なもなきアクアリウム

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すきなこととかたのしいことをつれづれなるままに

【レビュー】#102 『ブナハーブン 12年』はアイラ発・万人向け・異端児。

こんにちは。もう一度、こんにちは。

 

6月に入りましたね。

更新がちょっとだけ滞っていたのは単純にネタが無かったからです。

 

今回は「アイラモルトを飲もう」番外編の第二弾です。

 

ブナハーブン 12年

Bunnahabhain 12 YEARS OLD

蒸留所名:ブナハーブン蒸留所(アイラ)

内容量:100ml

アルコール度数:46.3%

シングルモルト・スコッチウイスキー

購入時価格:660円(量り売り)

 

https://bunnahabhain.com/products/12-year-old

画像はここから拝借しました(海外サイト)

 

 

 

 

アイラモルトの変化球。

 

ブナハーブンのはじまりは1881年

同年にブルックラディ蒸溜所も誕生しています。

 

スコットランドの蒸溜所の例に漏れず、当初はブレンデッド用の原酒を製造していました。

シングルモルトを初めてリリースしたのが操業からおよそ100年後の1979年と言われています。

 

蒸溜所の歴史として、オーナーがコロコロと変わっていて

 

1881年:ウィリアム・ロバートソン氏とウィリアム&ジェームス・グリーンリース兄弟が立ち上げたアイラディスティラーズカンパニー社が蒸溜所を建設

1887年:アイラディスティラーズカンパニー社ウィリアムグラント&サンズ社と合併しハイランドディスティラーズカンパニー

1999年:エドリントングループハイランドディスティラーズカンパニーを買収

2003年:エドリントンバーンスチュワート社に蒸溜所を売却

2013年:バーンスチュワート社ディステル社スコットランド事業を売却

 

・・・という具合にエドリントンのいつものお手玉を挟みつつ現在のディステル社に落ち着いています。

ディステル社と言うと、以前に紹介したスコティッシュリーダー」を製造している会社でもあります。

 

というわけで今回も100mlの量り売りにてテイスティングしていきます。

フルボトルの価格はだいたい4,000円ちょい。

 

ピートレベルを示すフェノール値(ppm)は1~2ppm

同じくノンピートで知られるブルックラディのクラシックラディが3~4ppmと言われています。

 

最大の特徴は何といってもアイラモルトなのにも関わらずほぼノンピートなこと。

ただ、定番品にピーテッドタイプの「トチェック」という商品も存在します。

 

ブナハーブンとはゲール語「河口」を意味するそうです。

実際ドチャクソに辺鄙なところにあるそうで、アイラ島では最北に位置する蒸溜所です。

 

 

樽構成はバーボン樽シェリー樽…だそうです。

 

あと見飽きた文言かと思いますがコルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

・公式評(ブナハーブン海外公式サイトより)

As the original member of our current Core Range, Bunnahabhain 12 Year Old holds a special place in our hearts. First launched in 1979, the Bunnahabhain 12 year old has endured almost 40 years, thanks to the passion and dedication of our distillery team, not to mention the love and support from our fans and friends around the world.

Our 12 Year Old has set the tone and the benchmark for the rest of the range – only the best will do. Double Matured in Ex Bourbon and Ex Sherry Casks, this whisky is beautifully rich and full-bodied, achieving the perfect balance of the characteristic nutty and sherry flavours of Bunnahabhain.

 

Tasting Notes
Colour:Russet gold
Nose:Fresh and aromatic, fruity floral with hints of dried fruit and a subtle prevalence of smoke.
Palate:Light with fruit notes, nutty flavours with a sweetness and slight hints of vanilla and caramel.
Finish:Lingering, beautifully rich and full-bodied.

ブナハーブン12年は、現在のコアレンジの原酒として、私たちの心の中に特別な位置を占めています。1979年に発売されたブナハーブン12年は、世界中のファンや友人からの愛とサポートはもちろん、当社の蒸溜所チームの情熱と献身によって、約40年の間存続しています。

私たちの12年は、他の製品群の方向性と基準を示してきました。バーボン樽とシェリー樽で二重熟成されたこのウイスキーは、美しくリッチでフルボディ、ブナハーブン特有のナッツとシェリーの風味が完璧なバランスを保っています。

 

テイスティングノート

色:ラセットゴールド

香り:フレッシュでアロマティック、フルーティ・フローラル、ドライフルーツとスモークの香り。

味わい:軽いフルーツ、ナッツ、バニラ、キャラメルのフレーバー。

フィニッシュ 余韻が長く、美しくリッチでフルボディ。

https://bunnahabhain.com/products/12-year-old

(※海外サイト)

 

「バーボン樽とシェリー樽の二重熟成」ということはシェリー樽でフィニッシュかなにかかけているのでしょうか…?

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :赤みを帯びたアンバー

香り:花の香り。花畑のような優しい香り。

   奥にほのかなメープルシロップのような甘い香り。

味 :優しく甘い。潮感も舌先で感じる。

   全体を包むようにほんのり、ごくほんのりとピートスモークが。

   美味しい。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:若干シェリーっぽさが出てくる。やはり甘い香り。

   炊き立てのご飯のような香りがする。

味 :酸味が強調される。そのあとに樽感。

   なかなかに変貌があり面白いし美味しい。余韻はビターさで抜けていく。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:かなりシェリー系の要素が強調される。酸味を伴ったほのかな甘さ。

  樽感の強さも感じられる。ハイバランス。素晴らしいです!!!!

 

 

・総評

「アイラモルト」だからこその面白さ。

 

かなりシェリーの要素が出ているので下手なシェリー系よりよっぽど楽しめる。

嫌味な要素もなく香り高いのでリラックスしてしまう…

 

時折顔を見せる潮感とかすかなピート感が絶妙で、あぁそういえばアイラモルトだったね…と思い出させてくれるのが楽しい。

味も複雑ながらくどくないのでするっと飲めて飲みつかれしないのも良いところだと思った。

 

飲み方についても万能選手。

ストレートでも良し、加水しても良し、冷却しても良しなのでお好きな飲み方で。

 

 

・所感

「アイラモルトにピート感を求めるのは至極当然な話で、アイラモルトの選択肢としては外されがちな印象ですが「スコッチ」としては相当なレベルの高さを感じますわね。

そんなウイスキー46%の度数で、シェリーっぽくて、4,000円前後で買えるというのは相当な穴場なのでは?????と思わずには居られません。。。

 

むしろ「アイラモルトという屋号で初心者からは敬遠され、中級者からは癖がないと敬遠され…とちょっと損な役回りに見えてきましたわね…

家系ラーメン屋で滅茶苦茶美味しいとんかつ定食を出している、、、みたいな。

 

ただ、上で絶賛したように本当に美味しいウイスキーでした。

こういう役回りのウイスキー、むしろ好きです。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

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