こんにちは。もう一度、こんにちは。
ここでひとつ英単語を紹介するコーナー。
RUGGED(ラギッド)
意味:無骨な、ごつごつとした、荒削りな…
ウイスキーの表現にてたまに使われる単語です。
覚えておくとお得です。多分。
というわけで今回はこちら。
タリスカー ストーム(旧ラベル)
TALISKER STORM
内容量:700ml
アルコール度数:45.8%
購入時価格:5,000円くらい
旧ラベルのため、終売品です。
エントリーモデルであるタリスカー10年(旧ボトル)は遡ること#16にて紹介していました。
「タリスカー」ブランドについてはこちらで言及しています。
で、上記記事を書いた段階(2021年6月頃)でもうすでに新ラベルの情報が出ており、記事にもそれを記載しています。
実際に流通しだしたのはそれから3か月くらい先だったかな…?
ディアジオ社は2030年までにすべてのタリスカーのパッケージをリサイクル可能なものに変更する計画を打ち出しているので、残りのラインナップも遅かれ早かれ一新されるだろうと思います。
現段階ではラベル(と中身)が一新したのは10年とストームだけです。
おしゃれなのはいいですが、ぶっちゃけぱっと見の見分けが付きづらいです。
個人的にはシックな旧ラベルがデザ秀だと思っているので、多少高くても今のうちに18年とかを買っておくべきなのか…?と悩んでいます。
旧ストームはその名の通り吹き荒れる嵐に逆巻く波が描かれています。
「どう見てもストームなんだなあ み〇を」と一目でわかります。
マスターブレンダーがタリスカーの貯蔵庫から、スカイ島の嵐を体現した樽を熟成年数にこだわることなく選びバッティングしているそうです。
というわけで、価格的には10年の上位に位置しますがノンエイジタイプです。
コルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
先日雑談記事にて喚いていた「ウイスキーが”死ぬ”問題」に対して、「湿度が低いかもしれないので別室に移してみては?」というアドバイスをいただいたので早速深夜にガチャガチャと別室へ何十往復かけてすべてのボトルを移動しました。
まだ結果はわかりませんがとりあえずコルク栓への猜疑心は抑えられるようになりました。よかったね。
・公式評(公式サイト「タリスカーオンライン」より)
「タリスカー」の特徴である潮の香りとブラックペッパーの風味をさらに際立たせ、爆発的な味わいを強調。
嵐の海を表現した非常にラギッドなテイストに仕上げた1本です。
口に含むと、まさに荒々しいスカイ島の海岸線が思い浮かぶような、スパイシーさに驚かされます。そして甘みとスモーキーさ、潮の風味が奏でる絶妙なバランス。タリスカーの理想の味わいです。
香り
スパイシー、甘美なスモーキーさと蜂蜜のような甘いモルト香に、はじけるようなペッパーの香り。
味わい
最初の甘美で豊かな甘みの後にすぐ、嵐の始まりのような、熱くなるようなスパイシーさが続く。そして甘み、スモーキーさと塩気のほどよくバランスのとれたエレガントな味わいが徐々に広がる。
フィニッシュ
クリーンで口内が温かくなるような尾を引く後味。
https://talisker-online.jp/lineup/storm.php
上記は新ラベルの説明文なのですが、ラベルチェンジの例に漏れず旧ラベルとテイスティングノートの変更は無いそうなのでそのまま掲載します。
中身はそのままだよ!という暗黙の主張を感じる…
・ストレートで飲んでみる
色 :やや濃いゴールド
香り:強烈な潮感。ヨード感。そしてオークの樽感。
個性が凄い。それなりのアルコールアタックもある。
味 :やはりラギッドな強い潮感。
干し草のようなピート感。個性全振り。
・ロックで飲んでみる
香り:嵐が少し止む。潮感は相変わらず。
やや甘い香りが顔を出してきたような。
味 :甘さがほんのりと。それと干し草のようなピート。
樽からくる渋みも相応に出てくる。
・ハイボールで飲んでみる
味:この荒々しさが炭酸の刺激にぴったり。
この干し草然としたピート感がタリスカーを下支えしていたのかと気付かされる。
・総評
やっとこさストームの名に恥じないものに出逢えた。
…とはいえもっともっと荒々しいと思っていたのでほんの少しだけ肩透かしを食らった気分。それでも十分すぎる満足度。
甘みが弱いぶん荒々しさの強調に一役買ってはいるものの、10年のほうが総合的なレベルは高いんじゃないかなぁ…と感じた。
そこらへんはさすがエントリーモデル。
ストームはファン向けの拡張ディスクといったところかな。。。(????)
とはいえ「タリスカー」の真髄をドカっとぶつけてくれるストレートは特におすすめ。もちろんハイボールも抜群。
・所感
まァたストームか!!
ということでスコッチ・ストーム御三家(タリスカーストーム、アイラストーム、カティサークストーム)すべてを紹介し終わりました、
ストームらしさで言うとぶっちぎりで今回のタリスカーが一番ですわね。
カティサークはちょっと…ねぇ?
10年にも言えることですが、ラベルチェンジして中身の甘味が強くなったらしく相対的におとなしくなってしまっていると聞きますのよ。
…ということはこのボトルを飲んでしまったらもうタリスカーストームとはお別れかな。。。などと思っていたりしますわね…
とはいえ、飲まずにバイバイというのも態度がよろしくありませんので10年ともども1本は買ってみたいですわ!!!!!!!!!!!
せっかく生み出されたウイスキーですので真摯に向き合うべきですのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとラギッド、出ましたわね。
あまり該当するウイスキーは無いかもしれませんがたまに使われるので覚えておくとちょっと通っぽいですのよ。
個人的にはシックな旧ラベルがデザ秀だと思っているので、多少高くても今のうちに18年とかを買っておくべきなのか…?と悩んでいます。
・・・などと言いながらタリスカー18年をamazonで見ていたら…
おん!?!?!?!?!?!??!?!?!!?!?!??!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!????
おわり
・次回
・前回