謝罪します。
5月5日、ブログを書く予定だったのにサボってすみませんでした。
謝罪は以上です。
さて、今回も先日オークションで落札したウイスキーの紹介をします。
左:ホワイトホース エクストラファイン
右:サントリーローヤルSR 響マーク
フン…なんでぇ今更…みたいな感じかもしれん
参考までに落札価格はホワイトホースが3,023円、ローヤルSRが5,170円(箱付き)でした。ちょっと高めな気がしますが状態がいいので良しとします。
サントリーローヤルSR(後期モデル) 響マーク
Suntory Whisky "ROYAL"
流通時期:1991年~1995年(その後はプレミアム12年へバトンタッチ)
内容量:720ml
アルコール度数:43%
ブレンデッド・ジャパニーズ・ウイスキー
コルクはふつうのものになっている。
後期SRになってからの変更なのかな?
追記:調べてみたら中期の金枠向獅子SRでもプラスチック部分があったのでコルクについてはこの後期ボトルからの変更と思われる。
目を引く「山崎15年モルト」の文言。
何気に「20数種の熟成モルト」というのも力の入りようを感じられて凄みがある。
自分の中で、ローヤルと言えばこれ!というイメージがあるせいかこのラベルに妙に惹かれる。15年ゴールドラベルのようにギラギラしているわけではないけれど、要所要所で金があしらわれていて確かな存在感を感じる秀逸なラベルデザインだと思う。
ところで、モノ撮りのライティングってふつう何を使うのだろうか?我は一人暮らしをしていた時に電気代を滞納して電気を止められたときに部屋が真っ暗で泣きそうになったのでセブンイレブンで買った小型のLED懐中電灯を使っている。今回はボトルの裏に仕込んで琥珀色が映えるように撮影してみた。どうだろうか・・・?
ちなみに箱はこんな感じ
なんかこういう箱で色がエメラルドグリーンだったりレッドだったりするのを見るのだがクイーンサイズ(1000ml)とか向獅子マークの時とかの差別化なんだろうか?(未検証)
向獅子マークだの響マークだのペラペラとよく喋るがなんちゃらマークというのはラベル上部にあるアレである。
左の紋章みたいなやつが向獅子、右のドット絵みたいなやつが響マーク
並べてみるとよくわかるが初期SRと後期SRではボトルの形が違う。
おそらく特級向獅子SR(初期)→金枠向獅子SR(中期)のタイミングで変わったのだろうが新しいデザインのボトルは現行まで同じ形が使われ続けている(と思う)。
追記:調べてみたら初期、中期は同型のボトルで後期になって変更されている。コルク栓の仕様変更も中期→後期だしそこでの変更が妥当だと思う。
6、7年あとに生産されたボトルなのと、きちんとシュリンクで栓周りがきちんと覆われている(特級のSRはモロ出し)ので前回みたいに香りが漏れ出していた…などということもなく割かし安心して取り扱えそうなのがうれしかった。
ホワイトホース エクストラファイン
WHITE HORSE Extra Fine
流通時期:1989年~1990年代中期?
内容量:750ml
アルコール度数:43%
ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー
日本で一番売れているスコッチウイスキーといえば!でおなじみのホワイトホース。(売れているのはファインオールドのほうだが・・・)
このエクストラファインは日本酒税法での等級制度廃止後のモデル。
特級時代のエクストラファインも存在し、違いとしては分かりやすく
・馬がデカい
・ラベルに金枠がある
パッと見でこの2点が大きな違いである。
終売時期はいまいちよくわからないが手元にあった1998年刊行の「世界と日本のウイスキー・カタログ」では既に「ホワイトホース12年エクストラファイン」に置き換わっているので終売はそれ以前であることが推測できる。
キーモルトを明示してあるラベルも今の感覚では珍しいような気がするがスペイサイド・スコッチの「グレンエルギン」がキーモルトと記載されている。
特級時代だが「エクストラファイン」の同期に
「ホワイトホース12年デラックス」
「ホワイトホース マイルド」
が存在し、それぞれ「ラガヴーリン」、「クライゲラヒ」の比率を高めている。
いわばこの「エクストラファイン」は「ホワイトホース グレンエルギン強い版」とでもいう感じだろうか。
12年デラックス、マイルドはのちに終売(等級制度廃止のタイミング?)し、残ったエクストラファインが先の「12年エクストラファイン」に生まれ変わる・・・というのが流れであるらしい。
ちなみに、ホワイトホースは1920年に先んじて金属製スクリューキャップを採用したウイスキーといわれているがこの「エクストラファイン」はコルク栓である。なんで?
Q.そもそも何で買ったの?
A.ソダシ…
奇しくも特級時代を超えた直後のウイスキーを2本買ったということになったがそれぞれに特級時代に残してきた歴史があって面白いウイスキーでした。
というわけで順調に散財していってるのですが、これほど楽しいコレクションは無いと思う。飲めるし、歴史を調べられるし、飾って楽しいし。もう少し前の時代に生まれていれば今のように高騰したウイスキーを相手に四苦八苦することもなくウイスキー黄金期を楽しめたのかなと思うと少し悲しいところではある。酒は20歳を超えてからじゃないと飲めないから…