サントリーローヤルとは、ジャパニーズブレンデッドウイスキーである。
ローヤルのことばかり書いてるブログです。
先日、オークションで落札したローヤル12年とローヤルSRが届いたので紹介しようと思います。
考察については出まかせを言ってるかもしれないので話半分で見てください。
左:ローヤル12年SR(シルバーラベル)
右:ローヤルSR初期版
参考までに落札価格は12年が4500円(箱あり)、SRが2400円(箱なし)ほどです。
それとプラス送料なのでそれぞれ500円増しくらいです
サントリーローヤルSR(SR初期 向獅子マーク)
Suntory Whisky "ROYAL"
流通時期:1980年代中期~1989年?(等級制度廃止の年)
内容量:720ml
アルコール度数:43%
ウイスキー”特級”
特級時代最後のローヤル。
裏面にはラベルはなくでっかい向獅子マークが彫られている。
なんの効果があるのかよくわかりませんが初代ローヤル(’60)からSR金枠響マークまでこういうプラスチックの先端が付いた栓になっています。
SRについては上の初期向獅子SR、金枠向獅子SR、金枠響マークSRとあるのだけれどいまいち転換時期がはっきりとしていない。中期である金枠向獅子SRの特級表記のものを見たことがないので1989年の等級制度廃止に合わせてラベルが変わったと考えるのが妥当と思うけど・・・
(そうしたら中期ラベルの流通時期が1989年~1991年ということになりSR期の中ではまぁまぁレアなことになる)
梱包を解くなりなんか甘い香りが部屋に充満して・・・
SRのコルク痩せのせいで中身が微妙に漏れ出してる・・・
液面低下はほとんどないんだけど、漏れ出た中身がネットリと水アメ状になってキャップ周りに凝固している
ローヤルは形状、箱入りという点で横置きされやすく、長期間横置きされたウイスキーはコルク臭が移ったり、コルクをボロボロにしたりするといわれています。
とはいっても、ボトルの四角い部分の最上部まで液面が保たれているのでこのボトルはさほど空気に触れていない?のだろうか
酷いものはラベルのちょっと上くらいまで液面低下しているものまであるのでそれに比べたら状態は良いほうだと思います。
上の画像は処置済みなのですが、さすがにそのままパラフィルムを巻くのもどうかと思ったのでコルク栓をいったん抜いて(無事折れずに抜けました)、ラップで覆って、コルク栓をして、その上にパラフィルムを巻きました。
一番まともな手段は別のボトルに詰め替えることだと聞きますが、コルクが無事だったのでまぁいいでしょう。
それにしてもとんでもなく甘い香りでビビる。香りだけで酔ってしまいそうなくらいに。
サントリーローヤル12年(シルバーラベル)
Suntory Whisky "ROYAL" Aged 12 years
流通時期:2002年~2007年
内容量:700ml
アルコール度数:43%
メタリックなラベルが眩しい通称シルバーラベル。
SR→プレミアム12年→12年黒ラベルを挟み「SR」がラベルに復活したローヤル。
背面ラベルを見てみると…
「竹炭濾過原酒」の文字が出てきましたねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このあたりから現行ローヤルの路線に舵を切り始めたという感じでしょうか。
1世代前の12年黒ラベル(1997年~2002年)の背面ラベル説明はこう。
特に原酒の構成については言及されていないけれど「華やかで鮮やかな芳香、円やかで豊かなコク」とあるので「すっきり」感はなさそう。
サントリーウイスキーの「すっきり」路線がいつからなのかはわかりませんが、前にも触れた竹炭濾過原酒使用を謳った和イスキー「膳」の発売が1998年とあるので「膳」の成功を機にローヤルもそちらに方向転換した・・・?
ということで比較的近代の12年シルバーラベルはまだヨシとして、初期SRに至っては35年くらい前のお酒ということで早めに飲んでしまったほうがいいのかもしれない。
自分が生まれるより前に作られたと明確にわかっているウイスキーが今でも手に入る。
古酒というのは面白いです。皆さんも沼に入らないよう気を付けてください。
気を付けてくださいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!