なもなきアクアリウム

なもなきアクアリウム

すきなこととかたのしいことを…

【レビュー】#202『カナディアンウイスキーハイボール ハーウッド』は花の香りが優しく広がるセブン-イレブン限定品。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

朝倉あさげ著『世界一やさしいウイスキーの味覚図鑑』、発売中です!

発売中なんです…

 

今回はしっかりと時事ネタハイボール缶シリーズです。こちら。

 

カナディアンウイスキーハイボール
ハーウッド

CANADIAN WHISKY HIGHBALL HARWOOD

蒸留所:ブラックベルベット蒸留所(カナダ)

内容量:350ml

アルコール度数:8%

ブレンデッド・カナディアンウイスキー

購入時価格:206円(税込み)

 

 

 

 

セブン-イレブン限定品です。

 

2025年1月27日より順次発売されているそうです。

珍しいと言っては失礼ですけれど、カナディアンウイスキーハイボール缶は例を見ないような気がします。

当ブログでもカナディアンウイスキーの取り扱いが少ないので珍しいといえば珍しいです。(追撃するな)

 

さて、文字数稼ぎのためにここでカナディアンウイスキーの製法を「カナディアンクラブ12年」の記事から引用すると

風味が強いライ麦を主原料とした「フレーバリングウイスキー

トウモロコシを主原料とした「ベースウイスキー

両者のブレンドにてつくられています。

要は他の地方におけるグレーンウイスキーと呼んでいるものと言って差し支えないと思います。

ということで全体的にライトでスムースな味わいが特徴的です。

 

使用されているウイスキー「ブラックベルベット」

 

コレですね。

 

カナディアンウイスキーといえばで「カナディアンクラブ」「クラウンローヤル」アルバータくらい言えれば100点みたいな世界なので(個人の感想)、いまいち聞き馴染みのない銘柄かもしれません。

と、言っても上記3つに次ぐ位置くらいに居るのが「ブラックベルベット」なのでマイナー銘柄というわけでもなく…今後はカナディアンウイスキーといえばという問いかけに「ブラックベルベット」も挙げて120点を取りにいきましょう。

 

ちなみにハイボール缶に使用されている原酒のスペックは3年熟成

上のフルボトルのものも3年熟成となっています。

 

缶にひっそりと、最近提唱されつつある「結局缶から直で飲むのが一番おいしいのでは」説を補強するかのような文言が書かれていました。

 

・公式評(カナディアンウイスキーハイボール ハーウッド公式サイトより)

ハーウッドの由来
ハーウッドとは、カナダの豊かな自然と風光明媚な田園風景が広がるオンタリオ湖周辺の地名です。このウイスキーは、この地域の雄大な自然に敬意を表してハーウッドと名付けられ、カナダのウイスキーの独自の特長を体現しています。

 

カナディアンウイスキー「ハーウッド」の特長

カナディアンウイスキーの特長であるスムースで爽やかな味わいと、ハーウッドの個性であるバニラ香やキャラメルやナッツ、蜂蜜の風味を両立するため、樽熟成の徹底した管理と長年の技術と経験に裏打ちされたブレンドを行っています。厳選したトウモロコシ、ライ麦モルトを原料に使用し、オーク樽により3年以上熟成したスムースとリッチを両立したカナディアンウイスキーです。

https://highball-can.com/harwood/

 

こういうリンク貼るたびに毎回思うのですけれど、一定期間後にしれっとサイトが消されてたりするんですよね。

こうやってアーカイブ的に文字だけは残せているのは需要があるのか、ないのか…

 

 

・氷なしで飲んでみる

香り:ちょっとウッディ。

   かすかにフローラル…といったくらいで香り立ちは控えめ。

味 :かな~りドライでスムース。

   バニラっぽい甘さと木感。

   それでものどごししっかりで飲んだ感はかなりある。

 

 

・氷ありで飲んでみる

香り:やはり香り立ち控えめ。

味 :あぁ、カナディアンっぽいなぁといった感じの優しい甘さ。

   バニラ、次いでフローラル

   ほのかにスパイシー、かな?

 

 

・缶から直で飲んでみる

味:香りの広がりが凄い。

  例えるならぶわっと香りがひろがるお花のブーケ。

  華やかな香りが一気に広がるさまはまるで創作物のワンシーンのよう。

  ほか、バニラの優しい甘さやキャラメルの香ばしさも片隅に。

 

 

・総評

ハイボール缶としての役割をしっかりと遂行している感。

 

普段からウイスキーを嗜んでいる人にとってはちょっと物足りなさを感じるかもしれないけれど、とかジム・ビームハイボール缶と並べてみたらどうでしょう…?といった感じで価格的にも役割的にもしっかりとあのへんのボトルと釣り合いがとれている印象。

 

風味を楽しむ、という正しいウイスキーの楽しみ方ができるので、初心に帰ってウイスキーと向き合って飲めるようなハイボール缶だと思った。

 

飲み方については缶直飲み一択。

香りが一番拾えないはずなのに、一番香りが広がるという缶直飲み特有の謎現象が発生してそれがバチっとはまる。お花のいい香り。

 

 

・所感

悪く言えば面白みに欠けるということですわね。(台無し)

 

ただ、しっかりとスムースで「飲みやすい」というところにフォーカスを当てると大多数の人から支持されるようなウイスキーであることには違いありませんことよ。

ですがなんとなく…「カナディアンクラブ12年」が人気がある理由がわかった気がしますわね…

味がめちゃくちゃに濃いですし…

 

 

全然関係ないですけれど、「ニッカ フロンティア」が飲食店限定販売になるってマジですの…????

コンビニにも並ぶようになってきて、非常に嬉しく思っていた矢先のこれなのでやっぱり無理のある生産体制だったのかもしれませんね。

実際めちゃくちゃ美味しいし、あれであの値段はどうやって釣り合い取ってるんだろう…という疑問しか浮かばないほどの完成度でしたので。

ん~でもバタバタせずに公式からの声明を待ちます。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

・前回

asgsn.hatenablog.com