こんにちは。もう一度、こんにちは。
月初はなんだか調子が悪くなる…
これが、バイオリズムちゃんですか。
そもそもバイオリズムというのは身体・感情・知性の各リズムにそれぞれ分かれていて、身体は23日、感情は28日、知性は33日の周期で浮き沈みをしているらしいです。ということはきっちり1か月の周期で動く要素は無い(しいて言えば感情が近い)し、そもそもバイオリズムは科学的に実証されていない仮説です。つまり言い訳なんです。
いつも通り関係ない話をしたところで今回はこちら。
アイラストーム
ISLAY STORM
内容量:700ml
アルコール度数:40%
購入時価格:2,750円くらい
ボトラーズです。
察しの良い方なら製造元でお気づきでしょうが、以前にレビューした「グレンアーモンド」、ほかには「アイリーク」や「フィンラガン」などをリリースしている会社です。
名前の通りアイラのシングルモルトなのですが、蒸留所名はおろか、樽の種類などもすべてシークレットなボトルです。
その点は前述のアイリークやフィンラガンにも共通します。
フィンラガンはカスク系のバリエーションがいろいろあるけど…
嵐に吹き荒れる海がラベルに描かれています。
「ストーム」の名を冠するボトルは「カティサークストーム」以来ですが、あちらは名前に反して穏やかなボトルでした。こちらは果たして…
購入時期については、以前にも触れた気がしますがタリスカーの旧ボトルと同時に購入した気がします。
ですので開栓後に時間が結構経っています。3年くらい。
コルク栓です。
テンションが低いのはコルク栓に対して猜疑心が生まれているからです。
猜疑心…
・公式評(THE VINTAGE MALT WHISKY Co.,Ltd公式サイトより)
Islay Storm captures the essence of the unique and mysterious energy that surrounds the famous island of Islay.
Situated off the west coast of Scotland, Islay is at the mercy of the mighty Atlantic Ocean, whose treacherous storms have been shaping the landscape for thousands of years.
Raging seas, ferocious currents and hidden rocks have sent hundreds of ships to their destiny. Then they give way to calm sunny days, white sandy beaches and lochs full of peaty spring water.
Islay malts are unlike any other malt whiskies – they are robust, smoky and peaty, with hints of the sea and spicy sweetness – combining the torrents and tranquility of this magical island.
ISLAY STORM WON A “SILVER – OUTSTANDING” AWARD IN THE 2017 IWSC INTERNATIONAL WINES AND SPIRITS COMPETITION. THIS IS AWARDED TO WHISKIES WHICH SCORE BETWEEN 86 AND 89.9 POINTS IN A BLIND TASTING.THE IWSC IS RECOGNISED AS ONE OF THE WORLD’S MOST PRESTIGIOUS AWARDS IN THE WINES AND SPIRITS INDUSTRY.
Tasting Notes:
Nose: Pungent peaty smoke. Phenolic with a little coastal breeze.
Palate: Lovely sweet peatiness. Some iodine and sea salt balance with vanilla notes and some spice.
Finish: Waves of smoke. Fantastic length.
アイラストームは、有名なアイラ島を取り巻くユニークで神秘的なエネルギーの本質を捉えています。
スコットランドの西海岸に位置するアイラ島は、強大な大西洋に翻弄され、その危険な嵐は何千年もの間、島の景観を形成してきた。
荒れ狂う海、猛烈な潮流、隠された岩が、何百もの船を運命の地へと送り出してきたのです。その後、穏やかな晴れの日、白い砂浜、ピートの湧水で満たされた湖へと姿を変えていきます。
アイラモルトは他のモルトウイスキーとは一線を画しており、堅牢でスモーキー、ピート香に海の香りとスパイシーな甘みが加わり、この魔法の島の激流と静寂が融合しています。
アイラ ストームは、2017年IWSCインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションで「シルバー - アウトスタンディング」賞を受賞しました。これはブラインドテイスティングで86点から89.9点を獲得したウイスキーに与えられる賞で、iwscはワインとスピリッツ業界において世界で最も権威のある賞の一つとして認められています。
テイスティングノート
香り: 刺激的なピートスモーク。少し沿岸の風を感じるフェノリックな香り。
味わい 甘いピート香。ヨードや海塩とバニラ、スパイスのバランス。
フィニッシュ。スモークの波。素晴らしい余韻。(DeepL)
https://www.vintagemaltwhisky.com/islay-storm-4/
(※海外サイト)
というわけでグレンアーモンドより力の入った紹介文です。
受賞歴もあるとのことで公式サイトでもイチ押しなのかも。
・ストレートで飲んでみる
色 :薄めのゴールド
香り:ヨードっぽいもののそこまで香りの強さは感じない。
鉛筆とか、画用紙とか、文房具っぽい香りがする。
奥にはきっちりとモルト香が感じられる。
味 :思った以上に甘い。ところどころには独特の青くささがある。
やはり鉛筆のような文房具風味がある。
鉛筆を食べたことがあるわけじゃないけど…
・ロックで飲んでみる
香り:香り自体は独特の青くささが抜けて潮っぽくなる。
味 :やはり甘い。香りと違って青臭さは健在。
それでもだいぶ弱まって飲みやすさを感じられるようになる。
・ハイボールで飲んでみる
味:アイラモルトのハイボールはスモーキーさが出てくるものだけど…
アイラストームは最後までヨード感が残る。
まぁこれはこれでお刺身とかに合いそうではある。
・総評
まるで正体がわからん!!
ネットではラガヴーリンだとか、カリラだとか、ラフロイグだとか言われているようです。
シャープなスモーク感。。。短熟のカリラ…?
結論は出ない。。。
おすすめはロックあたり。かな。
変な癖が抑えられて純粋にアイラモルトとして楽しめるようになる。
文房具感と称したくぐもった湿った木の感じが面白いのでストレートも一飲の価値あり。
・所感
この価格帯のアイラシングルモルトとして十分な出来だと思いますのよ。
潮っぽさ、青くささと湿った木の感じも相まって「嵐に遭い難破しそうな木の船」感が十分に出ているボトルですわね。
シークレットモルトとして中身を予想するのは想像以上に面白い体験でしてよ!!
ちなみに「ボトルの形状からしてブルックラディなんじゃね?」という意見もあります。
うんまぁ…確かに…
ブルックラディとして出ている商品はノンピート~ライトピートなのでその線からしたらピーテッドタイプのポートシャーロットあたりなのかなぁ…という感じですが、そうだとすれば味からしてちょっと違うかな…というのがわたくしの見解ですわね。
・次回
・前回
ぼちぼち変な企画やりたいです。