忙しすぎてあれもう1週間経った?って感じで更新ができずにいました。
一応ネタは用意してるんですがガッツリと取る時間がない・・・ポケモンユナイトを辞めろ
今回は自分がウイスキーに惹かれるきっかけになった思い出の1本です。
ザ・グレンリベット12年
THE GLENLIVET 12 YEARS OF AGE
蒸留所名:グレンリベット蒸留所(スペイサイド)
内容量:700ml
アルコール度数:40%
購入時価格:3,000円ちょい
1824年、当時のグレートブリテン王国によってスコットランドの文化を禁止されている中でスコッチを密造していた創業者のジョージ・スミス氏の蒸留所が初の政府公認の蒸留所として認められたのが「グレンリベット」としてのはじまり。
ちなみに、当時その「グレンリベット」の名声にあやかろうと様々な蒸留所が「グレンリベット」を冠した名前にしていました。
公式サイトでもそれとなく24の蒸留所の名前が背景画像で示されています。
ここで全部紹介するとレビュー前に行数がえらいことになるので記事の最後に紹介します。
(文章では25もの蒸留所が名乗っていたとあるのでひとつだけ晒されていないところがあるっぽいです。)
価格、入手性、中身、どれも手に取りやすくシングルモルトスコッチの入門といえばこれ!というのが共通認識だと思います。
かくいう自分も一度苦手になったウイスキーがこれを飲むことでまた好きになれました。
ほんとうにありがとう。
2019年の年末ごろにほぼすべてのボトルデザインがリニューアルされたのが記憶に新しいです。
写真は左が現行、右が旧デザインです。
自分が初めて出会ったボトルは右のほうなので、旧ボトルのほうに愛着があります。
近々やろうと思っていますので今回は新旧の飲み比べはしません。
現代風に洗練されたといえば聞こえはいいケド・・・没個性的になってしまったなぁとリニューアル直後は思っていました。
今は慣れた感がありますがやはりリベットとしてのボトルの存在感は後退したよなぁという感じはします。
かわいらしいコルク栓!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・公式評(日本語版公式サイト)
色 :あざやかで明るい金色
香り :フルーティ
味わい:ザ・グレンリベット特有のバニラ、 はちみつの甘さを伴う芳醇でソフトな風味
余韻 :柔らかく滑らかな余韻
このウイスキーは、これまで数多くの表現で呼ばれてきました。スムース、フルーティ、複雑な、洗練された、楽しませてくれる、古典的、などなどです。ウイスキーの年鑑 ”The Original Malt Whisky Almanac”では「最高級のモルト。世界で最も人気のあるモルトの一つ。それだけの価値がある。」と評価しています。
ザ・グレンリベットの特徴的なスタイルを代表する、このクラシック・モルトは、主としてアメリカン・オークの空き樽で熟成されます。. それらにより、バニラの口当たりと独特のスムースさが与えられます。ジョージーの湧水から出る、ミネラル分の豊富な水が、マッシングと発酵の過程でフレーバーを形成し、同時に銅製の蒸留器の特別な高さと幅が、デリケートかつ複雑な特徴を付加します。
https://www.theglenlivet.jp/our-whisky/cc-12.html
・ストレートで飲んでみる
香り:青りんご、洋梨のようなフレッシュな香り。
次いではちみつのような甘い香り。
アルコールの刺激は気になるほどでもない。
味 :まろやかな甘み。やはり爽やかな香りが抜けていく。
余韻に微かなオーキーさと蜜のような甘みが長く残る。
・ロックで飲んでみる
香り:はちみつの甘い香りが主体となる。
甘い香りがかなりねっとりと主張してくる。
奥に微かな樽香を感じる。
味 :やはりフレッシュさに代わり甘さが主体となる。
余韻はややビター優勢と言った感じ。これはこれでいいバランス。
・ハイボールで飲んでみる
味:青りんご、洋梨のようなフレッシュな爽快さは炭酸でも割り負けない。
それらが遺憾なく存在感を示す。やや甘みに振れたハイボール。
・総評
じつはボトルチェンジしてからというもの飲み進めても現行にはあまりいいイメージがなかったのだけれど、今回きちんと向き合って飲みなおしてみると青い果実、爽やかな中にある蜜のような甘さといったリベットの「らしさ」というのは全く色褪せてなく、むしろフレッシュさで勝負をしているような印象を受けた。
飲み方を選ばないオールラウンダーと言えるが、このウイスキーのスペックを存分に楽しむならやはりストレート。
ノンピートの製法にこだわった爽やかでフルーティなまさしくスペイサイドの手本といえる味わいが、そこに、ある。
・・・というのが感想だが旧ボトルを最後に飲んでから久しいのでまた飲みなおしてみたいと思う。
旧ボトルは終売ということもありやや高騰しつつあるものの、まだまだ手に入るレベルなので気になった方は手に取ってみるのもいいかもしれない。
初心者向けと言われがちだけれど、ウイスキーを飲み慣れた人でもこれを飲んで振り返ることで新たな発見につながり楽しめる一本だと思った。
・おまけ かつてグレンリベットを名乗った蒸留所たち
ちなみにぜんぶスペイサイド。
アベラワー オルトモア バルメナック ベンロマック
コールバーン(閉鎖蒸留所) コンヴァルモア(閉鎖蒸留所)
クラガンモア クライゲラヒ ダルユーイン ダフタウン
グレンバーギー グレンデュラン グレンエルギン
グレンファークラス グレングラント グレンキース
グレンロッシー グレンマレイ グレンロセス
インペリアル(閉鎖蒸留所) ロングモーン
マッカラン ミルトンダフ スペイバーン
こうしてみると今でも健在かつ名のある蒸留所だらけであり、ひとときの経歴はどうであれ今まで生き残ってきた確かな力を持つ蒸留所だということがわかります。
・所感
余談ですが、ザ・グレンリベットには愛飲家の会員サイト「ザ・グレンリベット ガーディアンクラブ」なるものが存在しますわよ。
入会費、年会費は無料で、ガーディアンクラブ内のポイントプログラムを利用すればタダでグッズがもらえたりするのでリベットファンなら登録しておいて損はありませんわね。
以前はイベントの開催も盛んに行われていたようだけれども最近はコロなんとかの影響か静かになっているようですわね。。。
初めてリベットを買った当時の購入履歴をみたらamazonで一緒に資格試験の参考書を買っていておハーブ生えましたわよ。
・次回
・前回