こんにちは。もう一度、こんにちは。
USD/JPY 2022年6月22日の始値が136.61円。
1998年10月以来(23年8か月)の円安です。
ドル以外でも軒並み日本円の価値が暴落しており自国通貨の毀損です…
・・・という話を見て気分が良くなかったのでちょっとお休みしていました。
好きなことを語るブログなのでほどほどにして、今回はこちら。
Suntory Whisky ”KAKU”
製造元:サントリー
内容量:180ml
アルコール度数:40%
ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー
購入時価格:578円(税込み)
言わずと知れた、ハイボールの鉄板。
「角瓶」ブランドについてはこちらで解説しています。
興味がございましたらぜひ。
・・・と、紹介順がおかしいのはこのブログではよくあることです。
いまさらこの「ド」が付くほどのメジャー銘柄をなぜわざわざレビューするに至ったかというと、
以前よりちょくちょく話題になっていた「いつの間にかウイスキーの原産地が全て国内製造になっている」という話を思い出し、せっかくだからという気持ちで手に取りました。
それでも「ジャパニーズウイスキー」の定義には当てはまらない点は、最低3年熟成というラインはこなせていないからなのでは?いう考察を目にします。
もっと言うと、「元から国内製造だったけど「ジャパニーズウイスキー」の定義が話題になったので明示するようにした」だけかもしれません。
そっちのほうが個人的には説得力がある気がします…
角瓶に対してはよくもわるくも「ふつう」くらいなイメージを抱いているのですが、なにぶん復刻版の出来が異常に良かったので改めて真面目にテイスティオングするのは正直楽しみです。
・公式評(サントリー公式サイトより)
角瓶は、山崎と白州蒸溜所のバーボン樽原酒をバランスよく配合し、甘やかな香りと厚みのあるコク、ドライな後口が特長のウイスキー。そのおいしさは、ハイボールにすることでいっそう引き立ちます。
https://www.suntory.co.jp/whisky/kakubin/product/kaku.html
「響」以外のブレンデッドに対しては主力の角瓶であってもかなりドライな解説文です。
・ストレートで飲んでみる
色 :やや薄めのゴールド
香り:うっすらとした香り。サントリーっぽさを感じる。多分知多。
香りの要素で言えばバニラっぽさが目立つ。きちんとウイスキー。
味 :一応飲める。。。ものの薄い。
そして余韻にビター感が広がる。それだけ。
・ロックで飲んでみる
※心底やる気のないロックなのは勘弁してください…
香り:おっ…!? 白州めいた香り。
これは良い感じに開いてくる。
味 :いろいろと開く。
ほんのりと爽やかだったり、ほんのりと樽感が見える。
余韻のビターさは相変わらず。
・ハイボールで飲んでみる
味:ははぁ~角ハイ…さすがですなぁ。
ここにきて青りんごっぽさがようやく乗ってくる。
それにしても希釈前提のブレンドってどうやってるのかが気になる。
・総評
さすがのハイボール専用機。
この、ほどよくドライな感じは食中酒としてこの上ない。
誰が飲んでも飲みやすい。まさにサントリー味。
で、やっぱりローヤルのSR12年に似ている。
方向性としては本当によく似ている。
ローヤルがそれなら、当時の角瓶はどうだったんだろう…
おすすめは言うまでもなくハイボール。
わざわざそれ以外で飲む意味はあんまりないかな…
・所感
ぶっちゃけるとやっぱり「ふつう」ですわね。
ただ「ふつう」を長年維持し続けるのはほんとうに大変なことで、ブレンダーの方々にはただただ頭を垂れるのみです。
「ふつう」が欲しくなる時もあります。
実際、ちょっと呑みたい気分の時はコンビニで角ハイボール缶を買って飲みながら作業をしていたり…というのはよくやっています。
デュワーズ12年のときくらいに言った、「常に期待通りである」ものというのは何物にも代えがたい価値あるものなのです。
・・・と、ちょっと期間を開けた割にお出しするのが「角瓶」かよって感じかもしれませんが、ストックが切れたとか、病気になったとか、メンヘラになったとか、とくにそういうのは一切ありません。
そう、「角瓶」を記事にしたい気分だっただけです。
・次回
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