なもなきアクアリウム

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【レビュー】#190『白州12年』は瑞々しい新緑を思わせる、自然の息吹感じる木々感。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

キリ番(死語)で出したいボトルのネタが無くなってきました。

#50では響JH、#100で山崎12年を出していた時期が懐かしいです。

 

今回はキリ番と言えなくもないタイミングでのこちら。

 

白州 12年

THE HAKUSHU SINGLE MALT

JAPANESE WHISKY AGED 12 YEARS

蒸溜所名:白州蒸溜所(サントリー

内容量:700ml

アルコール度数:43%

シングルモルト・ジャパニーズウイスキー

購入時価格:11,000円(税込み)

 

 

 

 

ここからが本当の白州。

 

蒸溜所の竣工自体は1973年なものの、シングルモルトとしての初出は1994年。

その記念すべき初出のボトルが白州12年でした。

 

2018年6月には一時的に休売となり原酒の供給待ちとなっていましたが、2021年3月30日に休売が解除され数量限定で販売という形で復活しています。

数量限定+ジャパニーズの年数ものということで希少性が高く目にする機会はほとんどありませんが、なんなら山崎12年も同じくらい目にしないので数量限定の線引きがいまいち曖昧な気がしないでもないです。

 

2023年はサントリーウイスキーづくり100周年のアニバーサリーイヤーなのもあり100周年記念ラベルというものが流通していました。

白州12年にもその仕様のものが存在します。

ほか、山崎NA・山崎12年・白州NAにその仕様があったような気がします。

 

じつは、資料的な側面としての色も強いブログですので(??????????)、裏ラベルの文言の違いも掲載しておきます。

文末に100周年を迎えて、そしてこれからへの意気込みが追加されています。

 

近年特有の偽造防止のホログラムシールもしっかり貼ってありました。

 

どういう訳か白州蒸溜所に行ったときにあれだけ白州のシリーズを飲んだのにもかかわらず12年だけすっかりと忘れていたので宅飲み-ホームグラウンド-で初飲みとなります。たのしみです。

 

いつものプラスクリューです。

 

 

・公式評(サントリー公式 白州ブランドサイトより)

甘く柔らかなスモーキーさに、新緑の香りと果実香が漂う。

酒齢12年以上のモルト原酒を吟味してつくられた、シングルモルトウイスキーです。
爽やかな新緑の香りの中に現れるふっくらとした果実味と、
キレのよいフィニッシュをお愉しみください。

テイスティングノート

爽やかな新緑の香りと果実香に、甘く柔らかなスモーキーさが漂う。
フルーティーでコクがあり、キレのよい味わい。

色 : 明るい黄金色

香り : 若葉、青りんご、ジャスミン

味 : ふっくらとした甘み、クリーンな味わい

フィニッシュ : 甘く柔らかなスモーキーさ、キレがよい

https://www.suntory.co.jp/whisky/hakushu/lineup/#hakushu-12

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :鮮やかなゴールド

香り:ふくよかな青りんご、バニラ感。

   みずみずしいフルーティな華やかさ。

   アルコール刺激は強め。

   しばらくすると奥にほのかなスモーキーさも感じる。

味 :想像以上に濃い味。甘く爽やかなバニラ、青い果実。

   樽感が強く下支え、余韻にはスモーキーさが顔を見せる。

   うん…これは…美味しいね……

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:スモーキーさが前に出ている。

   果実香は奥のほうに。

味 :味にもスモーキーさが主張しだす。

   ウッディさとスモーキーさ、それから甘さの順番。

   これはこれでファンが付きそうな味をしている。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:キレが良くありながらどこか甘さを漂わせている。

  クールで器用なハイボール

  瑞々しさの中にはちみつのような甘さが感じられる。

 

 

・総評

白州の正道はここからなのかもしれない。

 

自分含め白州といえばの一般的認識はノンエイジの白州なものの、ここから18年、25年と行くと12年の延長線上を辿っていることを考えるとここがスタンダード白州な気がしてならない。

山崎よろしく。

 

あくまでドライ、スモーキーに振れたノンエイジは異端児なものの絶大な支持を得ているのでそれはそれで成功している…

ノンエイジから熟成感や瑞々しい甘さをゴテ・ゴテと装着しているもののそれが決して邪魔になっているわけでもなくしっかりと馴染んで使いこなせてるところに白州12年の真髄を見たような気がする。

 

おすすめはストレート。ノンエイジの白州からは想像できない濃い味さ、しっかりとした樽感を堪能できる。ハイボールももちろんおすすめ。

 

 

・所感

白州に類似するものとしてジョニーウォーカーグリーンラベルを挙げる人の気持ちが白州12年を飲んでみて初めて分かったような気がします。

 

多分こちらを指していたのですわね。

だけどハイボールで飲んだ時はジョニーウォーカーグリーンラベルっぽさ、たしかにある、ような…

 

でも気持ちはわかりません。代替には成り得ません。

(手のひら返しめんどくさすぎオタク)

 

やっぱり白州、好きですわねぇ

山崎のわかりやすい美味しさも良いですけれど、感覚を飛ばして要素を拾いに行く体験の出来る白州もとても生きてる感覚がしてよろしくてよ…(???????????????????????????????????????????????)

 

ただ山崎12年と白州12年、どっちが好きかと言われたらやっぱり山崎12年でしょうか。

どちらも唯一無二な感じはしますけれど、なんだかね…やっぱ山崎12年いいですわよね…

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

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