こんにちは。もう一度、こんにちは。
朝倉あさげ著『世界一やさしいウイスキーの味覚図鑑』、発売中です!
あと数日で通販サイトにも在庫が復活するはずです…それか書店を頼ればもしかしたら見つかるかもです…?
今回は待ちに待ったこちら。
華やかで濃厚な味わい
SUNTORY PREMIUM HIGHBALL
YAMAZAKI SPANISH OAK CASK
蒸留所:山崎蒸溜所(サントリー)
内容量:350ml
アルコール度数:9%
購入時価格:660円(税込)
これぞ真打ち。
2024年12月24日より全国で数量限定発売されています。
と、言いつつ12月21日くらいから入手報告が上がっていたりします。
プレミアムハイボール缶としては5作目、山崎ハイボール缶としては2作目。
前回がミズナラ樽推しだったのに対し今回はスパニッシュオーク樽推しとなっていて白州ハイボール缶よりコンセプトが定まっています。
色合いは前回の山崎ハイボール缶と同じく黒基調。
スパニッシュオーク樽を思わせる(?)落ち着いた赤の帯が不動の山崎ブランドの力強さを体現しているかのようです。
で、山崎ハイボール缶の秘密はQRコードでという前回の白州缶と同じ方式。
https://www.suntory.co.jp/whisky/yamazaki/yphbcan/
秘密をばらすのは大変心苦しいですけれど特別にURLを貼っておきます。
・公式評(サントリー公式サイトより)
山崎蒸溜所伝統のスパニッシュオーク樽原酒をキーモルトに据え、プレミアムハイボールに適した原酒を厳選しブレンドを重ねました。
スパニッシュオーク樽に由来する華やかで濃縮感のある味わいは、レーズンなどのドライフルーツにも例えられます。しっかりと冷やして、贅沢なひとときをお愉しみください。
https://www.suntory.co.jp/whisky/yamazaki/yphbcan/
URLは上と同じです
・氷なしで飲んでみる
香り:結構な樽っぽさを感じる。
ヴィンテージ感のある、埃っぽいレーズン。
レコードがかかっていそうな歴史ある洋館みたいな感じ(?)
華やかで甘みの強い、そんなドライフルーツのような香り。
味 :樽の強さがはじめに。
その後に黒蜜のような甘さがじんわりと主張してきて…美味しい!!
深みがあり、高貴さと老練ささえ感じる。
濃く詰まったレーズンや黒蜜の甘さが印象的。
それらが押しつけがましくないのがさすが山崎。
・氷ありで飲んでみる
味:一転してフレッシュさが出る。
枝付きのレーズンのよう。
ただ、こんだけ注いでおきながらこれは勿体ないと脳が警鐘を鳴らす。
あかんっぽい。
…
5分ほど時間が経ってからまた飲んでみると味がなじんで非常にフルーティ。
いける。あかんくない。
・缶から直で飲んでみる
味:樽の深い味わいは随一。
それとともに深みのあるレーズン感がふわりと付いてくる。
余韻はやはり樽のビター、ほんのりと香木感も感じられ…る…?
・総評
樽感を押し出した強気な山崎。
奥ゆかしさはそのへんに置いといて、「よう見とき、これが樽熟成、ウイスキーや!」と魅力をわかりやすく教えてくれている。
(ウイスキーが関西弁を話しているかどうかの感じ方には個人差があります。)
オールドシェリーのような埃っぽい黒蜜感があり、贅沢な原酒を想像させる。
ちょっと樽感が目立つものの、山崎18年になんとな~~~~~~~く通じるような味わいのウイスキーがコンビニで買えるのは凄い。
山崎まで来るとハイボールでも十分香りが立ち、香り込みで楽しむべきハイボール缶になっている、ので、缶から直飲み最強説はちょっと揺らいでいる。
ただ、今回のものに関してはどの飲み方でも割合美味しく飲めるのでそういう面でもやはり山崎と感服するばかり。
おすすめは断然「氷なし」で「テイスティンググラス」に注いで飲んでいただきたい。
温度が上がると更に香りが立ち、シェリーの贅沢な香りが楽しめる。
常温でも美味しいのかな?
・所感
入手困難な山崎を多くの人が試すことができるありがたみ~~!!!!
「ひとりでも多くの方に山崎蒸溜所の品質と
そこで生まれるウイスキーの魅力を届けたい」
…という公式の文言の通り、かなり手に取りやすい販路と価格で「山崎」を味わえる最高のクリスマスプレゼントです。
手に取りやすい価格(660円)かどうかは個人差になりますけれど、実際問題「山崎」のハイボール350mlを660円で飲めるバーは地球上に存在しないと思うのでその辺考えるとおマジのおガチで破格だと思いますわ??
なんだかんだで、第5弾までやってきているプレミアムハイボールシリーズですけれど「ここまでついてきているな?ヨシ!」と言わんばかりに白州も山崎もちょっと複雑というかステップアップしたものをお出ししてきている感があるので、個人的には非常に飲み甲斐があって楽しく思っていますわね。
第6弾はあるのでしょうか…??
・次回
たぶん…来年
・前回