こんにちは。もう一度、こんにちは。
暖かくなり、日差しも強い日が増えてきました。
ウイスキーの保管に関しては殊更気を配らなければいけない季節が近づいてきましたね。
保管スペースがなくなりつつあるのが一番の問題な気がしますけれど…
今回はこちら。
SINGLE MALT WHISKY TOGOUCHI
蒸留所名:桜尾蒸溜所(サクラオブルワリーアンドディスティラリー)
内容量:700ml
アルコール度数:43%
購入時価格:6,600円(税込み)
- ・公式評(サクラオブルワリーアンドディスティラリー 公式サイトより)
- ・ストレートで飲んでみる
- ・ロックで飲んでみる
- ・ハイボールで飲んでみる
- ・総評
- ・所感(実際に桜尾へ行ってきました)
- ・AIがかんがえたたいとる
- ・次回
- ・前回
桜尾蒸溜所、もうひとつのシングルモルト。
桜尾蒸溜所については「シングルモルト桜尾」の記事にて言及したような気がするのでご興味があればぜひ…
戸河内と言えば、2023年9月にブレンデッド版がリニューアルしジャパニーズウイスキーの定義に合致するようになったことが記憶に新しいです。
また、戸河内のハイボール缶も2024年3月より販売が開始されているなど躍進を続けているブランドです。
今回紹介するのはシングルモルトのほうの戸河内で、名称が被るものの別物です。
発売当初はシングルモルト桜尾がスタンダード品、シングルモルト戸河内は料飲店向けという名目で出ていたような気がしますが、シングルモルト桜尾自体もここ半年以上流通しているのを見たことが無いような気がします。
蒸溜所至近の貯蔵庫で熟成された原酒を使用しているシングルモルト桜尾に対して、シングルモルト戸河内は西中国山地の山あいにあるトンネルの中で熟成された原酒が使用されています。
また、樽はファーストフィルのバーボン樽1種のみとなっておりむしろこっちのほうがナチュラルスタンダードな桜尾原酒が味わえるようになっています。
ちなみにシングルモルト桜尾のほうは4種類の樽で熟成した7種の原酒をヴァッティングしていると複雑、対照的な構成になっています。
桜尾は横書きのニッカスタイルなのに対して、戸河内は縦書きのサントリースタイルなのも対照的で面白いです。
飲みかけの比較ですが、色味は桜尾のほうが濃いめ。
桜尾も明るめの色だと認識していましたが、戸河内のほうがさらに明るい色です。
プラスクリューです。
・公式評(サクラオブルワリーアンドディスティラリー 公式サイトより)
緑豊かな森と清流に囲まれた戸河内貯蔵庫で熟成。
一年中冷涼な風が通り抜ける貯蔵庫で、
ゆっくりと香りや味わいが磨かれます。
□ 色:黄金色
□ 香り:バニラ、リンゴ、マーマレード、メロン
□ 味わい:軽快でスムースな口あたり、すっきりとした甘さ
□ フィニッシュ:爽快で穏やか、キレのある余韻
□ アルコール分:43%
□ 内容量:700ml
□ カスクタイプ:戸河内トンネルで3年以上熟成したバーボン樽
https://www.sakuraodistillery.com/singlemalt/#togouchi
・ストレートで飲んでみる
色 :かなり明るめのゴールド
香り:桜尾と同様に独特のリーフィーなハイランド感。
柑橘っぽい爽やかさ、それとバニラ感が印象的。
味 :引っ掛かりもなく、軽快な飲み口。
大自然のなかで熟成したことがうかがえる、奥行きを感じる。
原酒由来のリーフィーさ、透明感のある甘さが心地いい。
・ロックで飲んでみる
香り:青りんごっぽいフルーティさが顔を出す。
南国フルーツっぽい黄色い果実の香りも。
味 :香りの通り、青りんごと南国フルーツの緑・黄色感。
やはりほのかにリーフィーで大自然を感じる。
加水以降が味に広がりが見えて美味しいかも?
・ハイボールで飲んでみる
味:これはねぇ、美味しい。
ロックの延長線上にあり、フルーティでありながら軽快。
柑橘の爽やかさも持ち合わせ、薄すぎなく飲みやすい。
・総評
潮風とはまた違う、湿度の高いウイスキー。
(※オタク用語ではない)
3年熟成時点でここまで飲ませるウイスキーに仕上がっているのはふつうにすごい。
(相対的な)値段の安さ、完成度ともにハイレベル。
桜尾が潮風の湿ったニュアンスだとすれば、戸河内は雨のあがった森林の湿り気を感じ、熟成場所のイメージに沿った味わいを醸し出しています。
プラシーボかな…?
惜しむらくはその入手性…流通さえすれば…
おすすめは加水以降、スタンダードな樽構成でありながら少し独特な桜尾スタイルがわかりやすく楽しめるのでおすすめ。
ハイボールでも「あれ?昔からあった?」と思うくらい馴染みやすくおいしく飲めるためこちらもまたおすすめ。
・所感(実際に桜尾へ行ってきました)
ちなみに、このあいだ私用で広島へ行く機会があったので実際に桜尾蒸溜所に行ってきました。
JR廿日市市駅から出て正面まっすぐ歩きつづけると瀬戸内海に面する湾が見えてきますが、そこに桜尾蒸溜所が位置しています。
Googleマップで見てみると湾の中に、湾が、あるみたいな感じです。
蒸溜所見学も受け付けているそうなのですが、時間の余裕が無かったので今回はビジターセンターのみ伺いましたのよ。
受付のお姉さまが非常に親切にご案内してくださったので蒸溜所見学もぜひ予定を無理くり組んで行ってみたくなりました。
ビジターセンターでは限定の「宮ノ鹿」というシングルモルトが販売されていることは一部で有名です。
桜尾と戸河内のヴァッティングなのでブレンデッドモルトと言いそうになりますが蒸溜は同じ桜尾蒸溜所なのでシングルモルトにカテゴライズされます。
箱とボトルに描かれているのはすぐ近所にある宮島の鳥居と鹿です。
見ての通り結構いい値段しますが、アルコール度数は50%とスペックアップしておりより濃厚な桜尾・戸河内原酒が楽しめるそうです。
わたくしが行った時にはシングルモルトの桜尾、戸河内は販売しておらず、そのあたりは運が絡むかと思います。
じゃなんで戸河内持ってるんだヨと言われそうですが、リリース直後にネットで売ってるのをたまたま見つけたので買いました。
ビジターセンターでも売ってないんじゃないかな…
というわけで所感でもなんでもない「もしかしたら蒸溜所訪問記事にするかもしれないと写真を多めに撮ったもののやっぱ使い道なさそうだから供養」コーナーとなりましたが、きちんとした訪問記事は本格的な蒸溜所の見学後ですかねぇ…??
・AIがかんがえたたいとる
ウイスキーの保管に気を配る
そうだね…
豊かな香りが漂う戸河内 - 日差しとともに香る #シングルモルト
一見良さそうだけどこれ冒頭の気温の話だよね…?
・次回
・前回