こんにちは。もう一度、こんにちは。
雨が降ったり、カンカン照りだったりと気温の変化よりもキッツい環境な気がします。
低気圧だと体調が悪くなるので、耳栓を付けて寝ています(気圧の変化を感じ取る内耳に少しでも急激な気圧変化を感じさせないため(プラシーボです))
今回はこちらぁ。
シングルモルト松井 ピーテッド
THE MATSUI THE PEATED
蒸溜所:倉吉蒸溜所
内容量:200ml
アルコール度数:43%
(ジャパンメイドウイスキー)
購入時価格:1,496円(税込)くらい
社名を冠したシングルモルト。
なにかと言われる倉吉蒸溜所ですが、自社蒸溜の原酒のシリーズもきちんとありその名も「松井」。
初出は2018年ごろであり、当時は「JAPANESE WHISKY」の表記もありました。
(当時はと言いつつこのボトルもJAPANESE WHISKY表記があります)
現在は!!日本洋酒酒造組合に属しているのもあり「JAPANESE」表記は撤廃しているようですが…初出から5年ほど経っているのにジャパニーズウイスキーの定義に沿うボトルのリリースがいまだにないのがなんだか不思議なシリーズです。
(そのため上ではジャパンメイドウイスキーと注釈を入れました。)
「松井」シリーズは現在「ミズナラ」「サクラ」「ピーテッド」の3種展開されており、その面々で言うとピーテッドが若干異色ではあります。
また、初期はアルコール度数48度でリリースされていたようです。
(2022年10月1日に度数の変更があったようです。)
「シングルモルト」で「国内製造(モルトウイスキー)」ということで疑いようもない自社蒸溜のはずですが…ジャパニーズウイスキーとして3年物を出すよりも生産数優先ということなのでしょうか…?
というかいまだに原材料名とか原料原産地名の表示のアレコレを理解できていない…
メタルスクリューです。
・公式評(松井酒造合名会社公式サイトより)
厳選されたピート麦芽を使用し、広大な大自然の中で蒸溜された原酒を選りすぐりの樽で熟成しました。
口当たりはまろやかでフルーティな甘さとスモーキーで上品なピート香を心地よく感じていただけます。
秀峰大山の深層天然水を使用してまろやかに仕上げ、心をこめて丁寧に作り上げた逸品です。
https://shop.matsuiwhisky.com/products/detail/9
ピーテッドについてはSFWSCで受賞しまくっています。
・ストレートで飲んでみる
色 :明るめのゴールド
香り:香り立ちはピートを感じず…
かぜ薬のシロップのような人工的な甘い香り…?
味 :アルコール刺激はそこそこ。香りのまま、かぜ薬シロップ的な甘さ。
そこからごくほんのりとスモーキーさを感じるけれど…
ピーテッドらしさは…ちょっとないかなぁ…?
・ロックで飲んでみる
香り:やっぱりかぜ薬シロップ感。
味 :ピートというか余韻の渋みがグッとますので印象は強くなる。
・ハイボールで飲んでみる
味:終始甘みを纏っていてハイボールでもほんのりと香ってくる。
不思議感が強い…????
・総評
シングルモルトとして出すにはまだ早いものがシングルモルトとして出てる…そんな感じ。
あんまり偉そうなことは言えないけれど、乳酸菌感から見ても未熟感がぬぐえないのは事実としてあると思う。
ピーテッドを冠するには熟成を抜きにしてもいろいろ足りないかなぁ…?と言ったのが正直な感想。
好意的な意見を述べると不思議な甘みは唯一無二。
これが松井味なのだとしたらミズナラ・サクラのほうが合ってるかも…?
おすすめはハイボール。
ほんのり甘い感じになる。
・所感
もっとひどいことを言えばサントリーの赤いやつを思い出しましたわね。
「変な」とは何事だという声が聞こえてきそうですが、「変な」ウイスキーを飲むときにこそそれまでのウイスキーの経験、語彙が問われることを再認識しました。
変なTシャツを集めるのが好きなのですが、ことウイスキーに関しては自分から変なものに首を突っ込むのはよしておこうとは思っていますのに…体が勝手に引き寄せられるというか…
ただ、シングルモルト松井については変なものという認識はなくむしろネットでは一部の評判が良かったものですからちょっとびっくりはしました。
個人的にはいまのところブレンデッドの鳥取金ラベルが一番好みですわねぇ~~
・次回
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