こんにちは。もう一度、こんにちは。
メリークリスマスです!!!!
先日、山梨県に行ってきました。
山梨県と言えばあそこなのですが、書かなきゃいけない記事のネタがまだまだあるのでレポートとして記事になるのは来年になるかも…という暗雲が立ち込めています。
第150回となる今回はこちら。
SINGLE CASK ”YOICHI” 10 YEARS OLD
内容量:15mlくらい…?
アルコール度数:57%
樽出しそのままの余市。
シングルモルトであるところの余市については過去記事で紹介しているので割愛しますが、シングルカスクについては当ブログでも初めて扱うので説明します。。。
「シングルカスク」とは一つの樽のみから払い出された原酒をボトリングしたものです。
加えて、よく聞く「カスクストレングス」とは樽から払い出された原酒を加水せずにボトリングしたものです。
「シングルカスク」と「カスクストレングス」は両立できますが、
必ずしも「シングルカスク」=「カスクストレングス」という訳ではないのです。
※加水するシングルカスクもあるし(あんまりない)、複数樽の原酒をヴァッティングしたカスクストレングスもある(よくある)、ということ…
今回のシングルカスク余市10年は、カスクNo.によって度数がバラバラなのでおそらくシングルカスクのカスクストレングスです。
なんだかゲシュタルト崩壊してきた…
今回飲んだボトルのスペックは
CASK No.:417514
蒸溜年月日:2012.04.25
瓶詰年月日:2022.10.20
アルコール度数:57%
となっています。
裏ラベルの写真を撮らせてもらおうと思ってお願いしたのですが、非売品なので裏ラベルは貼っていないと言われ「じゃあいいです…」と引き下がってしまいました。
もっと写真撮っておいてくれ・・・・・・・
・ストレートで飲んでみる
色 :濃い赤褐色
香り:香り関係ないけど粘性がすごい。
濃厚な黒糖、バニラのような香り。
黒蜜掛けバニラアイスのよう。
奥に潮も見える。深みが凄くて底が見えない感じ。
味 :香り通り、期待通りの味。
ウッディでいて、バニリックであり、スイーティであり、ソルティ。
黒糖だとか、バニラ感だとか、潮だとかがしっかりと全て顔を出す。
構成原酒の全部盛りのような。
・総評
蒸溜所まで来た人へのご褒美。
度数はもちろん、原酒のキャラクターもパワフルでありながら、飲み口は不思議とシルキー、アルコールの刺激はあるものの口内でぶわっと余市の要素が弾けるのは一飲の価値あり。
いや二飲も三飲もしたくなります。
余韻にはしっかりとしたウッディネス、ほろ苦さや心地よいピート感が続いてくれます。
シングルカスクの性質上、こう!とは断定しづらいのですが少なくとも今回飲んだカスクでは構成原酒すべての性質を併せ持つ♡と言った感想です。
ただシングルカスクってことはシェリー樽とバーボン樽は両立しえない…?
よくわかりません。
・所感
これが1杯1,000円は良い意味でどうかしてません??
テイスティングホール含むニッカミュージアムは予約なしで直接行けるので見学なしでも有料試飲して売店行ってレストラン行って…とぶっちゃけかなり楽しめます。
それはそれとして見学は行ったほうがいいですけれどね!!!!!!
シングルカスクということで樽ごとに微妙にキャラクターが違ってくるのも再訪の楽しみとなっていい感じです。
どうかシングルカスクだけは有料試飲終了にならないでくださいませね・・・
ニッカに限った話ではありませんが、ジャパニーズウイスキーの名前でググるとフィッシングだとかを張ってる詐欺サイトが複数引っかかるのどうにかなりませんですの??
・次回
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