こんにちは。もう一度、こんにちは。
月火水ってすぐに過ぎていくと思いませんか?
ダラダラしているとすぐ納期に追われる羽目になるっていうのを毎週繰り返しています。
今回はこちら。
タリスカー10年(新)
TALISKER AGED 10 YEARS
内容量:700ml
アルコール度数:45.8%
購入時価格:4,400円(税込み)
言わずと知れた潮風のモルト。
旧ボトルのほうもちょうど去年の今頃くらいにレビューをアップしていました。
ご興味がございましたらこちらから。
ディアジオ社が掲げる「持続可能な社会に向けての2030年までの行動目標」に基づき、レギュラーラインナップ(10年、ストーム、スカイ、18年…)において外箱及びラベルの変更が行われました。
ぶっちゃけるとラベルはともかく外箱に関しては過剰包装というか通常の外箱の1.4倍くらいのサイズだったので、標準・適正サイズにようやく変わったと言ったほうが正しいかもしれません。
それはそれとして、新ボトルになるや否や急に品薄になった印象を受けます。
もちろん旧ボトルに関しても終売なのでかつての1.5倍の価格で販売されていることが多くなりました。
デザイン的にはかなり垢抜け、10年はオレンジ、ストームは朱色、スカイは黄緑、18年は紫とイメージカラー(?)が付きました。
ラベル下の形は蒸溜所が位置するスカイ島カーボスト付近の島の形を表していて、白い部分が陸地です。
オレンジ部分およびその下のラベルがない部分が海…となっています。
ちなみに旧ラベルでは
「THE ONLY DISTILLERY ON THE Isle Of Skye SCOTLAND」
という記述がありましたが現在スカイ島には「トラベイグ蒸留所」が新たに稼働しているのでその文言は取り除かれています。
コルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディアジオのコルクにしてはちょっと緩い…?個体差…??
・公式評(公式サイト「タリスカーオンライン」より)
色 :輝くようなゴールド。
香り :ほのかな海水の塩、生ガキそして柑橘系の甘みを感じさせる、
力強いピートのスモーキーな香り
ボディ:ミディアムからフルボディー。
味わい:煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、
豊かなドライフルーツの甘み。
温かく、情熱的。のどの奥にペッパーの香りを感じる。
余韻 :食欲をそそる甘みを伴った、広大な、
長く温かいペッパーを伴うフィニッシュ。
https://talisker-online.jp/lineup/y10.php
文言は旧10年と全く同じです。
また、「タリスカー スカイ」は免税店限定のラインナップだそうで公式サイトの説明からは省かれています。
・ストレートで飲んでみる
色 :やや濃いゴールド
香り:甘く、湿った潮の香り。
おとなしいというか、マイルドさを感じる。
味 :はじめにクァっとスパイシーさが広がり、すぐに引いていく。
次いで潮感。かなり潮感が続く。
味自体は優しいほのかな甘さと主張の強い潮感がちょうどいい。
余韻にほんのりピーティ。
・ロックで飲んでみる
香り:湿った感じは無くなり、カラっとした潮の香り。
ほんの少し干し草っぽいピート感。
味 :舌先で潮感、舌の奥でピート感やら樽感やらを認識して忙しい。
忙しいけれど独特の個性を感じられて美味しい。
・ハイボールで飲んでみる
味:旧10年と比べるとスパイシーさは薄れたように感じる。
それでもしっかりタリスカーしている。
十分ジューシーで美味しい。
・総評
まだまだ普通においしい。
たぶん新旧揃えて比較したら違いが如実に判るんだろうけれど、これはこれ。
タリスカーとして認識できるので別にそれでよくない…????
昨今ラベルチェンジの折によく見られるハイボール向けに調整したってワケでもなく、ストレートでも依然として美味しい。
ストレートでの潮感が抜群に美味しい。タリスカーはこうでないと。
で、ロックも美味しい。下手すると旧10年よりも。
ハイボールももちろんおすすめ。スパイシーさは黒胡椒で後付けするセルフサービスに変わったと思えば違和感なく飲める、と、思う。
・所感
よくレビューで「潮感」と評すことがありますが、タリスカーはやはり別格。
本当に塩分が入ってるレベルで潮感を感じますわね。
ただ、ラギッド(無骨さ、荒々しさ)な感じは確かに薄れたような気がしますのよ。
そのへんはストームのほうに譲って、10年はエントリーモデルに徹するという意思表示でしょうか…?
肝心のストームも甘みが強くなったとか言われていたりする…
それでもやっぱり美味しいです。
ちょっと万人向けにシフトしたのかな?くらいの差異だと思います。
どう飲んでも美味しい万能なボトルに生まれ変わった感じでしょうか…?
品薄ゆえか価格が5,000円↑なことが多くなっているのでそれが落ち着いたら旧10年同様常飲酒として置いておきたいですわね。
・次回
・前回