こんにちは。もう一度、こんにちは。
朝倉あさげ著『世界一やさしいウイスキーの味覚図鑑』、発売中です!
4刷が決まり、うれしさMAXドラゴンです(IQ20)
今回は「書籍に載ってないの?」と言われた数ランキング(朝倉調べ)第3位のボトルです。
こちら。

M&H クラシック
M&H CLASSIC SINGLE MALT WHISKY
蒸留所:M&H蒸留所(イスラエル)
内容量:700ml
アルコール度数:46%
購入時価格:4,980円(税込み)
地中海が育む新しいウイスキー体験。
はじまりは2013年。
シリーズとして存在する「M&H エレメンツ シェリーカスク」がワールド・ウイスキー・アワード2023にてワールドベスト・シングルモルトウイスキーの座に君臨したのは記憶に新しいですね。

M&Hというのは「Milk&Honey」の略で、旧約聖書の「乳と蜜の流れる肥沃な大地(約束の地)」という一節から取ったものだそうです。
ロゴもよく見てみると蜂柄の牛が描かれています。
逆にずっと蜂のロゴかと思っていました。

と、いうことがよく見ると箱の裏に書かれていました。
ここで名前が出てくるジム・スワン博士は台湾のカバラン蒸留所。アイラ島のキルホーマン蒸留所のほか多数の蒸留所に関わっておられた凄い方です。
ジム・スワン博士と言えばで出てくる単語がSTR樽。
「Shaving」「Toasting」「Re-Charring」の頭文字を取ったもので
主に赤ワイン樽の再活性に用いられる手法です。
樽の内側を削るシェービング、焙るトースティング、焼き焦がすリチャーリングの3工程にて未だワインに触れていない無垢な木材を表層へ出し再活性をする…という流れです。
トースト、チャ―についても程度によりウイスキーの仕上がりに大きく違いが出ると言いますが、シェービングについてもワイン層をどれだけ残して、どれだけ削るかというところでより一層選択幅が生まれているそうです。
で、結局STR樽の特徴は何ぞや?と言うと「より早くスピリッツに風味が馴染み、色付きも良い」というところらしいです。
すなわち、「熟成の加速」と言い換えている文献もあります。

コルク…?ゴム栓…?です………???
・公式評(サイズ酒販 販売ページより)
M&H CLASSICは最上のバーボン樽と特別な赤ワインSTR樽で熟成された原酒から構成されており、ライトでバランスの良いキャラクターが特徴の、THE M&H蒸留所のエントリークラスのシングルモルトウイスキーとなります。
ノンチルフィルター、ノンカラー
カスクタイプ:exバーボン+STR
M&Hテイスティングコメント
香り:優しいバニラの甘さ、軽やかな樽香とフローラル感
味わい:ライトボディ、バニラやキャラメルそして蜂蜜の甘さと控えめな樽香がバランスよく絡む、軽くブラックペッパーのようなスパイシーさ
フィニッシュ:短めだが繊細、軽めのスパイス感を伴う樽香
受賞歴:THE SPIRITS BUSINESS2020金賞、フランクフルト国際トロフィー2020金賞、THE BEST2020ダブルゴールドメダル(ベストワールドウイスキー)、ISC2021金賞
https://scytheshuhan.stores.jp/items/63181796f0b1082ee8e83b5a
「クラシック」についてはバーボン樽+STR樽での熟成です。
exバーボンとは「元・バーボン樽」の意でファーストフィルだのセカンドフィルだのかわからないけれどとにかくバーボン樽だという事です。
で…あってるはず…
・ストレートで飲んでみる

色 :深めのゴールド
香り:花畑のフローラルさと植物のハーバルさ。
じきにはちみつやバニラ、焦がしたキャラメルのニュアンスも。
奥には木感、自然の広大さを連想する。
味 :フローラルで、スパイシー。
ほどなくして甘さが到着して調和を取る。
レーズンっぽいフルーティさも拾え幅が広い。
アルコール刺激もあんまり感じない。
・ロックで飲んでみる

香り:はちみつっぽさ増幅。
バニラ、はちみつ、はちみつ、フローラル、はちみつ。
味 :味わいはかなり渋め。
花畑に頭を押さえつけられて葉っぱが口に入ってる感じ。
渋…
・ハイボールで飲んでみる

味:やはりフローラルでいてハーバルでハニー。
爽やかさがぐっと増すイメージを受ける。
ほんわかとした甘さがちょうどよく、自然を感じる優しさを連想する。
・総評
フラワー&ハニーですねぇ。
勝手な印象として甘めな感じなのかな?などと考えていたものの、どっちかと言わなくてもハーバル系なのが意外だった。
それでも甘さのパラメータはしっかりと振っていて、バーボン樽由来のバニラ、はちみつ、キャラメルといった要素を満遍なく押さえていてそれがおおきな柱にもなっている。
そこにほんの少しのベリー・レーズン系のフルーティさが加わって…バランスよし。
あんまりないタイプと言えばそうで、独自性を感じる。
されどわかりにくいということはなく、むしろフレンドリーなキャラクターなので誰からも好意的に受け止められるウイスキーだと感じた。
おすすめは味わいの多層さを味わえるストレート。
もしくは多層さが弾けて輝くハイボール。
ロックは渋すぎてあたまがおかしくなった。
・所感
エントリーモデルながらかなりしっかりとした作りこみですわね。
このハーバルさにスモーキーさが加わったら白州っぽいのかな?なんてことも考えながら飲んでいました。
「CLASSIC」の上?の「ELEMENTS」シリーズにちょうどピーテッドがありますので、それを確かめるすべはあるのですけれど、まずはなにはなくともシェリーのほうを飲んでみたいですわね。
・・・というか、逆張りが過ぎるせいで今更感がものすごい…
ブログをやってる身としては適度にミーハーであるべきだと再確認しました。
久々なのであんまり書くことが思いつかないのでこのへんで終わります。
・次回
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