こんにちは。もう一度、こんにちは。
ちょっと更新が空いたときの挨拶が「生きてます」とかだとぜんぜん面白くないし、何も言わずにしれっと更新してるのは誠実さに欠けて面白くない…ダラダラ言い訳並べるのも鬱陶しくて面白くないし…
迷うねェ~~~♡
それならいっそのことそれらを全部やる…が
ベストなんじゃない…?
というのは冗談で、普通に忙しかっただけです。
今回はこちら。
ガイアフローウイスキー ブレンデッドM
GAIAFLOW WHISKY BLENDED M
製造元:ガイアフロー株式会社(ガイアフロー静岡蒸溜所)
内容量:500ml
アルコール度数:48%
ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー
(ジャパンメイドウイスキー)
購入時価格:3,280円(税込み)
ガイアフロー静岡蒸溜所初のブレンデッド。
初出は2022年2月ごろ。
なのでだいぶ周回遅れなレビューです。ゆるして。
静岡県にあるガイアフロー静岡蒸留所が手掛けるブレンデッドウイスキーです。
同蒸留所は全く性質の異なる2種のポットスチルを備え、原料についても「純外国産大麦」と「純日本産大麦」で造り分けを試みるなど非常にチャレンジングな蒸留所です。
ポットスティルK(Karuizawa)は2011年に閉鎖したメルシャン軽井沢蒸留所のものをオーバーホールしたもので蒸気間接加熱式の蒸留、ポットスティルW(Wood Fired)は薪直火加熱式という世界に類を見ないタイプの蒸留器となっています。
また、KとWの原酒を再留する役割としてのSというポットスチルも存在します。
実際、ポットスティルW(たぶん純外国産大麦2024版)を飲んだ時は直火炊き特有のどっしりとした酒質でどえらい味わい深さに感動した覚えがあります。
というわけで今回のブレンデッドMです。
構成はKとM、それと英国産モルト+英国産グレーンとなっています。
そしてノンカラー、ノンチルフィルタードです。
それにしてもこのラベル…
………
……………
…まぁそれは置いといて、リリース当初は700ml仕様だったものが2023年の7月ごろから「ガイアフローの方針として全製品一律500mlボトル」という仕様に変わったためこのブレンデッドMについても500mlに刷新されました。
500mlボトルへの変更はカスクオーナーのボトリングについてのあれこれでちょっと荒れていたような気がしますけれど、500mlに合わせて値段も下がって手に取りやすくなったのは事実です。
500mlのボトル、アルコール度数48%、アルファベット1文字のラベル…
と聞くと前回の”アレ”を髣髴とさせますねぇ…
初出でいうとブレンデッドMのほうが2年も先輩です。
A~Zまでのラベル、世界を見まわしたら集まるんでしょうか?
K、S、Wはガイアフローで集まるとして、Qもサントリーにあったな…エックスバイグレンモーレンジィはノーカウントかな…
メタルスクリューです。
なんか新道ニューメイクの栓に似ている。
・公式評(ガイアフロー静岡蒸溜所 公式サイトより)
ガイアフローでは、気軽に楽しめるウイスキーをご提供するため、蒸溜所稼働後からすぐブレンデッドウイスキーの構想を始めていました。
しかし静岡蒸溜所での生産量は限られているため、操業当初に外国産の原酒(モルトウイスキー、グレーンウイスキー)を仕入れて敷地内で熟成を開始。静岡蒸溜所の名を冠したシングルモルトウイスキー「プロローグK」(2020年発売)「プロローグW」「コンタクトS」(ともに2021年発売)のリリースを経て、ブレンデッドの商品化に着手しました。
味わいでは、静岡らしさを感じられることを目指して原酒をブレンド。
パッケージでは親しみやすいウイスキーをイメージし、カジュアルでスポーティーな印象のブライトオレンジでラベルとボックスを統一しました。この色は、多くの人が静岡県から連想する、鮮やかなミカンの色でもあります。そして商品名の「M」は、静岡蒸溜所生まれのモルトウイスキーが外国産ウイスキーと出会い、結びついたという「Meet」の頭文字から付けられました。
ガイアフローのスタンダードアイテムとして、年間を通して、継続的に販売いたします。
https://shizuoka-distillery.jp/products/blended-m/
ちなみにコンタクトSはK+Wをヴァッティングしたシングルモルトです。
・ストレートで飲んでみる
香り:陽気なバナナ感、明らかにバナナ。
あの、バナナ型のチョコのアレ。
ややスパイシーな香りで、ややオレンジ。
味 :当然の如く、アルコール刺激が強い。
甘く、かなりウッディで、スパイシー。
モルティな甘さとややビターなチョコレート感がつよい。
柑橘っぽいキャラクターも顔を覗かせて忙しい。
余韻にバナナが残る。バナナバナナしている。
・ロックで飲んでみる
香り:バナナ感、薄まる。
柑橘や南国フルーツ、バニラ感などが見えてくる。
総じてバーボン樽的なキャラクターが前面に出てくる。
味 :ウッディ感が強い。
追ってバニラやはちみつの甘さ。
更にオレンジピールのような柑橘とウッディな渋み。
なかなかよい。
・ハイボールで飲んでみる
味:やはりウッディ感強し。
オレンジピールやレモンピール的な柑橘&ビター感。
バナナの香りも復活。
総じて満足度の高い、南国的なハイボール。
・総評
バナナ、バナナ、時々ウッディ。
バナナは一瞬で見えた。
というか一回バナナが見えると未来永劫バナナしか見えなくなって困る。(困らない)
ほか、木造建築的なウッディさ、スパイシーさが特徴的。
モルト感や柑橘感もあるので要素に困らず終始にぎやかな印象。
48%という高めな度数なのも嬉しく、薄まりを感じさせないしっかりとした味わい。
おすすめはバナナの楽園なストレート。
もしくはハイボールでもバナナ感が浮き上がってくるのでこれもおすすめ。
・所感
あの、バナナチョコっていうあのお菓子、ご存じです?
まさしくあのあからさまなバナナの香りでして、チョコレートの甘さのような部分も相まってほんとうにバナナチョコのアレを思い出す味です。
それにしても…
エネルゲンと同じく散々擦りつくされたネタかとは思いますけれど
このデザイン、初代陸(キリン)を思い出しますわね…
もう見慣れたので初見ほどインパクトは薄れてきましたけれどそれでもなお人の視線を釘付けにする魅惑の輝きを酒棚から放っています。
ちなみに、ユナイテッドS(たぶん2024 SUMMER)も気付いたら持っていたので近いうちに記事化できればと思います。
・次回
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