なもなきアクアリウム

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【レビュー】#184『グレンモーレンジィ ネクター・ドール』はその名に違わない華奢でエレガントな甘さ、果実感。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

最近は夕方になると晩夏かな?というくらい夏の貫禄が出てきましたね。

梅雨が明けたら明けたで活動しづらいことには変わりはないのだよ・・・・・

 

今回はようやく量り売りの撮り溜めが無くなってきたこちら。

 

グレンモーレンジネクター・ドール

GLENMORANGIE  THE NECTAR D'OR

SAUTERNES CASK FINISH

蒸溜所:グレンモーレンジィ蒸溜所

内容量:700ml

アルコール度数:43%

シングルモルト・スコッチウイスキー

購入時価格:わすれた

 

 

 

 

”神々が常飲する生命の酒”を冠するグレンモーレンジィ。

 

もともとのネクタードールは12年ものだったのですが、2019年ごろに現行の年数表記なしとなり、2022年の大幅パッケージ変更ではコレだけハブられています。

 

また、スコットランド本国で既に流通しているのかわかりませんが「ザ・ネクター・ドール」は終売となり「ザ・ネクターという名前の16年物として生まれ変わっています。

ここでようやく新パッケージがもらえました。

ついでにスタンダード品の「オリジナル」の熟成年数が10年から12年に引き上げられています。

 


オリジナルの年数が引き上げられて、ラサンタは同い年(12年)に、キンタルバン(14年)は年数の優位性が薄れたような気がしないでもないです。

 

というわけで冒頭のとおり量り売りです。

フルボトルで買うと現在8,000円前後。ノンエイジながら結構なお値段です。

 

ちなみにネクターは「神々の常飲する生命の酒」ドールは「黄金の~」なのでウイスキーの色的にも完全に一致します。

ネクターの色をこの色にした理由は察してください、おいしいですよね

 

スペックは極甘口のデザートワインであるところの貴腐ワインの一種、フランス・ボルドー地方で作られる「ソーテルヌ」の樽でフィニッシュしたもの…です。

カスクフィニッシュ系はどれもオリジナル(10年)をベースにしているはずなので、ネクタードールも少なくとも10年は名乗れる道理ではありますがそうしないのには何か理由があるんでしょうね???

 

 

・公式評(モエ・ヘネシーディアジオ公式サイトより)

希少なソーテルヌワインの樽で熟成。
レモンタルトのように爽やかでクリーミーな香りと、濃厚かつ滑らかなテクスチャーが特長のリッチなシングルモルトです。

Aroma

香り豊かなレモンクリームをのせたタルトの香りの後、ライムピールやオレンジピールを飾ったふわふわのスポンジケーキやバニラのアロマ、みずみずしい葡萄や、デーツ、温かい生姜やココナッツ、ナツメグの香りが広がる。

Taste

レモンタルトのとろけるようになめらかなクリーミーな味わいと柑橘系の果実味が溶けあう。クリーム・キャラメルやライムの風味の後、温かい生姜やナツメグやアーモンドの香ばしい風味が現れ、メレンゲや蜂蜜へと変化していく。

加水すると、レモンメレンゲ・パイの爽やかさと、フルーツの焼き菓子、クレーム・アングレーズをまぶしたジンジャーブレッドのような温かみが際立つ。

Finish

甘い後味。レモンの皮やバニラクリームの香味と生姜やナツメグの繊細な余韻。

https://www.mhdkk.com/brands/glenmorangie/sp/product/nectar-dor/

 

ネクター16年が国内販売されだすと消えゆく記述です。。。。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :やや濃いゴールド

香り:はちみつ的な甘い香り。酸味が伴っているあの感じ。

   あとはココナッツミルクっぽさも感じられる。

味 :柑橘系のフレッシュさの中に濃厚な甘さ、余韻に渋み。

   まさに白いワインのような様相で、ほのかな酸味がまた良い。

   全体的にしっかりと甘口。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:ふわりと甘めな香りが立ち昇る。

   …いや、めちゃくちゃ甘い香りになる。

   花畑かな?

味 :甘!渋!とメリ・ハリがはっきりとして個人的には好き。

   わかりやすい。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:んまい。

  はちみつっぽさが最後まで残る。

  多少豪快な飲み方ではあるため、罪悪感。

  柑橘系のニュアンスも見えるので、レモンスカッシュっぽい。

 

 

・総評

10年を飛び越してかなり飲みやすさを感じる。

 

柑橘、はちみつのバランス感が素晴らしく、グレンモーレンジィの計算しつくされた感が垣間見える。

スムースで非常に飲みやすく、ワインのごとくグラスが進む。

 

激甘濃厚というわけでもなく、オリジナルのドライさのようなものも引き継いでいるので飲み疲れやくどさを感じることもなく、ただただエレガント。

 

おすすめはストレート→ロックの流れ。

甘さを堪能したあとにキュッとメリハリをつけたロックで飲むのがたまらない。

 

 

・所感

これで安心してネクタードールを見送れますわね。

 

たまにグレンモーレンジィを飲むと「やっぱり凄いですわねぇ」と感嘆してしまいますが普段は意外と目が向かないの、なぜなんでしょう??

ウイスキー沼に招き入れたボトルがグレンモーレンジィの旧10年(と、リベットの旧12年)なので本当に思い出深い銘柄ではあるのですけれどね…

 

ちなみに、海外公式を眺めていると

グレンモーレンジィ インフィニタ 18年

どうやら18年も「インフィニタ」と名前を改めデザインチェンジするっぽいです。

なんか外箱の色からしてグレンリベット18年みたいですわねと思いましたけれど言わないことにしましたわ。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

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