なもなきアクアリウム

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【レビュー/Bar飲み】#148『ニッカウヰスキー 鶴』は甘く香ばしく多幸感あふれるハイクラスブレンデッド。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

12月に入ったので駆け込み更新です。

というわけではないんですけど記事のネタが溜まりすぎてこれじゃあ年を越せないのでちょっと更新を頑張っています。

 

今回は前回に引き続き小樽の「ニッカバーリタ」で飲んだこちら。

 

ニッカウヰスキー

NIKKA WHISKY TSURU

製造元:ニッカウヰスキー株式会社

内容量:15mlくらい…?

アルコール度数:43%

ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー

 

 

 

 

ニッカのブレンデッドの最高位。

 

初出は1976年

竹鶴政孝が手掛けた最後のウイスキーとして知られています。

発売当初(というより相当長い間)は年数表記なしのノンエイジのものとして販売されていたそうです。

 

次に「鶴」が動くのは2006年、年数表記有りの「鶴17年」が発売されます。

あとは皆様ご存じの通り原酒不足の波に飲まれていくのですが…鶴はそれでも販売を継続しようと2015年8月という比較的最後のほうまで残っていたそうです。

 

で、ノンエイジに戻った現行「鶴」が2015年に蒸溜所限定で販売開始…と今に至ります。

 

前回の蒸溜所見学の記事でも紹介しましたが、じつは恐れ多くも現物を購入することができました。

この「鶴」の文字はニッカ2代目マスターブレンダーである竹鶴威氏の直筆文字をデザインしているそうです。

 

 

書いてる途中で気になったのですが、こちらはジャパニーズウイスキーの定義に合致したものなのでしょうか?

最近そんなことどうでもよくなってきて「いいものは、いい。」と思ってとくにこだわりなくなんでも飲んでいるのですがブログに記載するにあたり表記が気になったという話です。

 

蒸溜所限定品については公式サイトでは記載がなく、「ザ・ニッカ」ですら輸入原酒を使用しているという(ニッカの場合はベン・ネヴィスが絡むのでなおさら難解なところがある…)ので「鶴」に輸入原酒が使用されていてもあまり驚きはしませんけれど…

 

裏ラベルはこんな感じ。一応書き起こします。

 

甘く豊かな樽熟成の香りとフルーティーな香りが調和。

まろやかな口当たりで、なめらかな甘いコクとビターな

味わいが口いっぱいに広がります。甘く華やかな香りと

ほろ苦さ、ほのかなピートの余韻が長く続きます。

 

・ストレートで飲んでみる(画像中央)

色 :やや濃いアンバー

香り:優しく甘いモルト、アルコール刺激もほとんどない。

   ふわりと香る幸せな甘い香り。

   熟成香?エステリーさは十分にあると思う。。。

味 :まろやかに続く香ばしさが印象的。

   次いで甘さとほのかなビター感。

   ピート感とビターさがかなりずっしりとした骨格をつくっている。

   余韻にはメープルシロップ、とやはりビター感。

   暖かい感じが非常に美味しい。

 

 

・総評

バランスよくニッカ味を纏めあげハイクラスなものへ昇華させている。

 

モルト・グレーンの濃い甘さ、香ばしさ、そしてビターさ。

ウイスキーを飲んでいるときに感じる幸福感を形にしたようなウイスキー

 

モルトだけではできない角の取れたなめらかさというのもグレーンを含めたブレンデッドとして実現している。

こういうのが飲みたかったんですよ…ってなりますね…

 

たぶんどう飲んでも美味しいタイプかとは思うけれど、やっぱりストレートで味わいたいかな・・・

 

 

・所感

ニッカ味、ってありますわよよね。

なんか余市とか宮城峡とかカフェグレーンのそれぞれの個性を感じつつもきれいに纏めている感じの。

まさしくそれの高級版をここに感じました。

 

ただかつてはこれの17年が存在したのかと考えるとやはり現行のニッカのラインナップは寂しく感じてしまいますわね。

(いや発売したとて買えないに決まっているのですけれどね…)

 

ただ、値段に見合った体験のできる素晴らしいウイスキーだと思いました。

各々の原酒が非常によくまとまっていて、ブレンデッドの良さを再認識できますよ!!!!!!!!!!!!!

 

 

・・・フルボトルがあるのでロックやハイボールでも飲んでみます、いつか。

 

 

・次回

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