サントリーローヤルとは、ジャパニーズブレンデッドウイスキーである。
ローヤル大好きブログです。
今回はサントリーローヤル15年の種類について解説します。
以前にローヤルのラベルの変遷をまとめた記事を書いているので大きな流れを知りたい方はそちらをご参照ください。
さて、上の記事にもある通りにサントリーローヤル15年というものは1997年~2008年まで存在していたボトルです。
いまオークションなどで流通しているボトルのほとんどが
「サントリーウイスキー ローヤル プレミアム15年(ブルーラベル)」
でしょう。その次に贈答用の
「サントリーウイスキー ローヤル15年 <ゴールドラベル>」
この二者の違いは簡単で、中身は一緒で贈答用のゴールドラベルのほうが50ml多いだけです。
問題なのが2007年~2008年の間に販売されていたという
プレミアム15年と中身が一緒かどうかは情報がないのでわかりませんでした。
オークションでたまにこのローヤル15年をプレミアム15年として出品してあることがあるので見た目上の見分け方を説明します。
(ちなみに流通量の関係でただの15年のほうが明らかに高値で取引されています。)
左:プレミアム15年
右:15年
両者とも未所持なので画像は拾い物です。
こうやって並べてみると
・響マークの有無
・ラベル枠線の太さ
・ROYAL15の文字が白抜きされているか
などなど大きな点で意外と違いが見受けられます。
ちなみにトレードマークの金メダルは両者ともに同じです。
裏面は見れば一目瞭然です。
15年の発売一年後には現行のローヤルが発売されるわけなのですが、15年の裏ラベル説明はどことなく現行ローヤルに寄っています。
ただ15年の「重厚で滑らかなコク」「シェルー樽原酒がキーモルト」というところは現行で現代ジャパニーズウイスキーのニーズに合わせてか軽やかでスッキリ感を重視した構成に変えられています。
「現行のローヤルは昔と比べて美味しくない!」というのは構成がそもそも違うのであたりまえなことなんでしょうね。
なんだかんだ言って現行ローヤルももう13年選手なのでかなりの歴史があるということになりローヤル史で言うと60期、SR期に並ぶベテラン感が漂ってきます。
余談ですが、「山崎15年モルト使用」という文言はローヤルSRの裏ラベルです。
SRにも初期のラベル端がギザギザな向獅子SR、中期の向獅子SR、後期の響マークSRと種類がある(中身が違うかどうかはわからない)からひとくちにSRといっても初期と末期で10年違ってたりする。すこしでも状態がいいSRがよければ響マークのSRを狙ってみるのがいいかもしれない。
先日、1980年代中期流通のギザギザ向獅子SRと2002年~2007年流通の12年SR(シルバーラベルと呼ばれているのをよく見る)をオークションで落札した。
オークションを見てるとやはり響SRが人気…な気がする
現行の一個前の12年はただの15年と同じく流通時期、流通量の関係でほとんど見ないのが現状である。。。