こんにちは。もう一度、こんにちは。
ニッカ フロンティア楽しみですね。
どこの予約サイトも一瞬で埋まってしまって予約できなかったのでふつうに不安です。
今回はこちら。
カバラン バーカクテルDRY トリプルシェリーカスク シングルモルト ハイボール
KAVALAN BAR COCKTAIL DRY TRIPLE SHERRY CASK SINGLE MALT HIGHBALL
製造元:カバラン蒸留所(台湾)
内容量:320ml
アルコール度数:8%
購入時価格:495円(税込み)
名前の長さ…呪文詠唱かな?
2024年9月24日からローソンにて先行発売されているハイボール缶です。
ローソン以外では2024年10月1日から順次発売だそうです。
コレですね。
元ネタのボトルは2021年末ごろに発売されたものです。
スペックはオロロソ(辛口)・ペドロヒメネス(極甘口)・モスカテル(極甘口)の3種のシェリー樽で熟成された原酒のみのヴァッティングということで力の入りようがわかります。
カバランハイボール缶といえば、通年販売品で黄色い缶のものも販売されています。
(未レビュー)
あちらも9,500円くらいの「クラシック」を使用しているハイボールなので、10,500円くらいの「トリプルシェリーカスク」と比較しても同じくらいの価格帯と言えます。
2024年12月に山崎ハイボール缶のシェリーが発売されるということを意識してかしなくてか、突如として発売されたので特に前情報なく市場に並び始めました。
一応資料としていろいろ画像をアップしておきます。
構成は現在の黄色のカバラン缶と同じくウイスキー+炭酸というシンプルスタイル。
いつものケチケチ計算タイムでいくと、含有ウイスキーだけでも
10500円 ÷ (700ml ÷ (320ml ÷ (40% ÷ 8%)))= 960円
…となり販売価格のおおよそ倍の中身が入っている計算になります。(合ってます?)
・公式評
なし
https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1491685_4659.html
先行販売元であるローソンのニュースリリースを貼っておきます。
「ボトルで買うと高いし飲み切れないなあ」は突然ぶっ刺してて面白いです。
・氷なしで飲んでみる
香り:ベリー系、甘酸っぱいような香り。
追ってレーズンの甘い香り。かなり濃厚。
味 :…ん?かなりドライ。
甘さ、どこ行っちゃった?
余韻にウッディさが通り抜けていく。
一番最後に思い出したかのようにフレッシュめのレーズン。
・氷ありで飲んでみる
ビールかな?
香り:ウッディさを思わせる果実香。
それと黒蜜のような甘いオールドシェリー的な香り。
香り立ちは上々。
味 :さらっと、それでもレーズンのフルーティ感が抜けていく。
いたってカジュアル。
炭酸が大方抜けたのか酸っぱさはあまり感じない。
黒糖っぽい甘さ。
・缶から直で飲んでみる
香り:カバランっぽい南国フルーツをベースに…
フルーティなレーズン香。
黒糖のニュアンスも感じられる。
いい樽使ってますなぁ…
味 :かなりこってりとしたシェリー感。
レーズンやいちごを思わせる甘さと酸っぱさ。
かつキレがよくてべたべたしてない。
ハイボールとしてシンプルに出来がいい。
・総評
これでもかとシェリーを楽しめる逸品。
古き良きオールドシェリーのニュアンスが随所にあり、ノスタルジックな気分になる。
わざとらしくなく自然に3つのシェリーカスク同士が馴染んでいて、濃密な甘さや酸っぱさ、温度が上がるにつれて立ち昇る黒糖然とした香りの良さにつながっている印象。
基本的にシェリー系はハイボールにあまり合わないイメージがあるものの、炭酸による酸味の影響をモスカテルシェリー系の甘酸っぱさがうまく乗りこなしているイメージ。
おすすめは缶からダイレクトに、こちらは味が立つイメージ。
香りを楽しみたいなら氷を入れたグラスで、黒糖の感じが非常に心地よい。
・所感
近代スコッチではあんまり出会えないタイプ。
どんな樽つかってるんでしょうね??
オールドスコッチはあまり飲んだことが無いのですけれど、例えばサントリーローヤルプレミアム12年だとか、15年のニュアンスを強く感じましわねぇ。
ほかは岩井シェリーとか…
とにかく、それだけでなくベリー系の甘酸っぱさやレーズンのフルーティさ、脇を固めるほのかなビター感などが一体となっていてフルボトルを死蔵していた自分を恨みましてよ。
これだけ良い樽を使っているのなら、ソリストシリーズが評価されているのも納得いきますわね。(値段は手が届きづらいですけれど…)
・次回
・前回