こんにちは。もう一度、こんにちは。
今日は普通なら休みなのですが、恐怖のレビュー週間シリーズなのでこっそりと更新します。
今回はデイリー用に使っているこちら。
デュワーズ 12年
Dewar's Aged 12 Years
製造元:ジョン・デュワー&サンズ社
内容量:700ml
アルコール度数:40%
ブレンデッド・スコッチウイスキー
購入時価格:2,300円(税込み)
「デュワーズ」のはじまりは1846年。
創業者のジョン・デュワーは、初めてウイスキーをガラス製ボトルに入れて販売した人と言われています。
デュワーズというブランドを急成長させたのはジョン・デュワーの息子たち、トミー・デュワーとジョン・アレクサンダー・デュワーの二人です。
弟であるトミーがマーケティングを、兄のアレクサンダーが製造を担当し「デュワーズ」を世界的ブランドへと育て上げました。
キーモルトは
「アバフェルディ」(ハイランド)
「ロイヤルブラックラ」(ハイランド)
「マクダフ」(ハイランド)
「オルトモア」(スペイサイド)
「クライゲラヒ」(スペイサイド)
で、デュワーズの5柱と呼ばれています。
特にアバフェルディはジョン・デュワーによって設立され、まさにデュワーズのための蒸留所です。使用比率も最も高いと言われています。
ジョン・デュワーがサロンでウイスキーを飲んでいるときに出されたグラスが小さかったので「もっと背の高い(high)グラスを出してほしい。そうすればもっと楽しめる(have a ball)。」と言ったことからhighとhave a ballを掛け合わせてハイボールという語が生まれたという逸話です。
若干疑問符が残りますがあくまで語源の一説らしいです。
「ダブルエイジング製法」は他所の製法で言うマリッジのことです。
12年以上熟成(エイジング)したモルト、グレーン原酒をブレンド後にさらに樽熟成(エイジング)するのでダブルエイジングってことですね。
かなりかっこいいコルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・公式評(デュワーズ・バカルディジャパン公式サイトより)
12年以上熟成されたアバフェルディを中心とした40種類以上の原酒をブレンド。どこまでもなめらかな味わいで芳醇な香りが特徴的。少し贅沢なハイボールをお楽しみください。
香り:ハチミツ、トフィーアップル、ファッジ、温かいバターのようでメロウ
味わい:ジューシーな種無しブドウ、フレッシュなシトラスとわずかなバニラ、クリーン
余韻;樽のニュアンスとともに溶けたキャラメルのような長くなめらかな余韻
https://www.dewars-jp.com/lineup.html
・ストレートで飲んでみる
色 :鮮やかなゴールド
香り:はちみつのような香りが目立つ。
たくあんのような酸っぱい香りもほのかにする。
アルコール刺激はほとんどない。
味 :意外にもライトな味わい。
ふわっと軽い甘さのあとに樽っぽいビターさが支配する。
・ロックで飲んでみる
香り:珍しく香りが閉じ気味になる。
はちみつよりモルト香が目立ちだすのがわかる。
味 :ストレートより甘さ、樽感が際立つ。本領はここからといったところか。
かなりはっきりとした樽感が感じられて面白い。ビターさもくどくない。
・ハイボールで飲んでみる
味:ほんのり甘くてほろ苦いハイボール。
デュワーズといえばコレを期待して飲んでいるフシがある。
ハイボールでデュワーズを出している飲食店は「理解ってる」感がある。
なんの感想だよ。
・総評
デュワーズと言えば樽、ビターと固定観念が存在していたがべつに修正しなくてもいいと思った。
大きな個性。
糖分的な甘いものにも合うし、なんなら甘いうどんつゆみたいなものにも合う。
すき焼きとかにも合うと思う・・・
期待したものを期待通りにお出ししてくれるものには大きな信頼感がある。
ウッディ成分がほしいときに選んで飲んでいます。
おすすめは言うまでもなくハイボール。
飲食の場でも素晴らしいバイプレイヤーっぷりを見せてくれる。
・所感
以前もレビューした新発売のデュワーズカリビアンスムース8年といい、米国ウイスキー品評会のIWC2020でデュワーズダブルダブル32年が最高賞であるウイスキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したりと何かと勢いのあるデュワーズですわね。
どうでもいい話ですが昨日のグレンリベットカリビアンリザーブの記事でデュワーズカリビアンスムース8年に言及した際にずっと「デュワーズ8年カリビアンスムース」という表記をしていたことに今頃気付いてこっそりと過去記事も修正して回りましたわよ。。。
結構正式名称を気にするタイプなので言葉狩りでもいいので間違いがあったら指摘してくれるとわたくしも気分が晴れて嬉しいですのよ!!!!!!!!
・次回
・前回