みて!!
ひさびさに古酒を買いました。しかも結構レア(個人の感想)なやつ。
右:サントリーローヤル 12年(最後期ラベル)
ひさびさにというのは若干嘘です。ニッカのオールモルト買ったりキングスランド買ったり竹鶴の旧ボトル買ったりメタルスクリューのスウィング買ったりしていました。
それではひとつずつ紹介していきます。
サントリーローヤル 12年
Suntory Whisky ROYAL Aged 12 Years
流通時期:2007年~2008年(その後は現行へバトンタッチ)
内容量:700ml
アルコール度数:43%
ブレンデッド・ジャパニーズ・ウイスキー
購入時価格:3,500円くらい
現状ではローヤル最後の年数表記もの。
2007年から発売され現行がリリースされる2008年までのたった1年間のみ販売されていたというある意味レアなローヤル。プレミアムでない15年も同じく1年間のみの販売なのでオークションなどの二次流通の場ではかなりの値段がつけられています。
ラベルデザインも現行のものと相当近くなっています。
ちなみに裏ラベルの説明文も現行のものと一言一句同じです。
だとすると現行のものもノンエイジながらそこそこの年数の原酒を使っている・・・?まぁ昨今の原酒事情からもちろん若い原酒もブレンドしているからノンエイジ表記なのは間違いないでしょう。
左から
12年SR(2002年~2007年)
12年(2007年~2008年)
現行(2008年~現在)
現行と比べてみると年数表記がなくなったのはもちろんのこと、首に下げるメダルまでシールと化しています。シールの通り「SR」って刻印でいいからプラのメダルに戻したら現行ローヤルはもっと売れるかもしれないのになぁと思う。
「ローヤル12年」というとだいたいこれを指す場合が多いです。ほかのローヤルは青だったり黒だったりシルバーだったりSRが背景にあったりと明確な特徴がある中でこれだけが大きな特徴を持っていないからだと思う…
・・・というわけで当面の目標であった12年をようやく入手することができました。棚を見回せば意外にもSR金枠向獅子を持ってなかったり、上述のプレミアムでない15年とかプレミアムの15年とか一番古いアポストロフィ60とかアポストロフィ無し60とか抜けはたくさんあるんだけどもさすがに今の過熱したジャパニーズオールドボトル市場で買い漁るのはさすがにやめといたほうがいい…との英断をし当面はこれにて様子見にします。
…もっと言うと15年ゴールドラベルにも時期によって3種類あるから言い出したらキリがないんだワ。
では次。
Johnnie Walker Swing Superior
流通時期:不明(1990年代頃?)
内容量:750ml
アルコール度数:43%
ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー
購入時価格:3,000円くらい
先のジョニーウォーカースウィングの年代判別の最後にチラっと出てきたアジア市場限定のスウィング。いかんせん情報が少ないのでマジかどうかはわかりませんが17年熟成の原酒も使われているそうです。
「Superior」は上位の、上級のという意味なのでまさしくスウィングの上位版に位置するものなんでしょう。
流通時期については不明ですが、プラスクリューであるのと表ラベルの上に丸いラベルが貼られているという特徴から・・・
コレとだいたい同じ時期なんじゃないかなぁ、と。
つまり、90年代頃の流通と推測できます。
今回入手したのは台湾周りのボトルっぽいです。
台湾といえば台湾市場限定のウイスキーも多く、日本以上に重要視されていた市場です。現在でもカバランやオマーで知られ、タイワニーズウイスキーとして世界に広く認知されています。
気付けばスウィングも3本持っていました。
雑な仕分けで行くと左から
メタルスクリュー(70~80年代頃流通)
スペリオール(90年代頃流通)
プラスクリュー特徴なし(80年代頃流通)
スウィング自体は年代ごとの変化がデカいし、ローヤルほど頻繁に変わってるわけでもないのでかなり判別がラクです。
ただ、特異なボトルデザインのせいでローヤル以上に場所を取るので保管が大変です。。。
ちなみに、Superiorという言葉はかの「オールドパー」でも使われています。
あちらは「スーペリア」と読ませますが…どっちが先かと言われたらオールドパーのほうかなぁ…?(1989年発売らしい)
というわけでひさびさの誰得買った報告でした。
死ぬまでにこれを全部飲めるか、遺産として残すことになってしまうのかの””闘い””です。そんなんでいいんです。半ば所有欲を満たすためにやってるようなもんなので。