こんにちは。もう一度、こんにちは。
前回説明したので前置きは短めにしておきます。
左から
「ザ・グレンリベット ナデューラファーストフィルセレクション」
「スリーシップス 5年」
「ウシュクベ リザーブ」
これら、「2021年で微妙に思った3大ウイスキー」を再評価しようのコーナー3部作。
中編である第2回はこちら。
ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィルセレクション
THE GLENLIVET NADURRA FIRST FILL SELECTION
蒸留所名:グレンリベット蒸留所(スペイサイド)
内容量:1000ml
アルコール度数:48%
購入時価格:7,562円(税込)
#25にてレビューした「ナデューラファーストフィル」。
これ自体はだいたい3年前くらいから持っていて、開栓当時はいまいち良さがわからず、さらに#25でのレビューでもいまいち良さがわからないとかいう2連敗を喫しているボトルです。
当時の記事はこちら。(2021年8月4日)
当時の記事の不満要素としては
・個性に欠ける
・リベットなのはなんとなくわかるけど掴みどころがない
みたいな感じで極力オブラートに包んでブー垂れています。
・ストレートで”再び”飲んでみる
※当時のレビュー
香り:香り立ちは主張が激しくなく品がある。リベット特有の青い果実の爽やかさの中にバーボン樽由来と思われるバニラのような香りがついて回る。奥にはきっちりと樽香が構えている。
味 :黄色いフルーツを連想される酸味を伴った甘さ。余韻にはやや強めのビターさが残る。
香り:バナナのような香り。追って溶剤のような香り。
バーボン樽の特徴が色濃く出ている。
奥にはリベットっぽい爽やか感。
味 :そこそこのアルコール刺激。酸味。南国っぽいフルーツ感。
エステリー感。べつにストレートでもふつうに飲める。
・ハイボールで”再び”飲んでみる
※当時のレビュー
味:風味が優しすぎて何もかもが霧散して残らない。探しているうちに一杯がすぐ空になった。確かに華やかさは感じるがなんというか持続力が無いので感覚を手繰らせているうちに去ってしまう。そんな感じ。
味:やはりバーボン樽の特徴が突出している。
バナナ、マンゴーみたいなフルーツ感にウッディさ。
アラン10年みたいな感じ。
というか昨日飲んだアラン10年のハイボールよりこっちのほうが好きかもしれん。
・総評
何もないと酷評したような気がするが「何か」はある。
ネガティブな感想としてはバーボン樽の影響を受けすぎてリベットである必要ある?って思うくらいで正直よくできたウイスキーだと思う。
そもそもファーストフィルというコンセプトなので樽の性質が色濃く出てアタリマエなのだ・・・
ぶっちゃけバーボン樽の要素が強すぎるウイスキーは好みではないのでそこんところで評価を落としたのかもしれない。でもこのボトルはアリ。
くどくない。嫌味もない。
そういう面ではベースであるリベットの酒質に合ってるのかもしれない。
当時はハイボールを飲んだ時に「何もない」と評価したが、確かに薄まりすぎるのはある。
そこのところもカスクストレングス仕様のほうを買えばいい話なので特に問題はないでしょう。
こちらの加水仕様でハイボールを飲む際は気持ち濃い目を意識して作るとちょうどよくなり美味しいです。
すごく肯定的な文章。はい、リベンジ成功~~~~~~
・所感
3度目にしてようやく掴むことができましたのよ。
わかりやすさは無いけれど、楽しみ方は必ずある。
そういう難易度の高いウイスキーをあーでもないこーでもないとウンウン頭を捻って飲むのは楽しいですわね~!!
終売となったナデューラオロロソとは違い、こちらはまだまだ現役で販売していますのでこの高難度に興味があればぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
気軽に買える価格ではありませんけれどね…
次回、最終回
「アイツ」を飲みます。
・次回