なもなきアクアリウム

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【レビュー】#170『デュワーズ フレンチスムース8年』はりんごの蜜の甘さ、爽やかさを体現した癖のない優等生。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

間が空きましたがシンプルに忙しかっただけです。

今月もまだまだ頑張って更新していきます。たぶんね…

 

今回はこちら。

 

デュワーズ フレンチスムース 8年

Dewar's  FRENCH SMOOTH  Aged 8 Years

製造元:ジョン・デュワー&サンズ社

内容量:700ml

アルコール度数:40%

ブレンデッド・スコッチウイスキー

購入時価格:3,000円(税込み)

 

 

 

 

シリーズのトリを飾る翠緑のデュワーズ

 

相変わらず「イノベーションシリーズ」だの「ユニークカスクシリーズ」だの「樽シリーズ」だの呼称がバラバラなアレの第5弾です。

Amazon先行販売は今回も無し、全販売店2024年5月14日同時発売の形でした。

 

また、シリーズ最後なのにも関わらず突然のカートン無し、初出のカリビアンスムースでは2,300円だった価格も今回は3,000円の大台に乗っています。

 

今回のフレンチスムースは熟成させたグレーン・モルト原酒をブレンド後、再度熟成(ダブルエイジ製法)させ、フレンチオーク樽…ではなくアップルスピリッツであるところのカルヴァドスで後熟したものです。

 

カートンが無くなった代わりにIWC2023で受賞しているよ!とのシールが貼られています。

IWCってポイント制だっけ…?と見に行くと確かに金銀銅のほかにポイントも付いていました。

 

ちなみに、そのIWC2023のブレンデッドスコッチウイスキー10年以下の部にて受賞しています。

上から

デュワーズ ポルトガルスムース8年(92.53点)

デュワーズ フレンチスムース8年(91.83点)

デュワーズ イリーガルスムース8年(90.7点)

 

十分名誉な成績ですが、2個前のやつが1位で、これは2位に入賞したよ!という謳い文句はさすがに使いづらかったのでしょうか??

見に行ったらわかりますがブレンデッドの部はデュワーズだらけです。

 

例のごとくメタルスクリューです。

 

・公式評(デュワーズ海外公式サイトより)

Dewar’s brings together Scotland and France for this fruit forward flavour experience, bringing together the vibrant flavors that embody both countries. Dewar’s French Smooth is an 8-year-old Blended Scotch Whisky finished in Apple Spirit (Calvados) Casks and is the fifth in an innovative cask series. This rich and full-bodied whisky brings this unique finishing process to the double aged Dewar’s blend for the first time, creating an approachable and smooth whisky with a difference.

デュワーズスコットランドとフランスを結びつけ、両国の象徴である生き生きとした風味を融合させた、果実味あふれる味わいをお楽しみください。デュワーズ フレンチスムースは、アップルスピリット(カルヴァドス)樽で仕上げられた8年熟成のブレンデッドスコッチウイスキーで、革新的な樽シリーズの第5弾です。リッチでフルボディのこのウイスキーは、このユニークな仕上げ方法を初めてダブルエイジド・デュワーズブレンドに取り入れ、一味違う親しみやすくスムースなウイスキーを生み出しました。

https://www.dewars.com/double-aged-whiskies/french-smooth/

 

開発順がどうのこうのと過去記事で言っていた気がしますが、最後の文言はコピペっぽいのでイノベーションカスクシリーズ全般に対して初めてダブルエイジド・デュワーズブレンドに取り入れたと言及しているっぽいです。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :鮮やかな黄金色

香り:爽やかなりんごの香り。はちみつのニュアンスも拾える。

   さながらりんごのタルトのよう。

   奇をてらわないスタンダードな構成に見える

味 :スパイシーさと、青りんご。

   甘いようで、ややドライ。スムースといえばスムース。

   アルコール刺激はそれなりに。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:デュワーズ特有の強いはちみつのニュアンスが出る。

   青りんご感は爽やかさがしっかりと残っている。

味 :アルコール刺激が薄れた分、飲みやすくはあるけれどやや淡泊。

   青りんごの爽やかさ・甘さの余韻には渋みが残る。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:さすがデュワーズ

  ハイボールの領域はしっかりと美味しい。

  りんご感は余韻に。

  口いっぱいに含んで飲んだらりんご感が拾いやすい…よ!

 

 

・総評

意外と甘くない。

 

青りんごの爽やかさ、クセのなさに振っている印象。

スタンダードデュワーズに最も近しいと言えるかも。

 

デュワーズのビターさを抜いて、爽やかなニュアンスを混ぜてクセなく飲めるようにした構成は万人に訴求するものを感じます。

とはいえ、イノベーションとかユニークという面でいくと真新しさからは最も遠く、異色のシリーズのトリを飾るのが結局スタンダードのデュワーズに近いもの…というのはスタンダードデュワーズに誘導するマーケティングの妙なのか…(深読みしすぎ)

 

おすすめはやっぱりハイボール

ほんのり甘く青りんごがフルーティなハイボールが楽しめる。

 

 

・所感

3年かけてリリースしてきたシリーズがきっちりと完結しましたわね。

 

リビアンスムース :2021年2月26日(先行販売)

          :2021年5月25日(一般)

イリーガルスムース :2022年2月15日(先行販売)

          :2022年5月24日(一般)

ポルトガルスムース :2022年9月13日(先行販売)

          :2022年11月22日(一般)

ジャパニーズスムース2023年5月23日(一般)

フレンチスムース  :2024年5月14日(一般) ←NEW

 

・・・という具合にリビアンスムースの国内リリースはじつに3年前に遡りますが、再販?みたいな形で流通しているのを最近よく見かけます。

イリーガルはシンプルに人気が無くポルトガルは微妙に当時在庫があり…という具合でジャパニーズスムース以外はまだ手に取れるような気がします。

 

 

全種飲んでみた感想ですが、飲んだら飲んだでイリーガルスムースが一番好きになりました。

個人的好みで行くと、

イリーガルリビアポルトガルジャパニーズフレンチ

ですかねぇ…??

 

 

いやどれも美味しかったですよ?????

新作をこき下ろすブログではありませんが、下三つに関してはユニークとかイノベーションという表題の割に面白みに欠けるという点で上二つに差を付けられているのかなぁといった感じです。

その中でもコレでしか楽しめない!感は結局のところイリーガルが飛びぬけていて好きです。

 

 

ところでジョニーウォーカーのハイランドオリジンとローランドオリジン、どこへ行ったのか永遠に待っていますわね………………

 

 

・次回

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・スーパーデュワーズリンク

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