こんにちは。もう一度、こんにちは。
なんか取り上げた気がするんだよなぁ・・・と思って後回しにしてたらレビュー前の準備号みたいな記事でサンプル画像としてアップしていたボトルがこちらです。

ダルウィニー 15年
Dalwhinnie 15 YEARS OLD
蒸溜所:ダルウィニー蒸溜所(ハイランド)
内容量:700ml
アルコール度数:43%
購入時価格:5,500円(税込み)くらい
- ・公式評(ディアジオ社 ダルウィニー海外公式サイトより)
- ・ストレートで飲んでみる
- ・ロックで飲んでみる
- ・ハイボールで飲んでみる
- ・総評
- ・所感
- ・AIがタイトルを考えてくれるありがたいサービス
- ・次回
- ・前回
クラシックモルト、北ハイランド代表。
はじまりは1897年。
当初はストラススペイという名でスタートしたのですが、翌1898年に経営上の問題で早速売却、その時点でダルウィニーに改名し今日に至ります。
大きな特徴としてはスコットランド蒸溜所にて2番目に標高の高い場所(326m)に位置している蒸溜所だということです。
ちなみに一番標高の高い場所の蒸溜所はスペイサイドのブレイヴァル蒸溜所(350m)です。

ダルウィニーに関して割と語られるのが、「ワームタブ」についてです。
蒸溜後の蒸気の冷却装置のことをコンデンサーと呼ぶのですが、そのコンデンサーには伝統的な「ワーム式」と近代的な「シェル&チューブ式」が存在します。
ダルウィニーは一度ワーム式からシェル&チューブ式に更新したことがある(1986年)のですが、原酒の出来が変わったとのことでまた元のワーム式に戻しています(1995年)。
では、その双方でどう変わるのか?というところをざっくり言うと銅との接触面積・時間が多いほど化学反応で硫黄化合物が取り除かれ、ライトな酒質になります。
すなわち、ワーム式だとボディ感が強く、シェル&チューブ式だと柔らかい酒質になる・・・と一般的に言われています。

現在は皆さまおなじみのディアジオ社の傘下に入っているダルウィニーですが、それと同時にディアジオ・クラシックモルトシリーズの一翼を担っています。
オーバン14年の記事でも言及しましたが、ハイランド地方出身はダルウィニー(北)とオーバン(西)が重複しています。
オーバンの立地とディアジオ社の所持蒸溜所の関係上、キャンベルタウンの代替としてオーバンが据えられていると考えられているため、真の意味でのハイランド代表はダルウィニーと言えるかもしれません。

やたら話が長くなりましたがコルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鈍いゴールドの頭がかっこいい。
・公式評(ディアジオ社 ダルウィニー海外公式サイトより)
Smooth aromatic heather and honey sweetness, Dalwhinnie 15 Year Old is a clean, crisp Scotch which provides a perfect introduction to the delights of single malt whisky. Dalwhinnie is the highest and coldest distillery in Scotland and was founded at the end of the 19th century. Dalwhinnie Scotch is the only Highland whisky to offer a combination of clean and easy-drinking, malty-sweet flavours with a smooth and smoky warmth. Dalwhinnie releases its full honeyed sweetness when served chilled or over ice. It makes the perfect gift for whisky lovers looking for a smooth, deliciously enjoyable single malt.
Serving Suggestion: The clean, heather flavours call for a neat serve, and perhaps a little still spring water.
APPEARANCE
Gold.BODY
Smooth, light to medium body.NOSE
A big, crisp, dry and very aromatic nose with hints of heather and peat.PALATE
Smooth, soft and lasting flavours of heather-honey sweetness and vanilla followed by deeper citrus-fruit flavours and hints of malted bread.FINISH
Long, lingering, surprisingly intense finish that starts sweetly, then gives way to smoke, peat and malt.
ヘザーの香りと蜂蜜の甘さが滑らかなダルウィニー15年は、シングルモルトウイスキーの醍醐味を味わうのに最適な、すっきりとした味わいのスコッチです。ダルウィニーはスコットランドで最も標高が高く、最も寒い蒸留所で、19世紀末に設立されました。ダルウィニー・スコッチは、すっきりとして飲みやすく、モルティで甘い風味と、なめらかでスモーキーな温かみを併せ持つ唯一のハイランド・ウイスキーである。ダルウィニーは、冷やしたり氷を入れたりすることで、蜂蜜のような芳醇な甘みが広がります。スムースで美味しく楽しめるシングルモルトをお探しのウイスキー愛好家への贈り物に最適です。
おすすめの飲み方 すっきりとしたヘザーのフレーバーは、ストレートで、そしておそらく少量のスティルウォーターが適している。
外観
ゴールドボディ
滑らか、ライト~ミディアムボディ香り
大きく、クリスピーでドライ、そして非常にアロマティックなノーズは、ヒースとピートのヒント。味わい
ヘザーと蜂蜜の甘みとバニラの滑らかで柔らかく持続性のあるフレーバーに続き、より深い柑橘系フルーツのフレーバーと麦芽パンのヒント。フィニッシュ
甘く始まり、スモーク、ピート、モルトへと変化していく。
これ以降のレビューが不必要になほどしっかりと書かれています。
・ストレートで飲んでみる

色 :明るく輝くゴールド
香り:落ち着き払ったモルトの香り。
どことなく洋梨や青りんご感がありスペイサイドっぽくもある。
少し湿った、温かみがある。
味 :やはり味にも温かみがあり、ふんわり甘く優しい。
ごくほんのりと牧草チックなピート感、柑橘みが感じられる。
なんというか、飲んでてほっとする。
・ロックで飲んでみる

香り:やや果実香が強くなる。
蜜入りのりんご、あるいはメロンのような香り。
味 :コクが強まる、美味しい。
はちみつ、柑橘、柔らかなハーバルさ。
余韻に舌の奥でビターさが残る。
・ハイボールで飲んでみる

味:さっぱり、と思わせて後味のコクが強い。
ドライでいて、甘みもあって、土台がしっかりとしている。
・総評
クラシックモルトの名にふさわしい、伝統を感じられるような味わい。
全体的なテーマは優しく、おおらかみたいな骨組みがあって、その中に力強さを感じるしっかりとした主張というものも潜んでいる。
おっとり系だけど情熱を秘めているタイプ。
上述のワームタブもしっかりと要素のひとつに作用し、ライトなようでいてしっかりとしたボディ感を備えた秀逸なボトル。
ふと浮かんだのがローヤル12年のシルバー(古酒)。
サラっとしつつもドカッとした面も感じられる(雑説明)、みたいな。
おすすめはロック。
北ハイランドの冷涼な気候を否応なしに連想できるような味。
けれどもストレートもハイボールも普通に美味しい。
・所感
ハイランドモルトのお手本、もといクラシックなハイランドモルトのお手本ですわね。
好きな銘柄にこれを挙げられたらなんだかウイスキー”通”に見えるボトル5選に入るような、いぶし銀な銘柄です。
オーバン、ラガヴーリン、ダルウィニーあたりはオフィシャルスタンダードが12年より上からなのがクラシックというか孤高っぽくていいですわよね(個人の感想)
標高つながりで白州(標高約700m)と似ている…などと言われたり言われていなかったりしますが・・・もちろん似ていません。
そういった話で品薄高騰転売終売騒ぎになったウイスキーが記憶に新しいので、ひっそりとやっていてほしいです。。。
・AIがタイトルを考えてくれるありがたいサービス

やる気だしてね。
・次回
・前回