最近深夜に絵を描くことを辞めました。
辞めたというと語弊がありますが、いわゆる「休止上達法」の実践中です。
どういう意味かというと少し期間を置くことで変な手癖がなくなり、ニュートラル寄りに戻るという手法です。
完成された絵柄を持っていればこんなことしなくていいと思いますが、やはり描いているとどうも自分の嗜好に寄りすぎることがあるので一度ニュートラルに戻しリセットすることも重要だと思うのです。
結果、夜更かししなくなったので不眠や寝不足が治りました。アホか…
第16回は最近暑くなってきたのでそういう季節にピッタリな一本。
タリスカー10年
TALISKER AGED 10 YEARS
内容量:700ml
アルコール度数:45.8%
購入時価格:4,000円(税込み)くらい(忘れた)
おなじみのタリスカー蒸留所のエントリーモデル。
比較的安価で手に入るうえに入手性も高い、さらにハイボールとの親和性が高いことから日本でも大人気と聞きます。
タリスカー蒸留所はスコットランドのスカイ島の入り江に位置し、常に激しい潮風にさらされているので、そのせいなのかウイスキーからも独特の潮の香りがします。
森の中に蒸留所が位置する白州も「森香る」ことが特徴なので熟成中の周囲の環境がフレーバーに大きく影響するんでしょうか…???
蒸留所の創業は1830年。
現在までに大恐慌や第二次世界大戦、蒸留所の火災など様々な苦難を乗り越えてきた中で、常に海が傍らにありました。
「MADE BY THE SEA」からも海と共に在るということを強く感じ取れます。
現在はモエ・ヘネシー・ディアジオ社(MHD社)が所有しています。
同社はかの「ジョニーウォーカー」も製造しており、それらのキーモルトとしてタリスカーが使われています。
コルク栓です!!!!!
タリスカーの香りがコルクにもぎっしりと移っていて栓を開けるたびにコルクの匂いを嗅いで「くっさ・・・♡」ってなるのが習慣です。
・公式評(公式サイト「タリスカーオンライン」)
色 :輝くようなゴールド。
香り :ほのかな海水の塩、生ガキそして柑橘系の甘みを感じさせる、
力強いピートのスモーキーな香り
ボディ:ミディアムからフルボディー。
味わい:煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、
豊かなドライフルーツの甘み。
温かく、情熱的。のどの奥にペッパーの香りを感じる。
余韻 :食欲をそそる甘みを伴った、広大な、
長く温かいペッパーを伴うフィニッシュ。
https://talisker-online.jp/lineup/y10.php
ちなみに、上記の「タリスカーオンライン」はブランドストーリーやらコラムやらが充実しかなり力の入ったサイトと見受けられます。
興味のある方は是非。
・ストレートで飲んでみる
色 :濃い目のゴールド
香り:潮の香り。
アイラモルトで有名な消毒液に形容されるヨード香もややあり。
アルコール刺激は気にならない。
深く嗅いでいると奥にモルトの甘い香りも感じ取れる。
味 :わかりやすく潮っぽい。それでいてコクがある。
飲んでみればモルトの香ばしさと甘さが一瞬顔を出す。
・ロックで飲んでみる
香り:全体的に香りが控えめになり、甘い香りが主張してくる。
味 :各々の味はむしろ強くなる。独特の潮感と余韻にビターさ。
・ハイボールで飲んでみる
味:軽快なヨード感に乗った潮味が気持ちいい。
割り負けないコクの力強さを感じるとともにスパイシーな香りが抜けていく。
・総評
そういえばハイボール以外で飲んだことがなかったけど、タリスカー慣れ(というかピート感慣れ)しているとストレートの香りも新鮮で面白い。
公式でもプッシュされている、ミルで挽いた黒胡椒をトッピングする「タリスカースパイシーハイボール」も元から持つスパイシーさと合わさり非常に楽しめる。
ただ、黒胡椒をのっけた直後はまだマシだけども飲んでいくと見た目が目に見えて汚くなるのに加え、洗うのもめんどくさくなるのであまりやらない。。。
この潮味はどうやって付いてくるのか疑問だがおおよそウイスキーとは思えないほどの口当たりで飲んでいて非常に楽しい一本。
不思議なことにほんとに一瞬だけ顔を出すモルトの甘さがあって、それ目当てで飲んでいるのかもしれない。
ちなみに、正直言って自分はアイラ・モルトが苦手(ヨード香が苦手)だった。「ゾワゾワッ…ひぃッー!」って感じだった。
しかしタリスカーは例外で好き。
というかタリスカーに矯正されたのかいまではかなりヨード香も好意的にみられるようになった。
まぁもともとヨード克服プログラムとして「タリスカー10年」と「アイラストーム」を買ったんだけど。。。
でもアイラストームは今もきつい…
・所感
シングルモルトとしては手の届きやすい価格ですわね。
度数も45.8%なので普通の40%とか43%のウイスキーと比べてもコスパが高めですわよ。(40%換算で800ml相当)
ちなみに、ラベルデザインとカートンのデザインの変更が決まっていますわよ。
かなり大幅に刷新されて現代的になったというか…垢ぬけたというか…ですわね。
ラベルチェンジの際は中身の変更も往々にしてある(し、旧ボトルが転のバイヤーに買い占められて高騰することがよくある)ので現デザインのものを買っておいたほうがいいかもしれませんわね。
まだ新デザインのものが出回っているという話は聞きませんがなぜかしれっとAmazonの商品ページが新デザインのものに変わっていますのよ。
たぶんいま買っても旧デザインのボトルが届くでしょうが…
・次回
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