こんにちは。もう一度、こんにちは。
余計なことに古酒熱が再燃しだしてポチポチ買っています。
いい加減やめたい。(やめれ)
今回はこちら。
White Oak AKASHI Special Blend
製造元:江井ヶ嶋酒造
内容量:200ml
アルコール度数:40%
ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー
(ジャパンメイドウイスキー)
購入時価格:660円(税込)
”青”のあかし。
蒸溜所の設立は1984年。
サントリー山崎蒸溜所が今年竣工100周年なのですが、それよりも前から日本に存在していた蒸溜所として有名です。
「地ウイスキー」として脈々と受け継がれ、昨今のウイスキーブームによってシングルモルトの販売も積極的に行うようになっています。
廉価帯のあかしレッド、地ウイスキーあかしについては本当にどこでも見られるレベルで販路が広く、ウイスキーに明るくない人でも一度は見たという経験があるのではないでしょうか。
今回はその廉価帯のなかでも一番上(と思われる)スペシャルブレンドです。
例のごとく赤が下で青が上というのはジョニーのアレっぽさを感じます。
さすがにスペシャルブレンドについてはどこでも見られるということはあまりなく、どっちかというと通販を使わなければあまり見ないようなボトルです。
こちらのボトルは朝倉あさげ超御用達のヨドバシ・ドット・コムにて購入しました。
メタルスクリューです。
この、ニュっと首が長いミニボトルも味わいがあって好きです。
・公式評(江井ヶ嶋酒造公式通販サイトより)
オーク樽で3年以上貯蔵したモルトウイスキーを使用した、
スコッチタイプのブレンディッドウイスキーです。
モルトの華やかさとグレーンウイスキーの
複雑で深い味わいを感じることができる、
新しい"明石の地ウイスキー"です。化粧箱に入った贈答用にもぴったりな逸品です。
※700ml仕様のフルボトルには化粧箱があります。
・ストレートで飲んでみる
色 :やや赤褐色を帯びたゴールド
香り:よくニューポットで評される乳製品感。もしくは日本酒っぽい発酵臭。
アルコールアタックはないもののモルト感もあまり感じない?
味 :けっこう飲み口がサラッとしている。飲みやすい。
ただウイスキーっぽいか?と言われれば疑問なところである。
大根の漬物のような、発酵感、ぴり辛感。
・ロックで飲んでみる
香り:発酵感が強まる。
なんだ、この、これもハイランド感か??
味 :香りとは裏腹にウイスキーらしさが出てくる。
樽熟っぽさというか、そういった面がようやく現れる。
それでもちょっと主張は弱め。
余韻に樽感がほのかに香る以外は全体に薄さが否めない…
・ハイボールで飲んでみる
味:薄い。
安ウイスキー特有の微妙な不快感こそないものの、うすい。
可もなく不可もなくを地で行くような感じ。
・総評
率直に言うと、スペシャルブレンドでこれならレッドと地ウイスキーはどれだけの魔境なのか身構えてしまう、ちょっと興味もある。
特筆すべき点はないものの、悪い点も薄い以外ないので地ウイスキーというものはこういう感じでいいものなのかもしれない。
限定ボトルが軒並みハイプルーフなのはそういった面(薄い)からきているのかな?などと勘ぐってしまう…
そこらへんは江井ヶ島酒造に限った話ではないと思うけど
おすすめはしいて言うならストレート。
加水が進むと純粋に薄くなっちゃうので…
・所感
今回、というか毎回やっていませんが水割りならばウイスキーっぽさを維持したまま日本的に地ウイスキーを楽しめるかもしれませんわね、と今気づきました。
江井ヶ嶋酒造さんは「あかし」と「江井ヶ嶋」の2ブランドを展開しているのですが、いまいち線引きがわからないのが以前から気になっています。
廉価帯は「あかし」なのかと思いきやシングルモルトの高価なラインもあるし、ブレンデッドのブランドかと思いきやシングルモルトの「あかし」も存在しています。
逆もまた然りで「江井ヶ嶋」にもブレンデッドとシングルモルトが混在しています。
そのあたりの謎をご存じの方はぜひ教えてください。
せっかくなのでリカマン福袋で当たったシングルモルトあかしの日本酒カスクのほうもぼちぼち飲んでみて、ハイプルーフのあかしがどれだけ違うのかを体験してみたいですわね。
あと、江井ヶ嶋酒造の公式ぺージを覗きに行ったら「栗カスク」なるものが通販限定にて販売されていました。
同蒸溜所はグレンモーレンジィ顔負けの樽をお持ちでいろんなカスクフィニッシュをリリースされているので、見える顔が多いのが魅力的ですわね。
やっぱりミズナラ樽…とかも試しているんでしょうか?
・次回
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