こんにちは。もう一度、こんにちは。
言及するのは初めてかもしれませんが、レビュー記事の色だとか香りだとか味だとかの項の段落を整理して見易くしました。
何日か掛けて過去の記事を遡ってすべてに今のフォーマットを適用したのでだいぶん見易くなったのではないかと思っています。
こんな感じでサイレント更新をチマチマとしているのですが、告知するのを毎回忘れるのでふと思い出したいま書きました。それだけです。
今回はひさびさのジャパニーズ。こちら。
シングルモルト津貫 2022 エディション
TSUNUKI 2022 Edition
蒸留所名:津貫蒸留所(本坊酒造)
内容量:700ml
アルコール度数:50%
購入時価格:8,580円(税込み)
35,800本限定生産品です。
マルス津貫蒸留所の竣工は2016年11月10日。
本坊酒造発祥の地である鹿児島に、マルス信州蒸留所に次ぐ第二の蒸留所として誕生しました。
シングルモルトとしての津貫は、2020年4月27日に「シングルモルト津貫 THE FIRST」として初めて世に出ています。
また2021年1月18日には「シングルモルト津貫 PEATED」が発売され、今回の「シングルモルト津貫 2022 Edition」は第三弾となります。
「駒ヶ岳 2021 Edition」にも言えることですが、今回の「津貫2022 Edition」も生産本数がドカッと増えたこともあり手にできた人も多いのではないでしょうか?
光の加減もあり写真では見づらいのですが、ところどころに赤いメタリックな印字が施されていてデザ秀です。
ちなみに、津貫は「THE FIRST」の時点から日本洋酒酒造組合が定めるジャパニーズウイスキーの定義に合致しているので、最低でも3年は熟成された原酒、竣工から数えると最大で5年熟成された原酒が全量使用されています。
・・・というわけで先日紹介した量り売りにこちらが販売されていたためつい買ってしまいました。
価格は30mlで550円(税込み)。小瓶代100円を含みます。
今回はこちらでテイスティングしようと思います。
という都合上写真はありませんがコルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・公式評(箱裏、本坊酒造公式サイトより)
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_tsuniki_2022_edition/
文言自体は同じです。
公式サイトにはオススメの飲み方が記載されており、お湯割りを除いて「ストレート」「ロック」「水割り」「炭酸割り」がオススメとして挙げられています。
・ストレートで飲んでみる
色 :明るめのゴールド
香り:ややアルコール感が強い。しばらく置いておくと香りが開く。
バニラ、はちみつの香り。
芋っぽいというか、そういったほくほくとしたニュアンスの香りもある。
味 :若さはあるものの、奥行きがありパワーを感じる。
少し潮っぽく、ほのかにピート感がある。
余韻にかけてフルーティな芳香が抜け、飲みやすい。
・ロックで飲んでみる
香り:やはり加水でぱっと開く。
甘い香りだったり、干し草だったりと拾える情報が増える。
味 :度数のせいもあるけれど、ロックでなお力強い。
土っぽいピート感、樽感が強化されて余韻はビターめになる。
ストレートとは対照的な余韻。
・ハイボールで飲んでみる
味:度数のおかげかかなり伸びる。
ストレート、ロックで感じた潮感、干し草、フルーティさ、樽感…
などのニュアンスがどばっと流れ込んでくる。
相当に飲みごたえを感じる。
・総評
鹿児島の大地を感じる。
内陸ピート的な特徴を感じつつも、潮っぽかったりフルーティだったりと拾える要素が多い。
ハイランドパークのシェリー抜きみたいな印象。(???)
それとかなりどっしりとした酒質なので力強さをひしひしと感じずにはいられないボトルだなぁと思った。推したい。
公式が示す通り飲み方を選ばないというか、飲み方に合わせて変容してくれるというか、かなりおおらかなイメージを持った。
個人的にはストレートが特に好き。
余韻で抜けるフルーティさはなかなかに心地いい。
・所感
津貫自体は今回が初めてのテイスティングなのですが、非常にこれからが楽しみな蒸留所ですわね。
今回はバーボン樽原酒が主体とのことでしたが、このパワフルな酒質が他の樽で熟成されたらどうなるのかというのは非常に興味があるところでございますわよ。
温暖な気候で熟成するという関係上、カバランライクな感じなのかしら…?と勝手に思っていたのですが、むしろスコッチライクな個性をひしひしと感じられていて…こういうの好きですわね。
・・・というわけで量り売りボトル第1弾&キリ番(死語)の第80回に津貫を持ってきました。
今回は持っているボトルを(温存する意味も込めて)小瓶で紹介しましたが、今後はフルボトルすら持っていないものを小瓶で紹介したりとブログ的にはイマイチ華の無い記事が出てくるかとは思いますが、なんとか工夫してお見せしていけたらなぁ、と…
今から頭を働かせています。
・次回
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