こんにちは。もう一度、こんにちは。
傷のほうは治ってきたのですけど…筋のほうがまだ痛くて、タイピングにもそこそこ支障があるせいで滞っていました。(言い訳)
でもそれってスマホでタイピングすればよくない?
今回は宣言通りにこちら。

ビッグピート
BIG PEAT
製造元:ダグラスレイン社
内容量:700ml
アルコール度数:46%
ブレンデッドモルト・スコッチウイスキー
購入時価格:5,000円(税込)くらい
名は体を表しすぎる。
初出は2009年。
創業1948年のインディペンデント・ボトラーズの大手であるところの「ダグラスレイン社」が製造するスコットランド6地域のご当地モルトシリーズ、「リマーカブルリージョナルモルトシリーズ」(呪文)の一角。
その、リマーカブル…のラインナップは
「スカリーワグ」(スペイサイド)
「ティモラスビースティ」(ハイランド)
「ジ・エピキュリアン」(ローランド)
「ロックアイランド」(アイランズ)
「ザ・ゴールドロンズ」(キャンベルタウン)
「ビッグピート」(アイラ)
となっており、以前に「ザ・ゴールドロンズ」は紹介しました。

ボトルに描かれた謎のおっさんおじさんは「ピートおじさん」(公式名称)という名で、銘柄の名前である「BIG PEAT(ふんだんなピート)」と「BIG PETE(”ピート”おじさん)」を掛けたすさまじく高度なギャグです。
「ビッグピート」はアイラ島のご当地モルトシリーズではあるのですが、それに輪を掛けて世界中のご当地ラベルが存在するのも大きな特徴です。

「ビッグピート ジャパントラベルエディション」というボトルではアイラ島から飛び出し日本でドキワクしながらMANGAを読むピートおじさんが見られます。
ほかにも12年ものやカスクストレングスの「クリスマスエディション」などやたらとラインナップが多いのが「ビッグピート」です。

中身は「ボウモア」「カリラ」「アードベッグ」そして伝説の「ポートエレン」と言われています。
ポートエレンについては実際最近のものには入っているの?とまゆつばものな扱いを受けている(し、よしんば入っていたとしてそれを知覚できるのか疑問)のであんまり期待はしないほうがいいかもです。(でもラベルには明記してあるので1/10000滴くらいは入っているもかもしれないですね。)
※伝説って?※
ポートエレンは閉鎖蒸留所”でした”。閉鎖蒸留所は神格視される傾向にありポートエレンも例に漏れず、かつアイラ島の蒸留所なのもあり数多の人がポートエレンを求めたそうです。「閉鎖蒸留所でした」…というのは2024年3月にディアジオ社にて再稼働がなされており近い…近い?中くらいの将来に新・ポートエレンが現代でも飲めるようになる…ということです。

コルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・公式評(ビッグピート海外公式サイトより)
Douglas Laing's Big Peat is a feisty Islay character with a sweet side. This is a small batch bottling, without colouring or chill-filtration and only contains Islay Malt Whiskies, including Ardbeg, Caol Ila, Bowmore and (even the elusive) Port Ellen, to name but a few!
Big Peat is a marriage of Single Malt Scotch Whiskies only from the island of Islay. With Caol Ila spirit bringing sweetness, Bowmore the perfect balance, Ardbeg a medicinal, earthy quality and Port Ellen, a degree of elegance, Big Peat represents all that is Islay in a bottle. Part of the Remarkable Regional Malts range, the ultimate distillation of Scotland’s Malt Whisky Regions.
Tasting Notes
Nose
Opens fresh, salty and clean - developing to sweet malt dried over peat.Palate
Ashes, sweet tar, beaches and smoking chimneys.Finish
Long and lingering finish that replicates the palate with salty, tangy liquorice, smoke, bonfire ashes and a phenolic quality.
ダグラス・レインのビッグ・ピートは、甘みのある一面を持つ、気性の激しいアイラ島のキャラクターです。これは着色や冷却ろ過を行わない小ロット瓶詰めであり、アードベッグ、カリラ、ボウモア、そして(入手困難な)ポート・エレンなど、アイラ島のモルト・ウイスキーのみをブレンドしています!
ビッグ・ピートはアイラ島産のシングルモルト・スコッチウイスキーのみをブレンド。カリラの甘み、ボウモアの完璧なバランス、アードベッグの薬草的で土臭い質感、ポート・エレンの優雅さが調和し、アイラの全てを瓶に封じ込めた。スコットランドのモルトウイスキー産地を究極的に表現した「リマーカブル・リージョナル・モルツ」シリーズの一員。
テイスティングノート
香り
フレッシュで塩気があり清々しい香りから始まり、ピートで乾燥させた甘いモルトへと変化する。味わい
灰、甘いタール、砂浜、煙を吐く煙突。余韻
長く続く余韻は味わいを再現し、塩気とピリッとした甘草、煙、焚き火の灰、フェノール的な特徴が感じられる。
https://www.douglaslaing.com/collections/big-peat/products/big-peat
「味わい」のところにおおよそ飲料とは思えないような文言が並んでいますけれど、これがアイラモルトだ!!!!!!!と言わんばかりの自信が伝わってきます。
・ストレートで飲んでみる

色 :白っぽいゴールド
香り:乳製品っぽい短熟感、それと出汁っぽさ。
全体的に…しゃばいというか水っぽい香り。
それと同時に結構甘めな香りの印象を受ける。
ピート感はそれなりに、留まる煙ではなく流れゆく煙感。
味 :……? 味を感じる時間が短い。
ボウモアのような革っぽいピート感。
同じくヤングカリラのような出汁っぽさが強く出ている。
それらはやはり一瞬でアレコレ出てきてほなさいならで去ってゆく。
・ロックで飲んでみる

香り:革っぽいピート感、しつこいけどボウモア由来かも。
煙の中にやっぱり甘めな感じの香り。
ほのかに潮、焚き火の煙、柑橘の香り。
それでもバニラ?はちみつ?の甘い芳香は揺るぎない。
味 :コテコテのアイラ感。
革っぽいやさしいピート感が強くなる。
甘い、香りなのか味なのかわからないけどとりあえず甘さもある。
味わいも、余韻も薄まらず強めで美味しい。
・ハイボールで飲んでみる

味:今更言う事でもないけれど薬品臭がすさまじい。
ただ味わいは甘さ寄り、マイルドな感じ。ドライではない。
スモーキーさやヨード感は確かにあるけれどそこまでキッツくはない。
かなり飲みやすめ(あくまでアイラ系の中では)なハイボール。
・総評
想像よりずっとまともなおじさん。
甘くて潮っぽい出汁感、柑橘や穏やかな煙、ときどき焼け焦げた燃えカスが混入している…
まぁ~どストレートなアイラ感。
カリラとボウモアが大多数な空気がプンプンしているけれど、ところどころにアードベッグの主張が見えるような見えないような、のバランス。
ポートエレン…は飲んだことないからわかるわけないでしょ!!
この組み合わせならもうちょっとでも熟成感があったら…と思うところではあるけれど短熟は短熟の良さ、とりわけアイラ感が堪能できるのでこれはこれで。
おすすめはロック。
かなり強く特徴が出るし、飲みごたえにも優れるので美味しい。
ハイボールについても甘口醤油+海鮮とかと合わせるとよりおいしいかも。
・所感
やっぱり缶と明確に違いません…???
「甘さ」がかなり前面に押し出され、円みを帯びつつ決してドライではないというボトル版に比べて、ハイボール缶版はドライでスモーキーでシャープというほぼ真逆のキャラクターをしているような気がしますわね。
前回の記事で「「ビッグピート」のレビューは撮り溜めしておいて記事に起こすのを忘れていた」と言いましたけれど、それから何度かレビュー外で飲んでいたのでそこまで記憶は薄れていませんでした。
なのでハイボール缶を飲んだ時は知らない「ビッグピート」の味わいがして少し混乱したのです。
けれども!
個人的にはアードベッグ比の多いハイボール缶版のほうが好みだなぁ…と思ったり、思わなかったり。
これのボトル版とか、出ないかなぁ…
ハイボールとしてしか消費しないから、そういうブレンドの、出ないかなぁ…
・次回
・前回