こんにちは。もう一度、こんにちは。
世間はシルバーウイークですね。
もちろん労働です。なにがシルバーだよ、なにがゴールデンだよと思う心も薄れてきました
今回はこちら。

オールド パー 12年
Old Parr AGED 12 YEARS
製造元:マクドナルド・グリーンリース社
内容量:750ml
アルコール度数:40%
ブレンデッド・スコッチウイスキー
購入時価格:3,696円(税込み)
「長寿」の願いが込められたウイスキー。
「オールド パー」の初出は1909年。
初出が1871年という説や公式にすら「since1871」という表記がありますが、その年は製造元のグリーンリース社の設立年とされています。
その名の由来は英国最長寿(152歳!)と記録されている「トーマス・パー」から取ったものであり、ブランド自体も長生きできるようにとの願いが込められています。
また、1873年に岩倉具視がヨーロッパから持ち帰ったものの中に「オールド パー」があり、明治天皇に献上した…という話は上記の初出の関係で誤りとされています。
※「オールドパー」の前身のウイスキーだったのでは?という説は依然としてあります。
「オールド パー」といえばボトルに刻まれたでこぼこによってうまいことバランスを取れば斜めに傾けても自立するという妙に有名な話があり…

ほれこの通り……………。(所要時間5分)
元首相である吉田茂・田中角栄もそれを愛飲していたというエピソードがあり、「右肩上がり」「傾いても倒れない」という縁起のよい特徴から政財界の要人に好まれていたといいます。

販売はいつものディアジオ社が行っています。
キーモルトはスペイサイドのクラガンモアとグレンデュラン。
クラガンモアはジョニーウォーカーグリーンラベル15年、グレンデュランはジョニーウォーカーブラックラベル12年に使用されているという妙な共通点があります。

メタルスクリューみたいな見た目をしていますがそれは擬態型で、かなり大ぶりなプラスクリューです。
・公式評(ディアジオ運営のThe Bar USというサイトの「Old Parr」ブランドページより)
A harmonious blend with a mature, nuanced character.
Old Parr Aged 12 Years is a blended Scotch whisky that delights with sweet, candied fruits, rich caramel, and zesty citrus aromas. All gracefully underscored by smoky peat and toasted grains.
Aroma
Rich, fruity notes with hints of peat.
Appearance
Warm amber hue with golden highlights.
Palate
Complex blend of honey, citrus, and smoke.
Finish
Smooth, lingering warmth with toasted grains.
熟成感と繊細なニュアンスが調和したブレンド。
「オールド・パー 12年」は、甘く砂糖漬けにしたようなフルーツ、濃厚なキャラメル、そして爽やかな柑橘系の香りが魅力のブレンデッド・スコッチ・ウイスキーです。これらすべてが、スモーキーなピートとトーストした穀物の香りに優雅に引き立てられています。
香り
濃厚でフルーティーな香りに、ほのかなピートのニュアンスが感じられます。
外観
温かみのある琥珀色で、金色の輝きを帯びています。
味わい
ハチミツ、柑橘類、スモーキーな香りの複雑なブレンド。
余韻
トーストした穀物の風味が感じられる、滑らかで長く続く温かみ。
https://www.thebar.com/en-us/products/grand-old-parr-12-year-old-750ml
・ストレートで飲んでみる

色 :中庸なアンバー
香り:はちみつ、柑橘…香り立ちはひかえめ。
熟したりんごにややスパイス。
なんとなく古酒っぽい埃っぽさを感じる。
12年熟成ながらアルコール刺激がややある。
味 :柑橘の酸味めいたフルーティさと、それなりな苦さ。
オレンジピールとキャラメル。
余韻にかけてスモークがかすかに出現。
…え?これで終わり?と感じるほどには物足りなさがある…。
・ロックで飲んでみる

香り:はちみつと、はちみつ。とにかく突出。
さわやかな青りんごの香りも立つ。
味 :ストレートよりも深みが出るように感じる。
より濃いオレンジピール。
フルーティさやビターさの彩度が上がってきて…
グレープフルーツの様相を呈してくる。
・ハイボールで飲んでみる

味:あぁ美味しい。これが正解。
はちみつの甘さ、青りんごの爽やかさ。
なんとなく古めいた感じがあって、高貴さを感じる。
余韻はスパっと切れる。マジで。
・総評
なんかこう…特徴がないところが特徴を地で行く感じ。
埃かぶった古酒っぽさみたいなところを見るに特徴がないことは無いけれど、「オールド パー」と言えばと言われてスッと出る言葉が見つからない、そんな感じ。
けれども実家だとか、祖父母の家だってなにがどうって特徴は自分では挙げづらいでしょう?そんな感じ。(??????????)
スペイサイドモルトらしく、爽やかな果実感とじんわりとした穀物の甘さが軽やかに舞い、割とスパッと切れていくフレンドリーなのかドライなのかよくわからないキャラクターをしている。
おすすめはロックorハイボール。
加水以降で方向性が定まるし、甘さなども感じ取れやすくなる。
ハイボールまで行くと明確に甘さが感じられ、面白い。
・所感
史上最高の野暮なブログなのでトーマス・パーの実在性について補足しておきます。
結論から言うと、「実在はしていたが152歳ではなかった」という説があります。
トーマス・パーの死後検査を行った医師・解剖学者であるウィリアム・ハーベイは「内臓は非常に健康で(152歳というには)若々しかった」と記録しているそうです。
ちなみに、ウィリアム・ハーベイは1628年に「血液循環説」を唱えた人物でその説自体は中国にて古くから唱えられていたものの、西洋では「血液は使い捨てである」という説が根強く残っていたといいます。
当時の国王チャールズ1世に謁見するほど話が膨れ上がった長寿人物騒動であったのでウィリアム・ハーベイはさすがにそれを公に主張することは終ぞ行わなかったとされています。
「彼の生年月日はその祖父のものと混同されていた可能性がある」というのがおおよその見解だといいます。
それはそれとして、トーマス・パーが生きたとされる152年。
1871年のグリーンリース社が設立してから今年(2026年)で155年。
トーマス・パーより無事長生きを果たしているのは喜ばしいことなんですわね。
綺麗に終わりましたね。
・次回
まだ
・前回















































