なもなきアクアリウム

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すきなこととかたのしいことをつれづれなるままに

【レビュー】#27 『オールドパース オリジナル』は力強いコシの100%シェリーブレンデッドモルト。

自分のウイスキーの購入に際して、レビュー記事の存在は大いに影響しています。

しかし、メジャーどころ以外だとあんまりレビューがされていない銘柄も多々あります

。ならば、「この世にレビューがないのなら、我がレビューになればいい。」などという境地に達するときもたまにあります。

 

第27回はそんなボトル。

  

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オールドパース オリジナル

OLD PERTH  THE ORIGINAL

製造元:モリソン・スコッチ・ウイスキー・ディスティラーズ社(旧モリソン&マッカイ社)

内容量:700ml

アルコール度数:46%

ブレンデッドモルト・スコッチウイスキー

購入時価格:3,600円(税込み)

 

 

 

インディペンデント・ボトラーであるモリソン・スコッチ・ウイスキー・ディスティラーズ社がリリースするブレンデッドモルトスコッチ。

 

「インディペンデント・ボトラーとは、単純にボトラーズ」とも呼ばれる独立瓶詰業者のことです。蒸留所から原酒と樽を買い付け、独自に熟成・瓶詰・ラベリングをして販売しています。蒸留所からのリリースは「オフィシャル」と呼ばれます。

オフィシャルと比べるとやや値は張りますが、ボトラーズからのリリースはオフィシャルにはない特色を持ったウイスキーであることが多く、玄人ウイスキー愛好家はボトラーズに行きつく・・・という勝手なイメージを持っています。

 

オールドパース」の名スコットランドのハイランド地方・ローランド地方の境目くらいに存在するパースの町に由来しています。かのデュワーズ「フェイマスグラウス」「ベルなどが生まれた町として知られています。

このオールドパース オリジナル」は厳選されたシェリー樽熟成原酒をヴァッティングし、ノンカラー、ノンチルフィルターでボトリングされています。

 

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オールドパースで検索すると絶対オールドパー スーペリア」が一緒に引っ掛かります。あちらはグレーンを使用したブレンデッドウイスキーなのに対してこっちはモルト原酒のみのブレンデッドモルトウイスキーです。

 

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コルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

で、トップには金属製のエンブレムが。かっこいい。

 

 

・公式評

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RICH IN FLAVOUR, REMARKABLE BY NATURE, OLD PEARTH BRINGS TOGETHER THE SMOOTHEST SHERRY-MATURED MALT WHISKIES FROM THE FINEST DISTILLERIES.

SOPHISTICATED SHERRY-SWEET TONES AND SUBTLE SPICE ARE THE HEART OF THIS ORIGINAL MALT, GIVING WAY TO WARM DRIED FRUITS AND HONEYED CLOVES.

豊かな風味と優れた性質を持つオールド・パースは、最高級の蒸留所で生産された最も滑らかなシェリー樽熟成のモルトウイスキーを集めたものです。

洗練されたシェリーの甘い香りとほのかなスパイスがこのモルト原酒の中心となり、温かみのあるドライフルーツや蜂蜜を含んだクローブの香りが広がります。(DeepL)

 

クローブというのはスパイスの名前です。

海外公式サイトを見に行ったら箱に書いてある説明と同じものが載っていたのでこれを公式評とします。

 

 

・ストレートで飲んでみる

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色 :ややゴールドな琥珀

香り:強烈なシェリーの甘い香り。そのレーズン香はドライフルーツというよりはフレッシュさを感じる。奥にはモルトの甘い香りが漂う。アルコール度数46%だが全くカドが立っていない。

味 :香りの強烈さとは裏腹にややまったりとした口当たりで優しい甘みが広がる。余韻には樽由来のビターさが顔を出す。

 

 

・ロックで飲んでみる

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香り:シェリー香はやや後退してモルトの香りとのバランスが良くなる。メープルシロップのような香りも感じるようになってきた。

味 :冷却されたことによって粘性が増し下に絡みつくフルーティな甘みと苦み。ビター感はそこまで変化はないが余韻には長く残る。悪くない。

 

 

ハイボールで飲んでみる

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香り:注いだ瞬間から判る。割り負けていないと。

味 :シェリー香とビターさのバランスに拍車がかかり絶妙に良くなる。変に引き延ばされた感もないので好意的なフレーバーばかりが顔を出し非常に心地いい。

 

 

・総評

方向性はホワイト&マッカイ13年に近いものを感じた。が、こちらはブレンデッドモルトということもありボディが段違い。さらに甘さ特化みたいなあちらに対してこちらは程よいビターさも備えているので飲みつかれしないのがブレンドの妙だなぁと感じられるポイントだった。

飲み方に関してはどう飲んでも期待以上のパフォーマンスを見せてくれるが、やはりハイボールをおすすめしたい。ブレンデッドのハイボールはグレーン原酒が伸びバランスを取ってくれるのに対して、ブレンデッドモルトのこちらはもともと持っている個性全体のバランス感覚でハイボールを飲ませてくるので「フッ・・・そうか、かかってこい!!!!!!!!!!!!!!」という気概で飲めてテンションが上がった。

 

 

・所感

↑ ・・・なに言ってるんですの?

 

味わいに関してはグレンファークラスに近しいものを感じましたのよ。オールドパースの他のラインナップではグレンファークラスの原酒が使われていることが明言されているのをどこかで見たことがありますのでこちらにも入っていてもおかしくはなさそうですわね。

シェリー系ウイスキーでよくグレンファークラス感という言葉を使いますがこのファークラス感というのはオロロソシェリーの感じなんでしょうか?グレンドロナックは別物の方向性を感じますのでそういうことだと思っておりますわ。

 

情報収集で海外公式を眺めていたら、2021年秋に「オールドパース12年」がニューリリースされるみたいですわね!!!!!!!!!

↓ ソース(海外公式)

https://www.oldperthwhisky.co.uk/aged-collection

 

これで余計に「オールドパースーペリア」と検索がややこしくなりますわね…

度数は46%、ノンカラー、ノンチルフィルターなので「オリジナル」の正統進化系みたいな感じでくるのかしらね?

 

他にも恒常ラインナップで58.6%のカスクストレングスも存在しますので興味のあるお方はそちらも試してみるといかがでしょうか?