いまさらながらの情報ですが・・・
スコッチのハイランドモルトであるところの「ザ・グレンタレット」が2021年7月27日(火)よりリニューアルします。
https://www.theglenturret.com/our-whisky/core-range
(グレンタレット公式(外国語ページ))
詳しい情報は正規販売を行う株式会社都光さんのこちらのページに。
グレンタレットはゲール語で「乾いた谷」の意。(諸説あり)
当ブログでもちょくちょく出てくる「ザ・フェイマスグラウス」のキーモルトとしても名の知れている銘柄です。また、スコットランド最古の蒸留所ともいわれています。(なんと1763年には存在していたらしい…)
そして何より有名なのはウイスキーキャットの「タウザー」の話。蒸留所で飼われていたタウザーは生涯を通して28899匹のネズミを捕まえたとしてギネス世界記録に認定されています。ザ・フェイマスキャットという訳です。
ちなみに旧ボトルはこんなデザイン。
リカマンさんからそのまま引っ張ってきました。まずかったら教えてください
https://likaman.net/html/page175.html
落ち着いたデザインでこれはこれで好きです。
リカマンさんのページでも紹介されているように、いままでの主なラインナップは「10年」「シェリーカスク」「トリプルウッド」「ピーテッド」の4種類でした。
都光さんのニュースリリースと擦り合わせてみると・・・
シェリーカスクが消え、10年が「10年ピートスモークド」となりピーテッド仕様になっていますね。また、「10年ピートスモークド」はアルコール度数が50%と高めになっています。
で、近年のオフィシャルからは消えていた「12年」が復活しています。さらに上位に「15年」「25年」「30年」が据えられています。今回25年は正規品としては入ってこないそうです。
トリプルウッド以外はノンカラー(無着色)、ノンチルフィルター(無冷却濾過)仕様です。(トリプルウッドはノンカラーだけ) 近年流行りの素材そのままってやつですね。
最近ではタリスカーのラベルチェンジも話題になっていますが、今回のグレンタレットのリニューアルはボトルも中身もガラッと変わるのが明らかなので時代のサガか、旧ボトルが高騰するかも…
自分自身、ザ・グレンタレットを飲んだことがないのでひとまず旧ボトルが大いに気になっています。フェイマスグラウスの味わいのどのくらいがグレンタレットによるものなのかが特に、すげぇ、気になっています。
どうでもいいですが、このボトルを見たときに強烈な既視感を覚えずっとウンウン悩んでいましたが、台湾ウイスキーのカバランですね。横のデコボコが…
厚底でシュっとした感じはジョニーウォーカーの上位モデル然としている。
スコットランド最古の蒸留所が生み出すウイスキーが纏うボトルが、今の時代に即した洗練された素敵なデザインに生まれ変わったと考えるとなにか感慨にひたってしまいます。。。
アランしかり、ボトルの大幅なリニューアルで広く人目につくことで人気が上がったりするのでグレンタレットも皆に広く知られるウイスキーになると嬉しいです。買い占めによる品薄はうれしくないです。