なもなきアクアリウム

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すきなこととかたのしいことを…

【レビュー】#122『バスカー(シングルポットスチル)』はレーズン、あんず、穀物がフラットに香る仲介役。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

今年は夏バテしてないような気がします。

養命酒とヤクルト1000の同時摂取してるからでしょうか…??

 

今回はちょっと放置気味だったこちら。

 

バスカー(シングルポットスチル)

THE BUSKER SINGLE POT STILL

蒸留所名:ロイヤルオーク蒸留所(アイルランド

内容量:700ml

アルコール度数:44.3%

シングルポットスチル・アイリッシュウイスキー

購入時価格:2,640円(税込み)

 

 

 

 

バスカーの黒いやつ。

 

「バスカー」についてはブレンデッドシングルモルトと過去2回取り上げています。

ご興味があればご覧いただければと思います。

asgsn.hatenablog.com

 

今回のは「SINGLE COLLECTION」ポットスチルウイスキー

 

ポットスチルウイスキーとは「大麦麦芽モルト)30%以上+未発芽の大麦30%以上、その他穀物を原料」とし「単式蒸留器(ポットスチル)にて蒸留して作られた」アイルランド独自のウイスキーのことです。

もちろんこちらも3回蒸留されます。

大麦麦芽のみのモルトウイスキーと比較して穀物由来の風味が強く出たり、オイリーな口当たりとなるそうです。

 

・・・と過去記事でも解説をしていました。

で、単一蒸溜所で作られているのでシングルポットスチルウイスキーという訳です。

 

樽構成はシングルモルトと同じくバーボン樽、シェリー樽原酒のヴァッティング。

スタンダードな構成だと言えますね。

 

そういえばシングルモルトもじわりじわりと見る機会が増えてきましたね。

入手できた方も続々と増えてきているのではないでしょうか…?

 

スクリューキャップです。

MOTHER2の死に際に自爆する木の敵みたいなロゴです。

 

 

・公式評(バスカー海外公式サイトより)

WARM AND SPICY FINISH
The Busker Pot Still is a distinctive expression of Ireland with an exceptional character. Made from barley the traditional way in copper stills, then matured and finished in ex bourbon and sherry casks, it opens with a rich and complex bouquet, consisting of fresh flowers, honey, oak, fudge, and clove oil. Taste buds kick off with some beautiful intense spices and peppery notes, balanced splendidly with some toffee as we reach a long, warm, rich spicy finish.

温かくスパイシーな仕上がり
バスカー・ポットスティルは、卓越した個性を持つアイルランドを表現しています。大麦から銅製の蒸留器で伝統的な方法で造られ、バーボンとシェリーの元樽で熟成され、仕上げられます。新鮮な花、蜂蜜、オーク、ファッジ、クローブオイルからなる豊かで複雑なブーケで始まります。味は、美しい強烈なスパイスとペッパーノートで始まり、タフィーと見事なバランスを保ちながら、長く、暖かく、リッチなスパイシーフィニッシュへと到達します。(DeepL)

https://www.thebusker.com/single-collection/

 

公式おすすめの飲み方は「ストレート」、「ロック」です。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :ちょっとだけ濃いアンバー

香り:シングルモルトより酸い香り。あんずとレーズン感。

   また、グレーンっぽい穀物さも感じる。

味 :まろやか目な感じ。特に目立った嫌味もなく、平坦。

   優しいけれど個性には乏しいかな…

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:シングルモルトでも感じた例のチョコレート感が出る

   酸い感じがあるのでいちごチョコ感。

   ただミルクチョコ感のほうが大きいのでアポロチョコと言った感じ。(???????????????????)

味 :味は強まるも、何かが突出するでもなくやはり平坦。

   飲みごたえは純粋に増すのでストレートをグレードアップした感じ。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:まるで「元からそうでしたよ?」みたいな感じで溶け込んでいる。

  酸い感じが一層際立ち、飲み方としてはこれが正解かもしれない。

 

 

・総評

グレーンなような、モルトのような。

 

酸味が特徴的で、甘くない梅酒…みたいな印象。

味自体は何が突き出ているでもなく、押しが強いでもなく平坦なものの、加水以降ではしっかりとわかりやすい味わいが出てくる。

 

オイリー??どっしり感???はよくわからなかったけれど、穀物穀物してる感じはシングルモルトよりも強く感じられた。

 

おすすめは酸味が際立ってくるハイボール

もしくはロックでも飲みごたえを感じられてよいかも。

 

 

・所感

ポットスチルウイスキーというものを単独で飲むのが初めてだったので、「ポットスチルウイスキー特有の~」みたいな感覚を持っていないのがお恥ずかしい限りですわね。

ブレンデッドウイスキーにおいてグレーンウイスキーというものがモルトウイスキー同士を馴染ませる役割があるとは常々伺っておりましたが、ことバスカーにおいては

 

モルトウイスキーポットスチルウイスキーグレーンウイスキー

 

・・・みたいな感じでポットスチルウイスキーこそが橋渡し的な役割を担っているのかしら…?と飲んでて思いました。

 

こういう構成原酒を単独で楽しめるシリーズは非常に意欲的ですし、いちユーザーとしても非常に興味深いので嬉しい限りです。

ついでに収集欲が強いオタクなのでそれも満たせる点でも至れり尽くせりです。

 

 

 

どうでもいい話なのですが、カテゴリーの「ウイスキー-アイリッシュ」のアクセスが地味にあるのですが内容がほぼジェムソンとバスカーだけなので「フン…にわかか…」みたいに思われていないか微妙に心配しています。

そもそも玄人のアイリッシュとはなんぞや…

 

ですので、アイリッシュならこれもおすすめだよ!!!!!!!というものがあればぜひ投書いただければと思います。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

・前回

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