.hatenablog.com