こんにちは。もう一度、こんにちは。
先日、久々にバーに行ったのですがカクテルって高いんですかね?
そちらについては本当に疎いけれど、初手カクテルとは決めているので雑に注文しているのですが…バーって値段書いてないですからね。
今回は再び現れたこちら。
アーリータイムズ(本国流通版)
EARLYTIMES U.S. version
製造元:サゼラック社
内容量:1000ml
アルコール度数:40%
購入時価格:1,980円(税込み)くらい
ブラウンラベル(並行輸入)という名前で売られていたりします。
「アーリータイムズ」についてはこちらで色々言っています。
ざっくりというと、「ブラウンフォーマン社からサゼラック社にブランドが移行」し、「バーボンウイスキーからアメリカンブレンデッドウイスキーに移行」し、「イエローラベルからホワイトラベルに移行」し…という名前以外はほぼ変わったブランドです。
もともと、バーボンウイスキーとして売っていたのは輸出用の仕様で、ブラウンフォーマン時代にアメリカ本国で流通していたものは80%のストレートバーボン原酒と20%のリフィル樽のバーボン原酒のアメリカンブレンデッドだと言われています。
で、サゼラック社がブランド買収したのは2020年で、そこからバートン1792蒸溜所で蒸溜を開始したのであればおよそ2年の熟成が可能です。
アメリカンブレンデッドはストレートウイスキーをブレンドしていないといけない為、ストレートウイスキーの最低熟成年数の2年はクリアしていないとアメリカンブレンデッドは作れないというわけです。
ですので、現行ホワイトラベルは100%サゼラック製なのじゃないの?という考えを見たことがあります。
2020年にサゼラック社にブランドが移行し、2022年6月の一時休売まではブラウンフォーマン時代のボトリング在庫で賄っていたのかもしれません。
イエロー時代末期に一瞬だけイエローではなく、ホワイトでもないラべルの正規品が出回っていたという目撃情報を過去に当ブログに頂いたことがありますが、ブラウンフォーマンから買い取った樽をサゼラックがボトリングしたバージョンがそれだったのかもしれない…と今になって思いました。
めっちゃ長い脱線ですね。失礼しました。
さて、話を戻すと今回のボトルは本国流通版ということで「バーボン80%、リフィル20%」の比率であると思われる「やや薄アーリー」みたいな感じのを期待して買いました。
ラベルも黄色とブラウンが混ざったような…
あれ…ケンタッキーウイスキー…??
さ・・・サゼラック・・・!!!!
メタルスクリューです…
・公式評
なし
あることにはあるのですが、サゼラック社製のわけのわからないことしか書いていないサイトしかないので紹介するところではありませんでした。
・ストレートで飲んでみる
色 :やや深いゴールド(動揺しすぎてぼやけました、すみません)
香り:クリーンなバーボン感。ケンタッキーウイスキーだけど。
キリンの陸(旧)を水で薄めたような、そんな感じ。嫌味がない。
味 :薄い。味がない。
ピリピリとアルコール刺激だけが来る。マジ?
・ロックで飲んでみる
香り:ちょっとバーボンの自覚を持ち直す。甘い感じの香り。
ケンタッキーウイスキーだけど。
味 :ほんのりと甘い。それでもほぼ無味。マジ?
・ハイボールで飲んでみる
味:バーボン風味。飲めないこともない。
ジムビーム白のほうがつよい。
・総評
やらかしました。
件のアーリータイムズの”シロ”とほぼ同じ。
本国ではイエローとブラウンのラベルで身を包み日本のアーリーファンをあざ笑っている凶悪犯。
つまるところ合計でアーリーの”シロ”を1750ml単純所持しているということになり…
どうするんだろうこれ…
おすすめはハイボール。
バーボン風味の炭酸水ができあがる。まずくはないです。
・所感
まぁ当然と言えば当然なのですけれど、
ボトルからして一緒ですわよね。
と、結構辛辣めに書いたのですが、同じ1000ml規格にしてもホワイト(正規品)と本国版(並行輸入品)では300円ほど本国版のほうが高いという現象が起きています。
それもちょっと納得いかないし、ブラウンフォーマン時代のロゴそのまんまつかってるし!!!
・・・というわけで相対的にホワイトラベルが真面目でいいやつに見えてきた…
中身は両者ほぼ一緒なんですけれど…
本当に同じかはわかりませんが、サゼラック社が現状アーリーとして出し得るスペックでは中身一緒なんじゃないかなぁというのが今回の見解です。
前回からちょっと期間開けてコレかよ!!という声が聞こえてきそうですが、アーリーについての妙に踏み入った補足の話もできてよかったです。(作文)
・次回
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