こんにちは。もう一度、こんにちは。
巷では復活した白角が出回っているらしいです。
こちらでも無事入手することができたので気が向いたら記事にしようと思っています。
今回は久々のこちら。
Ichiro’s Malt & Grain World Blended Whisky
Limited Edition
内容量:700ml
アルコール度数:48%
ワールドブレンデッド・ウイスキー
定価:11,000円(税込み)
いわゆる「ホワイトラベル」の記事はこちら。
もはや説明不要なレベルのクラフトディスティラリーである秩父蒸溜所が生み出すボトル。
構成はホワイトと同じくワールドブレンデッドなのですが、ウイスキーづくりを開始した2008年当時から熟成させてきた秩父原酒も入っているとかいないとか…
エントリーグレードがホワイト、その次がレッド(WWR)、グリーン(DD)、ゴールド(MWR)、その上にブラック(クラシカル)、最上位にブルー(リミテッド)という立ち位置が例のジョニーなんたらを彷彿とさせていいですよね。
いろいろ調べたいのもやまやまなのですが、秩父蒸溜所ないし株式会社ベンチャーウイスキーには公式サイトが存在しない(秩父蒸溜所のFacebookならある)のであまりに情報が掴めません。
で、あまり深入りすると詐欺サイトの多いこと多いこと…
皆さんもご注意しましょう!!
というわけで今回も頃末商店さんで購入した量り売りボトルでテイスティングしていきます。
価格は100mlで1,991円(税込、ボトル代110円込)
写真では濃く撮ろうとしていますが色は思ったよりも薄めな印象です。
「イチローズモルトはロットによって味が微妙に違いますヨ」とよく聞きますが量り売りな関係上ロットNo.は不明です。
あとホワイト同様コルク栓らしいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・公式評(ラベル裏より)
2008年に製造を開始した秩父蒸溜所では、伝統的なダンネージスタイルの貯蔵庫でウイスキーの熟成を行なっています。それらの中からブレンドで力を発揮する原酒をキーモルトとして、秩父で熟成された個性豊かなモルトやグレーン原酒をバランスよくブレンドしました。
熟したプラムのまろやかな酸味、それを包む甘みは軽やかな綿菓子のようで、熟成を重ねたグレーン原酒の心地よい樽香にのって、口の中でいつまでも続きます。
本品は、原酒そのままの個性を楽しんでいただくために、ノンチルフィルター、ナチュラルカラーでボトリングしました。
原酒との対話で生まれた複雑なフレーバを、是非お楽しみください。
…ということが書いてあるらしいです。
・ストレートで飲んでみる
色 :明るめのゴールド
香り:スーッと柑橘系の香り。モルトの香ばしい香りも感じる。
落ち着くような樽香も感じ取れる。
アルコールアタックも落ち着いている。
味 :強い酸味。唾液と絡むとモルトの濃い「うまみ」が出てくる。
で、ミズナラっぽいウッディな余韻に浸される。
・ロックで飲んでみる
香り:香りはやや引っ込むけれど樽感は依然として強く感じる。
味 :デフォルトで「うまみ」が表に出てきている。
余韻のウッディ感も健在。これは美味しい!!!!!!!!!
・ハイボールで飲んでみる
味:度数が高いおかげか割り負けずにしっかりと味を残している。
流石に全体的に薄まりはするけれど「うまみ」と樽感もはっきりと感じられる。
・総評
当たり前だけど、ホワイトラベルとは次元が違いすぎる。
濃厚な穀物の「うまみ」が印象的。
それと同時にミズナラ由来?の樽香が中盤から終盤にかけ強く出て余韻を固めている。
少量加水でガッチリとハマりだすような気がする。
増幅されていく「うまみ」は大きく記憶に残る。
このどこにもあるようでどこにもないような個性、まさしくワールドブレンデッドのひとつの完成形。
おすすめはロック。
時間が経つと冷えすぎ薄まりすぎになるので2、30秒くらいで氷は引き上げるのがいいかも。
凝縮された穀物の「うまみ」を存分に体感できる。
・所感
つよい。勉強になりましたわね。
でも売ってるところを見たことがありませんのよ。
しらべても詐欺サイトばっかりですのよ。
・・・というのが切実なところですが、そちらに関してはまぁ…それだけ評価されていることの裏返しだと思っております。
味に関しては本当によくできていて、ノンエイジながら値段にキッチリと見合った最上級クラスのブレンデッドだと思いましたのよ。
それにしても1本くらい手に取ってみたいですわねぇ~~~(本音)
・次回
・前回