こんにちは。もう一度、こんにちは。
Skebの納品も終わったしのびのびとしています。
ゲームもできるしお酒も飲めます。心ウキウキわくわくです。
というわけで今回も「ちょっとこわいウイスキーシリーズ(全3回)」の続きをしていきたいと思います。
第2回はこちら。
サントリー レッド
Suntory Whisky RED
製造元:サントリー
内容量:180ml
アルコール度数:39%
ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー
購入時価格:298円(税込み)くらい
「碧」、「翠」に並ぶサントリーの「緋」。
はじまりは1930年、前年の「サントリーウヰスキー(白札)」に続いて発売された「赤札」が前身。
つまり、日本で2番目に生まれたウイスキーということです。
スコッチライクでスモーキーだった「白札」が日本人の口に合わず大コケした…などという話は幾度となくされてきた話だろうと思うので割愛しますが、とにかく「白札、赤札」時代は不遇ですぐに製造中止となったそうです。
「RED」として世に再び出たのが1964年。
2代目社長の佐治敬三氏によって「赤札」を「RED」という名に変え市場に舞い戻りいま現在まで販売され続けています。
これはポケットボトルだけの仕様なんですが・・・
呑兵衛感を醸し出す茶色の瓶です。
養命酒っぽくもある。
ちなみにアルコール度数は39%。
サントリー内では下から2番目です。(下には37%のトリスクラシックが存在する)
「RED」が再び市場に投入された意図としては、当時勢いのあった「ハイニッカ」にぶつける為なのでは?と言われていますがたしかにあちらも39%です。
スクリューキャップです。
とくにいうことは、ありません!!
・公式評(サントリー公式サイトより)
日本の食卓をパッと明るくする赤いラベルの晩酌ウイスキー。樽で熟成させた琥珀色の液体が、豊かな夕べを開きます。このウイスキーの前身は1930(昭和5)年に発売されたサントリー「赤札」―つまり「白札」の弟分です。食中酒の雄をめざして年々改良を続け、最もすっきりとした飲み口のジャパニーズウイスキーとして完成の域に近づいています。
https://www.suntory.co.jp/whisky/products/0000000038/0000000121.html
ホワイト、レッドに関してはブランドサイトすら存在しません。
角はともかくトリスまであるのに…
・ストレートで飲んでみる
色 :薄めのゴールド
香り:弱々しい香り。ほのかに穀物感。
アルコールアタックはそこまでない。
味 :えっ・・・無味!?
…と思ったところで時間差で人工的な甘さが。
なんだろう、薄いメロンシロップみたいな。
・ロックで飲んでみる
香り:ほんの少しだけ香りが強まる。
甘い香りが顔を出してくる。
味 :やはり人工的な甘さ。甘味料。
それ以外には特に嫌味もなく飲めないこともない、感じ。
・ハイボールで飲んでみる
味:想像通り薄い…ものの最もウイスキーらしさが出る飲み方。
少なくともきちんとウイスキーとして認識できるライン。
・総評
サントリーの最下層、どんな魔境かと思いきや言うほど地獄でもなかった。
ただ、ウイスキーとしての体裁を保っているかといわれればちょっと疑問ではある…
レッドはレッドでバランスを取るため日夜ブレンドをし続けている人が居るという事を思うと感謝して飲みたくなるよね…
ハナっから食中酒向けとして作られているので素直に水で割ったり炭酸で割ったりするのがベスト。
というわけでおすすめはハイボール。
ウイスキーとしての自覚を持ち始める。
・所感
「べつにいらなくね?」という辛辣な話をよくされますが、ニッカはニッカで立ち位置不明な「ハイニッカ」を擁しているのでメーカー側としても売り上げウンヌンではなく残しておきたい歴史というものもあるんでしょう…???
味わいでは上とされる「ホワイト」には180mlのポケットボトルが存在せず、「レッド」には存在する点ではまだサントリーから温情を注がれていると考えてもいいかもしれませんわね。
・・・といってもなんでしょう、この人工甘味料的な甘さはやはり違和感が凄いですわね。
ただ原材料はモルト、グレーンのみなんですわよね。不思議…
吞兵衛的な茶色の瓶と評しましたが、先日コレを買った売り場に再び行くと透明なポケットボトルに変わっていました。
…もしかして新ボトル?
・次回
・前回