こんにちは。もう一度、こんにちは。
7月は暑くて調子が出ない、8月はド暑くて調子が出ない、9月は台風の低気圧で調子が出ないなどと言い訳していると夏が終わりそうです。
今回は久々に新商品を扱うような気がします。こちら。
トリス クラシック フルーティアロマ
SUNTRY WHISKY
TORYS CLASSIC FRUITY ALOMA
製造元:サントリー
内容量:700ml
アルコール度数:37%
ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー
(ジャパンメイドウイスキー)
購入時価格:860円(税込み)
実は史上初、トリスの限定品。
2024年8月27日に限定発売された、トリスの限定品です。
「トリス」ブランドについては以前のおぞましいタイトルの記事で解説したような記憶がおぼろげにあるのでご興味のある方はご覧いただければと……
ちょうど上のレビュー記事を上げた前後くらいの時期に、トリスクラシックのラベルがリニューアルし今までの黒を基調とした色合いはそのままにデザインがちょっとポップになりました。
今回のフルーティアロマもデザインはそのままに、色合いが夕焼けを思わせるカラーリングとなっています。
サントリーの公式サイトを見に行くとトリスクラシックを手掛けるブレンダーさんの解説記事が載っています。
トリスクラシックを支えるキーモルトは「スパニッシュオーク樽モルト」とオイリーな「白州モルト」だそうです。
「毎日飲んでも飲み飽きない」というところをコンセプトにしてブレンドされているウイスキーですので、突出しすぎない個性というところも気に掛けて作られているそうです。
いつものスクリューキャップです。
・公式評(サントリー公式サイトより)
甘やかでフルーティな香りと優しく丸みのある味わいが特長のウイスキーです。ハイボールやロックなど幅広い飲み方でお楽しみいただけます。
https://products.suntory.co.jp/d/4901777422049/
相変わらず公式では山崎白州響角以外にはドライな対応です。
・ストレートで飲んでみる
色 :やや深みのあるゴールド
香り:青くさいフルーツ感、ほのかに甘い。
メロンのようなフルーティな香り。
ただ香り立ちは弱め。
味 :アルコール刺激が舌の上で踊り狂う。
それと同時に薄めたマンゴージュースのような果実感。
追ってビターさ。
余韻もビターさがじっくりと残る。
・ロックで飲んでみる
香り:香りは…よくわからなくなる。
どっちかというと黄色い果実を連想する。
薄めたマンゴー…薄めたパイン…
味 :アルコールの大暴れがかなり抑えられる。
ただやっぱり味に関しては薄めたマンゴー感。
ビターさがかなり支配的。
・ハイボールで飲んでみる
※かなり濃いめに作りました
味:まぁ……………フルーティ。
あれほど支配的だったビターさはあまり感じなくなり、
薄めの黄色いフルーツ感を感じ取りやすくなる。
余韻の呼気からはレモンも感じられる。
・総評
ノーマルのトリスクラシックを考えるとかなり良くできている。
若干の風邪薬のシロップ的な人工的な甘さがあるものの、表題の通りのフルーティなアロマ。
なによりレモンを絞ったりなどという工夫を弄する必要なく単体(+氷+炭酸)で飲める域なので、フルーティアロマが売っている最中は値段がさして変わらないこちらを買うほうが個人的には断然おすすめできる。
おすすめの飲み方は言うまでもなくハイボール。
やはり濃いめに作ったほうが無難オブ無難。
・所感
深淵(アビス)の黒に橙の光明が差したかのようなトリスですわね。
トリスのブランドイメージ向上を狙ったボトルなのか、怖いもの見たさで買った人の大半はそれほど悪くない完成度に面食らうと思います。(全面的に失礼)
ただ、ストレート~ロックまでは相当なビターさがあるうえ、ストレートではアルコールの刺激がかなりあるので上級者向けな感は否めませんわねぇ。
半面、ハイボールでは濃いめに作るという前提ではありますが特に引っかかりを感じず飲める出来になりますのでやはりその用途で飲むのがベストですわね。
トリスの缶ハイボールはレモン果汁や甘味料が添加されているので、やはり単体で飲むには何かが足りないとメーカー側でも何かを感じているのか、どう飲めば一番美味しくなるのか徹底的に探究するのも面白いかもしれません。
夏休みの自由研究ですわね。
8月最終日ですけれど!!!!!!
・次回